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2021/08/24 09:00  | 中東 |  コメント(0)

タリバンのアフガン制圧


タリバン、抵抗勢力最後の拠点パンジシールへ数百人派遣(8月23日付AFP)

先週、タリバンが圧倒的な攻勢を見せ、カブールを陥落(以下の記事参照)。わずか2週間足らずでアフガンのほぼ全土を制圧しました。

「タリバンの進撃」(8/16)
 
タリバンは「アフガニスタン・イスラム首長国(IEA)」の樹立を宣言。記者会見を開くなど積極的な情報発信を始めました。タリバンの報道官は、自国メディアで女性キャスターのインタビューに応じ、欧米メディアにも出演し、「米国とは戦わない」「すべての人に恩赦を出す」「『イスラム法の範囲内で』女性の人権を守る」などと発言。20年前とは異なり、融和的なメッセージを強調しています。

一方、国内では抗議デモが起きていますが、それに対して発砲したり、女性の市長やジャーナリストは虐待にさらされることを恐れていると述べています。カブールでは女性の写真が排除されている光景が見られます。タリバンの幹部の1人は「民主的な制度はなくなる」とインタビューで述べました。

国際社会はおおむね静観する姿勢を見せていますが、カナダのトルドー首相は「タリバンを承認する予定はない」と宣言。一方、中国の王毅外相は「タリバンには圧力を加えるよりも政権移行に向けた支援を行うべき」と発言。パキスタンのイムラン・カーン首相は「アフガニスタンは奴隷の束縛を打ち破った」と述べました。

アフガン情勢はまだ不透明な部分が多く、確固たる見通しを述べることはできませんが、現時点でのポイントを述べます。バイデン政権に与える影響や諸外国の対応についてもコメントします。

※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。

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タリバンのアフガン制圧
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●タリバンの支配
●アフガンの内戦
●バイデン政権の対応
●中国の対応

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あとがき
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五輪=空手男子組手75キロ超級、イラン選手が反則勝ちで金(8月8日付ロイター)

ちょっと前の話題になってしまいますが、東京五輪の空手の組手の決勝でサウジの選手とイランの選手が対決。サウジは日本代表の荒賀選手を破って決勝に上がってきた選手です。

試合はサウジの選手がリード。そしてイランの選手が中段突きで飛び込んだところでサウジの選手はカウンターのタイミングで回し蹴り。これが顔面に入り、イランの選手は失神。サウジの選手はガッツポーズをとりましたが、あえなく反則負けになりました。

ルールはルールなので仕方ないことですし、両選手は最後にハグを交わして健闘を称え合ったようです。しかしサウジ対イランという敵対国同士の勝負だったことから、サウジでは今回の結果に抗議する声が上がった模様。審判がトルコ人だったことから、トルコとイランの陰謀だとの見方もネットでは広がっていました。

オリンピックやワールドカップのような大規模な国際大会では、往々にしてこうした国際関係に影響された(?)対決が起こるものですが、なんとも残念な幕切れになってしまいました。それにしても空手って中央アジアや中東の選手がすごく多いんですよね(だからこそ決勝がこういう組み合わせになったのだろうとも思います)。たしかに私のイラン人の友人も空手をやっている人が多かったです。何かこの地域の人々に訴えかける魅力があるのか気になりました。

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