2010/03/12 17:53 | 言いたい放題 | コメント(8)
日本に富豪はいるのか
今回の一位はこれまで14年間一位を続けてきたマイクロソフトのビル ゲイツ会長が初めて首位の座をメキシコのカルロス スリム氏に譲り2位、そして2位だったあのウォーレン バフェット氏が3位になった。世界で十桁(10億ドル)以上のお金持ちは1011人。前年の793人から大幅に増えている。世界中が一昨年のリーマンショックの後遺症でガタガタになったなかで、富豪の数が増えているのは興味深いことだ。
あのウォーレン バフェット氏がいみじくも喝破しているように、彼らは世界中が混乱に陥っている過去2年間に、これは黄金の雨だとバケツを持ち出し、チャンスを掬ったのである。逆張りで大きな出資をした成果である。 その結果ビル ゲイツ会長は一年前に比べて130億ドル、バフェット氏は100億ドルも資産を増やしている。
昨年の経済危機で世界中の荒んだ市場のなかで、これら多くの富豪たちはその荒野を豊かな金脈に変えているのが今回のリストの特長だろう。ちなみに日本ではユニクロの柳井社長が89位(残念だが兆円には届いていない)で日本ではトップ。
十数年前に西武の堤義明社長が世界一となって以来、日本の富豪の数も減ったしランクも下がる一方という姿は淋しいものがある。
躍進する社会主義国
もちろん生まれながら金持ち願望が生きがいの中国勢の躍進は目ざましいものがある。 今回は遂にその数89人とアメリカに次いで富豪の多い国に躍進してきた。
20年前にはその殆どの人たちは人民服に身を包み、さらにその数年前には毛語録を振りかざしていたのに、流石「面従腹背」という言葉の語源の国だけあって、放し飼いになった途端に、たった20年で一気に階段を駆け登ってきた。鳩山さんや小沢さんも中国がお好きなようだから、いまこそ出掛けていって「格差是正」とか「友愛」とかを叫んできたらどうだ。叫ぶ国を間違えているのではないか。韓国やトルコも富豪の数が一年で倍に増えているのだから、ついでにそちらも回ってくるといい。
十桁とは十億ドルだから約900億円、トップの富豪たちの資産は兆の単位なのだから、小さな国で格差是正なんて叫んでいる場合ではない。
なかでもビル ゲイツ、ウォーレン バフェット氏は巨大なこの資産を何れ寄付するのだから、子育て支援の財源探しに苦しんでいる国としては、二人に寄付でもお願いしてみてはどうだ。もちろんその前に自分の不動産や持株は寄付しておかなければ、話も聞いてくれないだろう。まず範を示してお願いしてみるといい。
当然相手にされないだろうから、次に考えるべきことは日本にも志の高い富豪を生み出す政策を考え実行してみては如何だろう。
日本に本当の富豪なんて、全くいないことに改めて気付くだろう。そこにいるのは単なる小金持ちばかりで篤志家などと呼べるのは、自分の政治家の息子に子分にくれてやれと巨費を投じたあのお母さんぐらいではないか。
自分の親みたいな母親が多くなれば、企業や組合にたからずとも、立派な政治家が出てくることを示すいいチャンスである。そのためにはまず自分が立派な政治家になって、これから子育て支援で育ってくる子供たちのモデルになるように努めれば、夢がないなんてほざいている子供たちも、再び「末は博士か大臣か」と夢を持てるようになるだろう。
日本は世界で最も成功した社会主義国らしいと言われているが、いまも社会主義を公然と唱えている中国やロシアはどんな社会主義なのかも研究してみては如何だろう。
日本にも富豪が欲しい。
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8 comments on “日本に富豪はいるのか”
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あえて。
日本は天国です。
これほど平等な国は無い。
平等に貧しくなってきたから一揆が起こったのです。
今までの政治家が悪い。
それよりも悪かったので、呆れ返った今日この頃。
不平不満は置いておいて、日本の良いところを見直しましょう。
宇宙人に乗っ取られても、暴動ひとつ起こらない、平和な国なのです。
日はまた昇ります、復活しようが、しまいが、太陽のあるかぎり…
彼の国では暴動も起こっていますし。
博士や大臣は、自分の能力をフルに活かすだけで役に立つとして、富豪ってのは他の大勢をできるだけ安く使ってナンボってところじゃないでしょうか。
ルーブルやロンドン塔の王朝の財宝を見て、トプカピ宮殿のサルタンの秘宝と出会えば、ヨーロッパやイギリスはなんと貧しい国だったのか、
と感歎する。
エメラルドでさえ、小石大が山盛りだ。
トルコの山には大理石のトルソーが転がったままだ。日本なら国立博物館に飾られているだろう。重くて持って帰れなかったが・・
日本の富豪といえば間違いなく天皇家だ。戦後国有財産になったが、不当な接収だから返してくれ、
と天皇が訴訟されたら・・勝訴できるかも知れない。
となれば、
世界に誇る大富豪が誕生することになる。
個人的にいえば・・その方が世界に誇れる気がする・・・
国の代表を努める方々が法の抜け道を華麗に潜り抜け、言動の不一致は日常茶飯事、これではどれ程立派な道徳教育でも「百日の説法屁一つ」ではないでしょうか。これ案外重罪ではないのかな?と思うのですが。何故、罪を犯した侍に切腹という残酷な刑を科していたのか、侍という公共性の高い存在が社会に与える影響を考慮したからではないのでしょうか。侍は身の処し方も立派であるべき、現代の政治家は屁のままでいいのでしょうか。
仰る通り、まずは言い出しっぺの鳩山さんが範を示すべきですよね、社民党の福島さんなども結構な内部留保をお持ちの様子です。彼等の個人資産で景気回復は無理でしょうが、国のトップが範を示せば、まずは篤志家養成への大きな一歩になると思います。
日本で富豪が出ない理由。情報屋さんは詳しいはずですが、逆張りといっている段階で違うのではないでしょうか?
冷戦が終わった後、CIAは今後の仕事の3分の2は経済戦争に使うと公的に言いました。日本の弱いところは諜報活動ですね。それと戦後のGHQ時代から続く、日本弱体化政策、マスコミ等は富豪を作らせませんね!
日本政府は賢かった!
誰にも言ってはいけないお話
俺はアモイの仙人
昨年末の「沖縄初夢」
に続く第二弾です。
今日は将来の日本のケイザイの着地点を予想したい。
「勝手にしやがれ」
歌の題名ではない。
今現在の日本の財政状況である。
QUOTE
2010年、日本の財政赤字はGDPの7.8%に達する見込みだ。
国際通貨基金(IMF)の試算では、
日本が2030年までにGDP比の債務残高を80%に抑えるためには、
2020年までに構造的な財政赤字を
GDP比13.4%削減しなければならないという。
IMFが日本以外の国に対しては
債務残高の目標をGDPの60%に設定しているという事実を
考慮に入れても、
日本に課せられた削減幅はどの国よりも大きい。
しかし、
この問題が20年間かけて積み上がってきたことを考えると、
なぜ今になって危機に発展するのだろうか?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3010?page=2
UNQUOTE
そうなのだ日本は世界の基準では
考えられないところを
うまく走っている。
いかに借金が増えようとも
日本政府は借金体質を維持してきた。
これからもうまくやっていけるものと信ずる。
だが
借金と言うのは貸す人がいてできる。
今までは日本人が蓄えてきた
1400兆円これが
国債へと流れてうまくバランスが取れてきた。
この1400兆円は企業が世界中から設けた金である。
今も日本国は貿易及び貿易外収支の総額では黒字がつづいている。
そう国としては大変な大金持ちなのだ。
だが困ったことに
日本の企業はお金の使い方を知らない
それで貯めるのみ!
この金を政府が税金で取り上げ代わりに使ってくれている。
企業だけではない
国民もお金を稼いでも使い方を知らなかった。
給料として国民が持ちすぎた。
この金を使うために政府は借金を続け
国民の代わりに使ってくれた。
借金を増やした国に我々国民は
お礼を言わねばならぬ。
これからもこの流れは続こう、
何処まで続くかは日本が貿易収支で黒字を出し続ける限り
続くことができる。
仮に日本政府と社会がお金をつかわず
貯金をしてきていれば
そのお金は米国国債に流れ
米国国民が使うお金に流れた。
そしてその金利で日本国民は一生涯遊んで
食え、暮らすお金を持っただろう。
だがそのような生活は
国民孫子には良くない遺産である。
子孫に美田を残さず!
其故借金を子孫に残した。
借金を日本にのこすと言うガ
日本が戦後汗水流して働き稼いだ金である。
繊維製品を作り電気製品をうり
鉄を作り自動車を海外へ輸出し稼いだ金。
この金を米国債としてくれてやるよりは
道路や箱物そして港湾空港整備に利用した。
企業では使えない金を政府が代わりに使ってやった。
だがこの借金は親が子に残すも
国の整備のカタチで金を使った。
この何処が悪いのか
悪ければ言ってみろと政治家は啖呵を着るべきなのだが
誰もこの辺のところがわかっちゃいない。
勝海舟が生きていたならそういうだろう!
「アメリカなんぞに米国債で稼いだ金をくれてやるぐらいなら
日本中を学校屋寺子屋、そして橋と港でうずめてやる!」
と。
金融資産がどれほどあるのか全く知りませんが、今渦中のトヨタ社長、ある意味、日本一の権力者のはず、だったのでは?
その源がどこにあるのか、創業者一族というところに求心力を求めることは、さて、どうなんでしょうか?
ホンダと対照的ですね。
日本の有名企業の社長100名が、いろいろなボランティアに率先して取り組めば、それを本気で行い、控えめに広報すれば、なにかが変わってくるような気が。
そう、お金儲けだけが世の中じゃない、と。
日本には、鳩山由紀夫と小沢一郎と言う富豪がいるではありませんか。
蓄財のやり方は、ちょっと違うようですが。