2022/01/28 06:00 | 中東 | コメント(0)
アフガニスタン現代史(7):米国の撤退とタリバンの復権
「アフガニスタン現代史(6):新共和国の復興と苦難」(21/12/7)の続きです。
前回は、カルザイ政権下でのアフガンの統治、タリバンの復活、ブッシュ政権からオバマ政権に引き継がれるまでを解説しました。
今回は、オバマ政権、ガニ政権、トランプ政権、そして米軍の撤退とタリバンの復権までを解説します。長きにわたった連載も、ついに最終回となります。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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アフガニスタン現代史(7):米国の撤退とタリバンの復権
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●米軍の増派と撤退宣言、ビンラディン殺害
●米国とタリバンの和平交渉
●米軍の撤退とタリバンの復権
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あとがき
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■ 「007映画の見過ぎ」 中国、スパイ警告の英国に反発(1月15日付AFP)
英国の国内治安を担当する情報機関である「MI5(Military Intelligence Section 5)」が、中国共産党の工作員とみられる女性弁護士(クリスティン・リー)が英議員に献金を通じて政治的な介入を行っているとの異例の警告を発しましたが、これに対し中国外交部の汪文斌報道官は、「007映画の見過ぎだろう」と嘲笑するツッコミ。
そういえば中国の国営メディアの新華社通信は、年始に「0.07 No Time to Die Laughing」というパロディ動画を制作して公表していました。
主人公の「0.07」こと「ジェームズ・ポンド」が「0.06」こと「ブラック・ウィンドウ」(ブラック・ウィドーのパロディ)という女性スパイと中国のスパイの脅威について話し合うのですが、「何が哀れかといって、我々は中国の『債務の罠』なんていうウソを使って予算を獲得していることだ」とか、CIAから「ファーウェイの電話は買うな」と言われると、「なんで私が買おうとしていることを知っているんだ?また盗聴したのか?」などと言って、欧米の批判に皮肉で反論しています。実にしょうもないパロディですが、まあ演出など凝っていますね・・。
なおこのツイートには、MI5の長官が「関心をもってくれてありがとう、宣伝までしてくれて!」とコメントをしていました。国営メディアと情報機関のトップがお互いをイジりあうというSNS外交の時代ですが、これはこれでコミュニケーションが成り立っていて、緊張緩和につながっているのかもしれません。
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