2010/08/20 17:37 | 言いたい放題 | コメント(3)
お盆雑感
さすが倉本聰氏の脚本だけあって、難しいテーマを感情を抑えて視聴者に考えさせるドラマになっていて、戦前生まれとして思わず襟を正したくなった。
もう10年早く生まれていたら戦争に駆り出されていた可能性もあり、いまごろは英霊として靖国神社に祭られていたかも知れないし、もう10年遅く生まれていたら、菅首相のような日和見市民運動家になっていたかも知れない。人間の運命なんて儚いものだ。
そのドラマの翌日が8月15日。本格的左翼政権かなんかしらないが、それにしても全閣僚が靖国神社に参拝をしないとはちょっと歴史を学ばな過ぎだし、だいいちご先祖さまに失礼なのではないだろうか。
それとも全閣僚の誰一人として、親戚、知人のなかに戦争で亡くなった方がいないのだろうか。ご先祖さまの営々とした営みがあってこそ、いまの自分があることを忘れているわけでもあるまい。それとも歴史には目を瞑っておけとでも言うのだろうか。 国と国家の区別すらきっと出来ないのだろう。
さて市場だが、相変わらずの定番通り円高になると株が下がる。
そして円高は国難みたいな騒ぎになるが、自国の通貨が高くなるのは国難なのか。折角の通貨高をうまく活かしきれていない体制の遅れこそ国難なのではないだろうか。円高の原因はアメリカにあるような言い方がされているが、向こうはこの40年間でドルは四分の一にも下がった国ではないか。
その国がガタガタになったために円が高くなっているとまるで被害者みたいな言われ方をしているが、これもどこかおかしい。通貨が四分の一になれば、そこの国民は日本の四分の一程度の生活しか出来ないはずなのに、何故あそこまで陽気なキリギリスになれて、かつ日本や中国の経済を支えてこられたのか、その方がよほど興味を惹くテーマになって然るべきではないだろうか。
カネだけはふんだんに持っていても、国民に豊かさを与えられない国と、カネなどなくても他国からどんどん借りて、そして通貨を減価させながら楽しんでいる国の違いは何なのだろうと考えてもいいころだろう。 日本のように資源に乏しい国にとっては、円高の方が本来メリットが大きいはず。
にもかかわらず円高=株安といった流れが定着しているのも不思議である。
マスコミの不勉強もあって、1ドル円が上がるとこの企業はうん百億の損なんてことばかりを報じているから、その株が売られるのだろうが、日本の企業だってもう40年も円高と直面しているのだから、どこかでちゃんと帳尻は合わせているし、円建てに切り替えてもいるだろう。日本中の企業がまるでJALのように無為無策ではない。そこを考えないから日本株は売られ過ぎてしまう。日本電産のように円高を利用してアメリカの大手企業を買収する企業もあるではないか。相も変らず一方的な円高は被害者という意識から脱っすることを考えてみてはどうだろう。
ドルが四分の一にまで下がる間に、NYダウは10倍、住宅価格はそれ以上も値上がりしている。だったら日本も資産価値を上げる政案、税制を総動員することだ。
そうすればもっと外国からもカネが流れ込んできて、日経平均が10倍になれば、内需など強すぎて困ることになるだろう。もっともその前に本格的左翼政権を何とかしなければなるまいが、これも国民の選択。何はともあれ生まれた国を間違えたなんてぼやかなくてもすむ国を作りたいものだ。
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3 comments on “お盆雑感”
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お盆には・・
幽霊話が相応しい・・
我が家の廊下で・・
すれ違った・・
姉さん被り・・和服・・襷がけ・・
いいなぁぁ・・
で
・・・振り返った・・誰もいない・・
初めてであり・・最後・・
一回きりだったから・・
良かったのだろう・・多分・・
毎日・・出会っていたら・・
うぅぅぅん・・
第一次・二次大戦で・・多くの人材を失った・・日本も・・
現在の日本の・・希薄さは・・大正・昭和一桁の・・人材の薄さによる・・と思える・・戦争による被害は・・ここにもあるのか・・
大戦による・・欧米のエリート層の損失も・・計り知れない・・これが今回の・・経済破綻を・・招いた可能性もある・・
人材は・・レバレッジが効かない・・
やはり
夏の怪談になる・・
そういえば・・
音も気配も無く・・
背後に・・ワインが置かれた・・気配がする・・
これも・・怪談になる・・
振り返るのが・・怖い・・・
僅か数ヶ月前、命を掛けた取り組みが不首尾に終わり、責任を取った方々が派閥争いの中心で奇声を上げておられました、宇宙人ともなると命は幾つか持っているのでしょう。現首相もなにやら心穏やかでないご様子、この100年に一度のなんたらという時に、国民の生命財産を死守するという決意は伝わってこない。為替より彼等の方が不気味です。
円高が国難かどうかは、よくわからないですけど、、、企業や国がリスクばかりを見て、短期的な見方しかできなくなっているほうがよっぽど「国難」と思います。
大卒の就職率が6割くらい。でも高卒や専門学校卒だったら、場合によってはもっと条件悪いはずです。
日本の格差は外国に比べればマシ・・・それは、そうなのだと思います。
でもその日本でも、高校にすら、経済的な理由で通えなくなってしまう子供たちもいるのです。授業料が免除とかそんなことでは追いつけない、家庭の経済的逼迫があるのです。その子もその年で、学校にいくべき時間にバイトででも働かないといけないのです。その子たちが未来を切り開くたいへんさは、そうとうなものだと思います。
外国に比べてマシ・・・そうだったから、日本は平和で豊かだったのですよね。就職ができないということは、経済的に大きなリスクを負うということで、そんな人間が増えていくなら国内消費が増えていくはずがないです。
将来に豊かさが見えない状況こそが、国難なのだと思います。
会社が円高で儲けようと、損しようと、、、円高が是正されて、さらに会社が発展しようと・・・
一度、臨時雇用で調整する味を覚えた企業が、それをやめるはずもありません。
一般社員の給料が上がることもありません。
努力した人がむくわれるのは当然としても、、、
国のいろいろな仕事にかかわる方たちが、思い切ったことをしてくれなければ・・・日本はどうにもならないように思うのです。
いままでがよすぎたのかもしれません。
甘えた人間ばかりが増えてしまったような気も、しなくもありません。
夏は過去を振り返り、襟を正す季節なのだろうなと思います。
そういうなかで、やはり、大臣という方々がだれひとり靖国神社へ行かないのは、庶民的にも残念な気がします。
それにしても・・・
まわりに前向きさが、強さが、あまりにもたりません。
何らかの起爆剤がほしい・・・そう思って、自分のまわりでも探しているのですが・・・むずかしいです。