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ハーバード大学の学長さんが訪日され、記者会見や鳩山首相にも面会されたそうだ。 小さな記事だったので見逃されがちだが、その小さな記事は僕には大きなショックだった。 かねてより日本の子供たちの「引き篭り」や「しらけ」が話題となっているが、ますます引っ込みつつあるようで、何と今年のハーバード大学に日本の子供はたった一人しか入学しなかったらしい。 学長さんは「日本の学生は留学するより日本の大学に通った方が将来的に有利と考えているようだ」とも発言されたそうだが、こんなことでいいのだろうか。 2050年には世界の人口は90億人になるのに対して、日本の人口は一億人を割る。人口の比率でパーティをやれ…
[ 2010/03/19 16:30 ] コメント(3)
恒例のフォーブス誌による世界の富豪リストが発表された。 今回の一位はこれまで14年間一位を続けてきたマイクロソフトのビル ゲイツ会長が初めて首位の座をメキシコのカルロス スリム氏に譲り2位、そして2位だったあのウォーレン バフェット氏が3位になった。世界で十桁(10億ドル)以上のお金持ちは1011人。前年の793人から大幅に増えている。世界中が一昨年のリーマンショックの後遺症でガタガタになったなかで、富豪の数が増えているのは興味深いことだ。 あのウォーレン バフェット氏がいみじくも喝破しているように、彼らは世界中が混乱に陥っている過去2年間に、これは黄金の雨だとバケツを持ち出し、チャンス…
[ 2010/03/12 17:53 ] コメント(8)
あのドラッカー教授が「断絶の時代」を書いたのは1960年代のこと。 当時の先進国が軒並み植民地を失い、いま新興国として力をつけつつある国々が続々と独立し、東西冷戦がピークを迎えた時期だった。 折からベトナムではアメリカが泥沼化した戦争にはまり込み、国内では反戦ムードの高まりやヒッピーがそこいら中に溢れ、なるほどこれから世界は新しい時代に入るのかと、彼の本のややこしい内容もさることながら、タイトル通りの時代の断絶、そして新しい時代への息吹を肌で感じた時代だった。そのころ日本でも反戦運動が盛り上がり、団塊の世代が昼はデモ、夜は歌声喫茶で盛り上がっていた。 反戦をテーマとした歌もボブディランなど…
[ 2010/03/05 18:22 ] コメント(8)
戦術はタクティック、戦略はストラテジィ、ここまでは馴染みがあるし、よく「ゲームに負けて試合に勝った」、つまり戦術は下手だったが戦略としてはうまくいったという使われ方が多い。 今回のトヨタ騒動をみていてつくづく感じているが、日本のメディアは表面を騒ぐだけ。つまり戦術の稚拙をあげつらっているだけで、戦略をどうするかなどには関心がないようだ。もちろんトヨタの対応が旧来の日本の発展パターンの時代をそのまま踏襲し、社内の人事も垂直型のままだから若殿大事が真っ先にきて、結果として対応が遅れ世論を怒らせてしまったということはある。戦略としては間違えたということになるが、もうひとつ、これはなかなか日本語に…
[ 2010/02/26 19:42 ] コメント(9)
今回で10回目となった恒例の中学生・高校生・大学生対象のストックリーグ(日経主催 野村証券後援)の第一次審査を通過した選り抜きのすばらしいレポートがどさっと日経新聞から50ほどが送られてきた。これから週末を潰して採点し、順位をつけるのは審査員として、これがなかなか辛く悩ましい仕事である。 レポートのひとつひとつに頑張っている子供たちの姿が目に浮かんでくるし、担当されている先生方のご苦労も偲ばれるため、楽しみでもあるが順位つけや採点は苦しみとなる。 日本は金融や経済に関する教育が他国に較べて劣るなかで、敢えて株式や市場について学びテーマを自分で探ってポートフォリオを作るのは、子供たちには…
[ 2010/02/19 22:09 ] コメント(6)
日本語では税金を支払う人を納税者と言うが、英語ではタックス ペイヤー つまり税金を払う人となる。 何となく釈然としないのは、納めるのと払うのではかなり意味が違うのだが、どうしてこの言葉の使い方に日本では異議が出ないのかということである。 納めるという言葉には上納金のように対価を求めない感じがするが、払うという言葉は払うからには対価を求めるという感じが出る。 だからアメリカなどはいまだにティーパーティ(反税活動)活動が盛んだし、しばしば住民投票などで住民税に対する民意を問うことも多いが、納めることに馴らされたためか、日本では源泉徴収された額すら知らないサラリーマンが多い。従って税に対する…
[ 2010/02/12 18:49 ] コメント(10)
いまさらリコールで大変な目に遭っているトヨタについて、いまさら悪口を言うわけではないが、こうなるのではないかという懸念を、この欄でかなり昔に書いた覚えがある(PCの通ならすぐ何時書いたと出てくるのだろうが,どうして出すのかまだ判らん)。 なぜそんな懼れ多いことを書いたかというと、トヨタの関係者から「最近若い層に東大出が増えた。それは車好きというよりは、トヨタだからと言って入ってくる安定指向が強い。昔は自動車が好きで入ってきたのだが、これではトヨタも官僚化するのではないか。」「残念なことに本田には自動車が好きで入ってくる若者が多い。どこかでこの違いが出てくるのではないだろうか」と、大企業病に…
[ 2010/02/05 20:38 ] コメント(11)
その昔NYに赴任してほどなく、先に着任していた後輩(のちの日興コーディアル社長 金子昌資)から「三原さんってもっとすばらしい人と思っていた」と言われたことがある。 つまり思っていたほどではない、つまらん男だと言われたのだが、その理由は「NYまで折角来ているのに、ゴルフ、マージャン、ピアノバーでは日本と同じではないか、もっとチャンスを有効に使うことを心掛けろ」ということなのだが、まことにご尤もでマージャン、ピアノバーは即止めたが、ゴルフだけは安いのと近いのとで、馬鹿にされながら続けていた。 そんなことを言うだけあって、こちらが安いゴルフに興じている週末を、彼は難関のCFA(米国公認アナリス…
[ 2010/01/29 21:07 ] コメント(6)
生まれて初めて飛行機に乗ったのは昭和37年、高松から大分までの富士航空だった。戦時中のDC3機みたいな飛行機で、尻を着いて止まるタイプ。スピードが上がるにつれ尻が上がってくる感覚は今でも覚えている。当時JALは幹線のみでなかなか乗る機会がなかったが、今で言うCAは良家の子女ばかり、「化石の一期、神話の十期、向こう横丁の30期」なんて戯言は、その後CAが大量に生まれたころの話であり、いまから50年近くも前の飛行機は、それはそれは高貴なものという印象だった。 パイロットになる夢は子供のころからもっていたので、大学2年終了後受験できる航空大学校に行こうと考えて、大学の教務課に履修証明を貰いに行っ…
[ 2010/01/22 22:26 ] コメント(5)
民主党政権はかねがねビジネスや市場に対して関心が薄く、むしろ敵視しているのではないかと感じていたが、JALを巡る迷走ぶりを見てますますその感を強くしている。 子供みたいな言い方の何と多いことか。そもそもJALの問題が表面化した時には前原大臣以下財務大臣まで揃って五大臣が申し合わせをし、各大臣が署名したところからスタートしたはずの処理が、まず前原大臣が勝手にタスクフォースなどを組織して送り込み、勝手な査定を始めたために財務大臣がつむじを曲げまず離脱した。 それでも市場はまだ再建策を信じて、法的整理はしないだろうという前原大臣に引きずられて、じっと我慢をしていた個人株主も多かったはず。 …
[ 2010/01/15 22:51 ] コメント(7)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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