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後進国(新興国か?)から成田に帰ってくると、日本の清潔さにほっとした気分になる。 一方で確かにイマキュレート(完璧)なクリーンではあるが、逆に他国の無秩序な喧騒に馴れた目には、こんなに静かでクリーンで大丈夫かと疑念も出てくる。 鳩山さんも辞任会見で「クリーン」という言葉をたびたび発していたが、いつから国民もマスコミも「クリーン」を求めるようになったのだろう。 もちろんいまの鳩山、小沢、両トップの「政治とカネ」については言語道断であり、サルコジやベルルスコーニのように自分のカネなら堂々と使えばいい。政治資金とからめたりするというその根性が卑しい。 「清濁併せ呑む」や「水清ければ魚住まず…
[ 2010/06/04 10:21 ] コメント(3)
平気で前言を翻したり、約束を守らなかったり、知らなかったと逃げ口上を使うと、子供たちの間で「お前、鳩るな」と言われるとか。「ハトる」とは言い得て妙で大人としては言葉もない。こんな大人の姿を見せられて、この子たちはどんな子に育つのだろう。公約をマニフェストと言い変えてキャッチフレーズ化し、あれは公約ではないと言っているのだから、次のマニフェストは「ホラフェスト」とでも名付けるべきだろう。 忘れっぽいのが世の常だが、どれだけ平気で嘘をつかれてきたか、もう忘れたのだろうか。 「嘘をつくな」「言い訳するな」「約束は守れ」と子供たちを叱ってみても、この基本の3つの言葉を次々と破る政治家たちが臆面も…
[ 2010/05/28 18:16 ] コメント(4)
カネは利益を求める一方で、安全、保全も求めるという性格がある。 日本ではリスクはとかく「危険な存在」として敬遠されがちだが、そのためリスクという言葉の本来の意味は単なる危険ではなく、リターンとセットとなっていることが忘れられがちとなる。外国のホテルなどのプールには、ガードマンが不在の折には「SWIM AT YOUR OWN RISK」という看板が出ているし、また駐車禁止の道路には「TOW AWAY ZONE.AT YOUR OWN RISK」などと書かれているように、楽しみや楽をする際にはリスクを覚悟して下さいと呼びかけている。一方変電所など本当に危険な場所には「DANGER」の表示がある。…
[ 2010/05/21 18:03 ] コメント(1)
まだ民社党がそれなりに存在感を持っていたころ(かなり昔だが)同党の大物議員に、当時の無定見なバブル潰し政策に対して政治家は経済の実体を知らない困った存在だと文句を言ったところ「政治の悪口を言うのは天に唾するのと同じ、選んだのは国民でしょ」と開き直られた覚えがある。以来民意とか国民の目線とかおいしそうな話をする政治家は信用しないことにしているが、国民もまたよほどしっかりしなければますます酷いことになりそうだ。 参議院の前身は貴族院、イギリスではいまも上院は貴族の世襲議員が多いが、日本の参議院も貴族院時代は貴族及び高額納税者で構成され、税金で歳費など支払って貰わずとも、そんなものは当てにしな…
[ 2010/05/14 14:48 ] コメント(6)
ゴールデンウィークを初めて利用して(いつもは引き篭り)旧満州へ行ってきた。混雑する時期はいつも避けるのに、今回出掛けたのは同行メンバーに凄い方々がいたからである。案の定食事のたびに中国に関して博覧強記の方々から凄い話が聞けたし、チチハル生まれ、金州育ち、最後は奉天からコロ島、そこから引き揚げという、子供の頃の危うい記憶や経験に、知識を加えることが出来たのは大いなる収穫だった。 旅の目的は「日本を愛し、彼の地に散った方々の慰安」だから、行った先は旧日本軍の要塞跡とか開拓団の方々のお墓、そして旅順では203高地など日露戦争の旧跡。(君が代、海行かば、そして唱歌のふるさとを歌う旅) 最近開放さ…
[ 2010/05/07 17:53 ] コメント(1)
ゴールデンウィークに生まれ故郷の満州に、引揚げ以来はじめて行くことにした。愛憎半ばという心境であったため、懐かしさの一方で酷い目や口惜しい目にも会い、あんなところに二度と行くものかと思っていたのだが、年月は感情を変化させるものらしい。そこで改めて満州がらみの本など読んでいたら、草柳大蔵さんの「満鉄調査部」に次のくだりがあり、わが乱暴な性格が何故生まれたのか、すとんと胸に落ちた。 少し長いがいまの時代には参考になりそうな文章なので引用してみよう。 満州に渡った青年は、心情の毛穴が拡大してしまうようである。天地が広く、準拠すべき原理が見当たらないところからきている。現代の「管理社会」のサカサ…
[ 2010/04/23 12:19 ] コメント(3)
このごろ仲間に会うと、「どうなるのですかな」が挨拶の言葉になってきた。 言うまでもなくいまの日本の迷走ぶりを心配しているのだが、そうぼやいている当人たちのかなりの人数が、民主党に投票した形跡がある。自民党にがっかりして民主党に入れてはみたものの、ここまで酷いとは思いもよらなかったと反省しているようだ。 しかし一方では民主党に投票したという弱味もあって、週刊文春の見出しのタイトルのように「バカが専用機でやってきた」とまでは首相をこき下ろすことも出来ず「だから入れるなと言ったではないか」と言われても肩を落とすだけ。 今度ばかりは自分の一票の重さがわが身にはね返って来てみて、沁みじみ思い当って…
[ 2010/04/16 15:14 ] コメント(5)
初めてネパールに行ってきた。ヒマラヤ山脈のトレッキングは日本でもよく知られているし、友人たちの何人かは既に行っているが、今回はトレッキングではなくヒマラヤとは反対のインド国境近くにある辺鄙な小さな町、お釈迦様生誕の地として世界遺産に指定されているルンビニに行ってきた。 カトマンズから小さな飛行機に乗り換えて30分あまり、1300米の高地から平地に向って降りる形になる。温度は日中35度を超えるがドライなので汗は出ない。しかし東京との温度差は30度、老体にはかなりこたえた。 今回は友人(日本人)がその地に18年もの年月と数々の試練を越えて建てたホテルの見学が主目的であり、ビジネスやマーケットと…
[ 2010/04/09 16:02 ] コメント(4)
次から次へと様々な出来事が起きる時代になったためか、あのリーマンショックも遠い昔の話みたいな感じになってきた。 人間とはいつになっても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」動物なのだろう。 もはや旧聞に属するかも知れないあのリーマン倒産の騒ぎで、アメリカの主要銀行に公的資金が注入された。その時九大銀行のいくつかは「うちは大丈夫」と、公的資金を注入されることを厭がって拒否する姿勢を見せたらしい。当時の財務長官はあの悪名高いポールソンだが、そのポールソンが厭がる経営者に何と「お前たちには愛国心がないのか、ことはお前の銀行だけの問題ではない。アメリカが危ないのだ」と一喝して抑え込んだとか。 そう言えば日…
[ 2010/04/02 13:57 ] コメント(4)
あのマイクロソフトの創業者 ビル ゲイツ氏が今度は東芝と組んで原子力発電に挑戦するらしい。いよいよ本格的なグローバルな知恵の時代の始まりである。 これまではグローバル化とは言っても、外国で工場を作って外国で売るとか、日本から外国株や投信を買うとか、主としてモノ、カネ、技術の国際的な移動が主だったが、いよいよ「知恵」と「技術」そして個人の「資金」が本格的に組むというグローバル本番の動きになってきたようだ。 「知恵」とは本来最も価値があるはずなのだが、なかなか計量化し難い。 そのためとかく日本では知恵は評価され難い。手で触れ、目で見ることが出来る、といったものには対価を喜んで払うのに、ヒト…
[ 2010/03/26 12:17 ] コメント(5)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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