2022/06/06 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(6/5~11)ロシアのウクライナ侵攻、OPECプラス増産合意(米・サウジ)、上海ロックダウン解除、韓国地方選
6月に入り、さらに暑くなってきました。朝はさわやかですが、日中は部屋にいると暑いです。扇風機だけでなく、ときどきエアコンもつけるようになりました。
初夏といえば、グッチーポスト恒例の「超大盛りの瓶詰め生うに」のシーズンです。先週から今年の販売が始まりました。
毎年、このうにの瓶をみるとぐっちーさんの思い出がよみがえります。冷えたシャブリと一緒に、焼海苔も添えて食べておられました・・などと書いていると、ぐっちーさんよりうにの美味しさで頭がいっぱいになりますが(苦笑)。
編集部がうにの魅力や食べ方などご紹介してくれると思いますので、よろしければ編集部メルマガもチェックして見て下さい。メルマガ読者の方への特典なども検討しているところなので、ご期待下さい。
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先週の動き
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5/29(日)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がハルキウを視察
・バイデン大統領夫妻が銃乱射事件が起こったテキサス州ユバルディの小学校を弔問
・コロンビア大統領選挙(1位グスタボ・ペトロ元ボゴタ市長、2位ロドルフォ・エルナンデス、6/19に決選投票)
5/30(月)
・メモリアルデー(戦没者追悼の日)
・ロシア・トルコ、ウクライナ・トルコ首脳電話会談
・EU首脳会議(ロシア産原油の輸入禁止で合意)(ブリュッセル、~31日)
・習近平国家主席が李家超(ジョン・リー)次期香港行政長官と会談(北京)
・中国・太平洋島国外相会合(オンライン)
・台湾国防部が中国軍の戦闘機など30機の防空識別圏(ADIZ)への侵入を発表
・WHO理事会(ジュネーブ)
・イランの革命防衛隊が5月27日にペルシャ湾でギリシャ船籍の商船2隻を拿捕したと米中央軍が発表
5/31(火)
・バイデン大統領が「ウクライナでアメリカがすること、しないこと」と題する論稿をNYタイムズに寄稿
・米国がウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」を供与すると発表
・米・NZ首脳会談(ワシントンDC)
・バイデン大統領がBTSと面会(同)
・米連邦最高裁がテキサス州のSNS規制を禁止する法律を差し止める判決
・台湾の蔡英文総統が米国のダックワース上院議員と会談(台北)
6/1(水)
・米サイバー軍のナカソネ司令官がロシアに攻撃的な作戦を実施したと英スカイ・ニュースへのインタビューで発言
・ドイツのショルツ首相がウクライナに短距離対空ミサイル・防空システム「IRIS-T」を供与すると表明
・デンマークでEUの共通安全保障・防衛政策への参加を問う住民投票が可決
・ロシア軍の核兵器を扱う部隊がイワノボ州で演習しているとロシア国防省が発表
・クレジットデリバティブ決定委員会がロシアのドル建て国債の利払いに不履行が生じたと判断
・米国と台湾が「21世紀の貿易に関する米台イニシアチブ」の設立を発表
・オクラホマ州タルサの病院で銃撃事件
・上海市がロックダウンを解除
・韓国統一地方選挙(与党「国民の力」が17の主要選挙のうち12で勝利)
・イスラエルとUAEがFTAを締結
6/2(木)
・バイデン大統領とNATOのストルテンベルグ事務総長が会談(ワシントンDC)
・米国がロシア追加制裁を発表(ロシアとベラルーシの71団体、プーチン大統領所有とされるヨット、プーチン大統領と親しいチェロ奏者、オリガルヒ5人、ザハロワ外務省報道官らを制裁対象に追加)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がルクセンブルク議会向けにオンライン演説
・ウクライナ中銀が政策金利を引き上げ(10→25%)
・米国務省が21年版の「世界の信教の自由」に関する報告書を発表
・バイデン大統領が銃乱射事件に関する演説
・台湾の国民党の朱立倫主席が訪米(~12日)
・OPECプラス閣僚級会合(7月と8月の増産で合意)(オンライン)
6/3(金)
・EUがロシア追加制裁を発表(プーチン大統領の恋人とされるアリーナ・カバエワらを制裁対象に追加)
・日米韓の北朝鮮に関する実務者協議(ソウル)
6/4(土)
・EUのロシア産原油の輸入禁止措置が発動
・天安門事件から33年
●ロシアのウクライナ侵攻
ロシア軍によるウクライナ侵攻は、本日(6月6日)で105日目を迎えました。100日目を迎えた時点でゼレンスキー大統領は、インスタに動画を投稿し、「我々は100日間、この国を守った」「不可能と思われていたことをなしとげた」と述べました。
ロシア軍は、引き続きルハンスク州のウクライナ軍の最後の拠点であるセベロドネツクとリシチャンスクの攻略に力を注いでいます。セベロドネツクでは市街戦に突入し、同市の8割を占領したと発表。一方、ウクライナ軍は局地的な反攻に転じ、2割を奪還したと発表しています。
ロシア軍はスラビャンスク方面でも攻撃を行っていますが、ウクライナ軍の反攻に妨げられ、ほとんど前進がみられません。また南部のヘルソンではウクライナ軍が反攻を続け、一部を奪還しつつあります(地図はこちらをク参照)。
ただスラビャンスク方面では、ロシア軍の砲撃でウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)のスヴャトヒルシク大修道院が炎上しました(修道士と修道女も犠牲に)。ウクライナには、モスクワ総主教庁系の「ウクライナ正教会」(UOC)と18年に創設された独立系の「ウクライナ正教会」(OCU)の2つの正教会がありますが、この修道院は前者であり、ロシア人の正教徒にも衝撃を与えるはずです。なおUOCは、モスクワ総主教キリル1世の戦争擁護に反発し、5月末に関係の断絶を宣言していました。
EUは、追加制裁第6弾として、ロシアの海上輸送される石油と石油製品を年末までに段階的に禁止することを決定しました(パイプライン経由の輸入は当面対象外)。また、ズベルバンクのSWIFT排除、プーチン大統領の恋人とされるアリーナ・カバエワの制裁なども決定しています。
米国も、追加制裁として、ロシアとベラルーシの71団体、プーチン大統領所有とされるヨット、プーチン大統領と親しいチェロ奏者、オリガルヒ5人、ザハロワ外務省報道官らを制裁対象に追加することを発表しました。
またバイデン大統領は、「ウクライナでアメリカがすること、しないこと」と題する論稿をNYタイムズに寄稿し、高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」の供与を表明しました。しかし米国はプーチンの失脚を目標とはしておらず、ウクライナが国境を越えてロシアを攻撃することは認めない、ロシアに苦痛を与えるために戦争を長引かせることはしない、大事なのは「ウクライナ抜きのウクライナはあり得ない」ことであって、ウクライナに領土の譲歩を迫ることはしない、紛争を交渉で終わらせるためのウクライナの努力を支援すると表明しました。
こうした最新の動きを踏まえ、現状と展望について解説します(※メルマガで解説)。
●OPECプラスの増産合意(米・サウジ関係)
OPECプラスが7月と8月の増産量を日量43万2,000バレルから64万8,000バレルに引き上げると発表しました。もともとは7~9月に3か月かけて129万6,000バレル増産する予定だったものを2か月間で達成することで、増産ペースを加速させるものです。
今回の合意は、原油価格の動向のみならず、むしろそれ以上に、米国とサウジの関係を考察する上でも示唆に富むものです(これまでの両国の関係については以下の記事参照)。そのポイントを解説します(※メルマガで解説)。
・「米国の石油備蓄の放出(米・サウジ関係)」(21/11/29)
●上海のロックダウン解除
上海市政府が市内の居住区の大部分の封鎖を解くことを発表しました。ほぼすべての社会活動が再開され、全ての企業の操業も再開します。
今回の決定は、「ゼロ・コロナ」政策にこだわる中国にしては、思ったよりも迅速に見える動きです。特に最近、習近平体制内で不協和音が生じているとの報道が続いていたこともあり、政局を分析する観点からも注目されています。ポイントを解説します(※メルマガで解説)。
●韓国統一地方選挙
韓国で統一地方選挙が行われました。与党「国民の力」がソウル市長選を含む17の主要選挙のうち12で勝利するという地滑り的勝利をおさめました。今回の選挙の意義についてコメントします(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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(※メルマガで解説。)
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あとがき
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■ 「トップガン」続編から中国資本撤退、その理由は(5月30日付ウォール・ストリート・ジャーナル)
『トップガン マーヴェリック』の予告編で日本と台湾の国旗が見えなくなっていたが、本編では復活していた件、やはり出資者であるテンセント(中国)からの提案(圧力)があったのですね。結局テンセントは撤退し、中国でも公開しないことになったとのこと。中国でも楽しみにしていた人は多かったでしょうに、残念なことですね(まあ、見たい人はどうにかして見るのでしょうけど)。
おそらくロシアでも見ることはできないでしょう。『トップガン』はロシアでも大変な人気がある作品なので、残念に思うロシア人も多いはずです。ちなみに子供の頃に前作を見たとき、私は勝手に敵はソ連と思っていたのですが、そこはさすがに特定されていなかったのですね(敵機の名前は「Mig-28」というソ連製の架空の戦闘機だが、実際は米国製のF-5だった)。まあどちらにしても、当時ソ連国内で見ることはできなかったのですが。なお今回の映画も、ターゲットの国は明らかにイランでしたが、そこは特定されていませんでした。
映画の感想について、ネタバレになってしまうので詳しいことは書けませんが、とにかく思ったのは・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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