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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2019/08/02 05:00  | 欧州 |  コメント(4)

ボリス・ジョンソン首相の誕生

ボリス・ジョンソン前外相、イギリスの次期首相に決定 英保守党党首選(7月23日付BBC)
英ジョンソン新内閣、閣僚入れ替えでブレグジット派多数に(7月25日付BBC)
ジョンソン首相、合意なき離脱を追求=英スコットランド行政府首相(7月30日付ロイター)
ジョンソン氏、交際相手と英首相官邸に入居(7月30日付AFP)

ついにボリス・ジョンソン首相が誕生。予想されていたとはいえ、まさか本当にこんな日がやって来るとは・・と英国と欧州では動揺の声が上がっています。

ボリス(英国人は彼だけは例外的にファースト・ネームで呼びます)の人となりについては、沢山の報道が出ているので、ここでは立ち入らず、新鮮なエピソードとして、冒頭記事の交際相手との入居を紹介するのにとどめます。ただ、その大きな特徴である自己愛の強さ、無謀・無責任ともいえる大胆さは、メルマガ本文で述べるとおり、今後の展望を考える上で重要な意味をもちます。

ボリスは、10月末までに必ずBREXITを実現する、「たらればはない(no ifs, no buts)」と豪語し、合意なき離脱もいとわない姿勢を示しています。

先週の記事で、ボリスが本当にその言葉どおりに合意なき離脱に突き進むかは分からない、とお伝えしましたが、新政権の発足を受けて、現時点での見通しをお伝えします。

「英国の新首相の就任」(7/22)

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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ボリス・ジョンソン首相の誕生
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●ボリス政権の陣容
●合意なき離脱か総選挙か
●トランプ政権との関係とイラン政策

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あとがき
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クリケットW杯、イングランドが初優勝 前回大会の雪辱晴らす(7月15日付BBC)

イングランドがニュージーランドを破って初優勝・・ラグビー・ワールドカップではありません(笑)。日本ではなじみがないと思いますが、クリケットは、世界最大規模の競技人口と人気を誇るスポーツです。

コモンウェルス(英連邦)の国々ではすべからく人気がありますが、特にインドとパキスタンにとっては文字どおり「国民的スポーツ」。インド対パキスタン戦は、結果によっては武力衝突に発展しかねないほどの盛り上がりを見せます。人口13億と2億の国の国民的スポーツですから、世界的スポーツになるのも当然といえます。

それにしても、クリケット発祥の地であるイングランドが初優勝というのは意外でした。歴代ワールドカップの優勝国を見ると、豪州が5回、インドが2回、パキスタンとスリランカがそれぞれ1回。パキスタンが92年に優勝したときのキャプテンは現首相のイムラン・カーンでした。これについては以下の記事で詳しくお伝えしました。

「パキスタン現代史(3):イムラン・カーンの新政権」(18/9/28)

インドやパキスタンに行くと、街中の広告、テレビ番組、スポーツ用品店、クリケットのバッティングセンター、人々との会話など、様々な場面でクリケットに出くわします。国際試合はほとんどすべての国民が観戦し、先に述べたように、人々の意識や外交にも影響を与えます。

ビジネスでも、クリケットの広報での活用が功を奏することがあります。また、『ダウントン・アビー』など、英国のドラマを見ていても、クリケットが重要な場面に出てくることがよくあります。

そういうわけで、クリケットを知ることは、世界を知る上でも意味があります。とはいえ、私もまだまだ勉強不足です。とりあえず、次のインド出張のとき、グルガオンにあるクリケットのバッティングセンターに行って、バットを振ってみようと思います(笑)。

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4 comments on “ボリス・ジョンソン首相の誕生
  1. KB より:
    嵐の前の…

    秋の英国は想像するだけでも恐ろしいですね。
    BREXITに関する課題や今後の可能性が見えてきましたが、肝心のボリスの動きが読めな過ぎて、ボリスリスクが高すぎます(苦笑)
    ボリスは政治家として、首相として、何を成し遂げたいんでしょう?
    米国同様、「品位」みたいなものをどこかにおいてきたようなリーダー・・・。偉そうに「品位」なんて語れる身分じゃないですが、「地位が人を作る」とは、ならなそうな人物ですね。
    米英首脳会談とか、見たいような、見たくないような絵面です(苦笑)

  2. より:
    イギリスの考えていること

    冷徹なアングロ・サクソンの国イギリスとの私のイメージです。

    Brexitは、国民投票で決まった。ところから始まったこれが、どうやってそれを実行するのか、十月が楽しみです。EUと延々と主張しあった先に何がまちうけているのかなと思っています。延々と主張しあう。これがキーワードであると思っています。

  3. china より:
    承認欲求

    「誰からも愛されたいと願う強烈な承認欲求」だなんて、まるでトランプ大統領みたいですね。お互い親近感やシンパシーを感じているのではないでしょうか。言いたい放題なところも似ている気がします。

    もともとジャーナリストで執筆を生業としていましたし、言葉に魔法をかけるのが上手いのかもしれないなと思いました。真実かどうか、正しいか否かを疑う余地も与えないほど、聴衆に己の言葉を信じさせる力・浸透させる力とでも言いましょうか、そういうものがあるのかなと思います。そういった部分でもトランプ大統領に通じるものを感じます。天性の才能なのかもしれませんね。
    経歴やルックス含め彼のキャラだけを見ていると飽きないので面白いなと思いますし、英国で人気があるのも分かる気がします。ただ自国の政治を司るポジションに彼がいると考えると個人的には不安しか感じないのですが、英国民はどう感じているのでしょうね。8月1日の下院補選では野党の残留派候補が勝ったようですが、総選挙を見てみたい気もします。

    『ダウントン・アビー』のグエン=イグリットは、特に注目をしていた訳ではないのですが、彼女の声で気が付きました。とても特徴的なハスキーボイスをしていますよね。GOT→ダウントンの順で視聴したので気が付いたのだと思います。逆であれば私も気付かなかったかも。
    「ツッコミが濃い」とは、これはマニアック師匠からのお褒めの言葉ですね・(笑)。
    それよりも『グレート・ウォリアーズ』≒『ゲーム・オブ・スローンズ』なのかなと水曜のメルマガを読んで思っていたのですが、前の記事のコメント欄の牧神のギガさんやJDさんのコメントを読んでいて、GOTをかなりディープに楽しんだ私の嗜好はセーフなのだろうか・・と、疑問が湧きあがってきました。(それにしても牧神のギガさんの最後の一文は秀逸ですね。密かに感動しました。)

  4. 健太 より:
    ロシア問題

     択捉島にロシアの首相が訪問したが、我が国はその対抗手段として国交の断絶が常識だが鈴木宗男氏にはそれはない。いくらでも手があるのにしないとは情けないと思う。

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