ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2019/07/29 00:00  | 今週の動き |  コメント(4)

今週の動き(7/28~8/3)

梅雨が明けたかのような快晴とものすごい暑さ。いよいよ夏本番という趣ですね。

参院選ですが、これといった争点や勝敗があったわけではなく、どの政党にとっても驚きはなく、順当に終わった、という印象です。あえてサプライズを挙げれば、れいわとN国が議席を獲ったこと。ついに日本でもポピュリズムとシングル・イシューの政党が相当の支持を得るようになった、ということでしょうか。前回、山本太郎氏の街頭演説を見たとお伝えしましたが、政党の主張はともかく、同氏やれいわの候補のアピール力は突出していました。軽視できない存在になる予感がします。

それにしても、N国は「NHKをぶっ壊す!」といいつつ、「NHKで当確でました!」とツイート。喜びでいっぱいだったのでしょうが、ここは民放の発表を使うべきだったのでは・・(笑)。

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先週の動き
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7/21(日)
・トランプ大統領が民主党の新人女性下院議員4人(アレクサンドリア・オカシオコルテス、イルハン・オマル、アヤンナ・プレスリー、ラシダ・トリーブ)は「米国を愛することができるとは思えない」「米国(とイスラエル)に対してひどい(悪意に満ちた)ことを言ったことを謝罪すべきだ」とツイート
・ボルトン大統領補佐官が訪日(~23日)
・香港の「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求めるデモ(白シャツの集団がデモ参加者を襲撃)(香港)
・ウクライナ議会選挙(ゼレンスキー大統領の新党「国民のしもべ」が第1党)
・参院選(自民党が第1党(122→113議席))

7/22(月)
・トランプ大統領が連邦政府の歳出上限と債務上限の引き上げについて与野党で合意したと発表
・米・パキスタン首脳会談(ワシントンDC)
・ポンペオ国務長官が米国の対イラン制裁に違反してイラン産の原油を輸入したとして中国の国営石油企業「珠海振戎」と同社の経営者に制裁を科したと発表
・ハガティ駐日米国大使が離任(ヤング首席公使が臨時代理大使を担当)
・イラン情報省がCIAのスパイ17人を拘束し一部に死刑が宣告されたとイラン国営メディアが報道(トランプ大統領は否定)
・IAEAの天野事務局長が死去(マリー・アリス・ヘイワード事務次長が代行)
・英国のハント外相がホルムズ海峡における船舶の安全確保へ向けて欧州諸国と連携する方針を表明
・英国のライト・デジタル相が次世代高速通信規格「5G」の通信網へのファーウェイの採用の判断を先送りすると表明
・中国の李鵬元首相が死去
・インドの月面探査機「チャンドラヤーン2号」打ち上げ
・ベネズエラ各地で大規模な停電
・在釜山日本総領事館に韓国人の若者6人が侵入(建造物侵入等の現行犯で警察当局に拘束)

7/23(火)
・トランプ大統領がグアテマラの不法移民対策を批判し、追加関税や移民の送金への手数料徴収を検討すると表明
・米上院がマーク・エスパー陸軍長官の国防長官就任を承認
・ボルトン大統領補佐官が訪韓(~24日)
・米司法省が米国の制裁対象となっている北朝鮮企業との金融取引の容疑で中国人4人が起訴されたと発表
・米議会が与野党が合意した歳出上限案の詳細を公表(20・21会計年度の歳出上限を計3200億ドル引き上げ)
・米司法省が米IT企業の反トラスト法違反に関する調査の開始を発表
・英国の与党・保守党の党首選の決選投票の結果発表(ボリス・ジョンソン前外相が勝利)
・スペイン下院がサンチェス首相が新政権の首相となるための信任投票を否決
・ロシアと中国の軍用機が竹島周辺の上空に相次ぎ侵入(韓国軍はロシア軍機に警告射撃、ロシアは中国との初の共同巡回飛行について発表したが、領空侵犯は否定)
・WTO一般理事会(日本の対韓輸出管理の厳格化について議論)(ジュネーブ、〜24日)

7/24(水)
・トランプ大統領がサウジ、UAE、ヨルダンへの武器売却を阻止する議会の決議に対し拒否権を発動
・モラー元特別検察官が下院司法委員会と情報特別委員会でロシア疑惑について証言
・エスパー国防長官が欧州諸国によるホルムズ海峡における船舶の共同防衛案について歓迎する意向を表明
・中国が「新時代の中国の国防」と題する国防白書を発表
・英国の新首相にボリス・ジョンソン前外相が就任
・EU財務相理事会(ブリュッセル)
・ロシア当局が野党指導者アレクセイ・ナワリヌイを逮捕

7/25(木)
・米国防総省がホルムズ海峡周辺を航行する船舶の安全確保に向けた有志連合構想について関係各国に説明(フロリダ州タンパ)
・米財務省がベネズエラのマドゥロ大統領の義理の息子ら政権関係者に対する経済制裁を発動
・米上院がマーク・ミリー陸軍参謀総長の統合参謀本部議長就任を承認
・米下院が連邦政府の歳出上限と債務上限の引き上げを定めた法案を可決
・米司法省が16年ぶりに連邦レベルでの死刑執行を再開すると発表
・北朝鮮が東部の元山付近から日本海に向けて2発の飛翔体を発射したと韓国軍合同参謀本部が発表(トランプ大統領は「短距離ミサイルの発射しかしていない」、ポンぺオ国務長官は「6月30日の米朝首脳会談で金正恩朝鮮労働党委員長は中長距離の弾道ミサイルは引き続き発射しないと約束した」「今回のミサイル発射は交渉戦術の一環」と発言)
・英国のジョンソン首相がユンケル欧州委員長と電話会談
・英国がホルムズ海峡を通る英国の船舶を英海軍が護衛すると発表
・スペイン下院がサンチェス首相が新政権の首相となるための信任投票を再否決
・ECB理事会(フランクフルト)
・トルコ中銀が政策金利を23%から19.75%に引き下げ
・ウクライナがオデッサ州の港でロシアのタンカーを抑留したと発表
・チュニジアのカイドセブシ大統領が死去

7/26(金)
・トランプ大統領が、WTOにおける中国、韓国等の「発展途上国」としての扱いは不公正として、ルール見直しをWTOに働きかけるようUSTRに指示
・トランプ大統領がフランスのデジタル課税導入に対し「大規模な報復措置」をとるとツイート
・米国とグアテマラが米国への不法移民抑制策で合意
・米英首脳電話会談
・米連邦最高裁がトランプ政権による国境の「壁」建設のための国防費の流用を認める判決
・米下院司法委員会のナドラー委員長がモラー元特別検察官によるロシア疑惑捜査で収集された大陪審の記録を議会に公開するよう求める訴えを連邦地裁に提起すると発表
・英議会が休会(~9/2)
・北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が7月25日に「新型戦術誘導兵器」の発射に立ち会ったと朝鮮中央通信が報道
・ブラジルのアラウジョ外相がエドゥアルド・ボルソナロ下院議員を駐米大使に任命する方針を表明

7/27(土)
・トランプ大統領がイライジャ・カミングス下院監視・政府改革委員長(アフリカ系)を「ひどいごろつき」と呼んで批判し、同議員の選挙区があるボルチモアを「ネズミだらけでめちゃくちゃ」と非難するツイート
・ロシアの野党支持者が、9月のモスクワ市議選に出馬予定だった独立系候補の出馬が認められなかったことに抗議する集会を行おうとして、治安当局に拘束(モスクワ)
・香港の「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求めるデモ(香港)
・韓国の文在寅政権を支持する革新系団体主催の日本の対韓輸出管理の厳格化に対する抗議集会(ソウル)

●ボリス・ジョンソン首相の誕生

ついにボリス・ジョンソン首相が誕生。予想されていたとはいえ、まさか本当にこんな日がやって来るとは・・と英国と欧州では動揺の声が上がっています。

ボリスは、10月末までに必ずBREXITを実現する、「たらればはない(no ifs, no buts)」と豪語し、合意なき離脱もいとわない姿勢を示しています。先週の記事で、ボリスが本当にその言葉どおりに合意なき離脱に突き進むかは分からない、とお伝えしましたが、新政権の発足を受けて、どうみるべきか。今週、解説します。

「英国の新首相の就任」(7/22)

●イムラン・カーンとトランプの初会談

イムラン・カーン首相とトランプ大統領との初会談が実現しました。

カーンとトランプは、ホワイトハウスでの大統領執務室で共同インタビューを受けましたが、くだけた雰囲気で、良好な関係を演出。トランプは、アフガンにおけるテロとの戦いへのパキスタンの協力に期待を表明し、カーンの前向きな姿勢を評価しました。前回の記事で述べたとおりの展開です。

「イムラン・カーン首相の訪米」(7/22)

サプライズがあったのは、パキスタンとインドが領有権を争うカシミール問題に対して、トランプがカーンの要請に応じ、仲介に乗り出す、と述べたことです。しかもトランプは、インドも米国の仲介を望んでいる、モディ首相からも会ったときに依頼があった、と述べました。

これに驚いたのがインドでした。インドは、会談の1時間後、米国の仲介は断る、モディ首相が米国に仲介を要請したという事実はない、と反論する声明を発表。インド国内では野党勢力が政権を批判し、ジャイシャンカル外相が釈明に追われています。やはりトランプ、単なる予定調和の会談では済ませません(笑)。

特筆すべき具体的成果があったわけではありませんが、米・パキスタン関係にとどまらず、日韓関係への関与やイラン外交を含め、示唆に富む部分が多々ありました。その点を解説します(※メルマガに限定)。

●ウクライナ議会選挙

前回の記事で予想したとおり、ゼレンスキー大統領率いる新党「国民のしもべ」が第1党、それも最小過半数(226)を大きく上回る254議席を獲得しました。単独過半数の獲得はウクライナ議会史上初めてです。

「ウクライナ議会選挙」(7/22)

親ロシア系政党は43議席、ティモシェンコ元首相の政党は26議席、ポロシェンコ前大統領の政党は25議席にとどまりました。ロックスターのワカルチュク率いる新党「声」は20議席を獲得しており、既成政党の後退と新勢力の躍進が鮮明に表れたといえます。

前回お伝えしたように、ワカルチュクとゼレンスキーはかねてから同志のような関係にあり、ワカルチュクの政党も政権に協力するとみられています。300議席あれば憲法改正が可能になりますが、ワカルチュクや無所属議員との連携、他政党の切り崩しに成功すれば、まったく不可能ではなさそうです。

ゼレンスキーがどこまでできるのか、慎重な見方が多いですが、少なくとも強力な政治基盤を得たことは朗報であり、欧米はゼレンスキーを全面的にバックアップするとみられます。

●ロシア軍機の竹島上空への侵入

ロシアと中国の軍用機が竹島周辺の上空に相次いで侵入し、韓国軍がロシア軍機に360発の警告射撃を行うという事態が発生しました。同日にロシアは、ロシアと中国の空軍機がアジア太平洋地域で初の共同巡回飛行を行ったとの声明を発表。しかし「韓国の領空」には侵入していないと主張しました。

日本は竹島上空を防空識別圏に設定していないため、空自の戦闘機の緊急発進はありませんでしたが、日本の領空を侵犯した韓国とロシアに対して、外交ルートで厳重な抗議を行っています。

すでにメディアなどで様々な見方が出ていますが、私なりのコメントを述べます(※メルマガに限定)。

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今週の動き
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7/28(日)
・イランの核合意当事国の次官級会合(イラン出席予定)(ウィーン)
・北朝鮮の対南宣伝サイト「わが民族同士」が日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を韓国に要求する論評を掲載
・香港の「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求めるデモ(香港)
・台湾の国民党の党大会

7/29(月)
・ASEAN外相会議・関連会議(バンコク、~8/3)

7/30(火)
・米中閣僚級通商協議(上海、〜31日)
・ポンペオ国務長官がタイ、豪州、ミクロネシアを訪問(~8/6)
・民主党の大統領候補者のテレビ討論会(デトロイト、~31日)
・FOMC(~31日)

8/1(木)
・英下院の補欠選挙

8/2(金)
・米ロの中距離核戦力廃棄条約(INF条約)が失効
・ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合(バンコク)
・RCEP閣僚会合(北京、~8/3)
・日本が韓国を「ホワイト国」から除外する政令改正について閣議決定

(7月後半~8月前半)
・北戴河会議

●民主党の大統領候補者の第2回TV討論会

第1回TV討論会に続き、今回も2回に分けて行われます。

「民主党の大統領選候補者の第1回TV討論会」(7/5)

今回の組分けは以下のとおりです。括弧内の数字は支持率(Real Clear Politicsが算定した全米平均支持率)と第2四半期の献金額で、上位11人のみ記載しました。

・1日目(7月30日)
サンダース上院議員(15%、1800万ドル)、ウォーレン上院議員(14.5%、1920万ドル)、ブティジェッジ・サウスベンド市長(5%、2490万ドル)、オルーク前下院議員(2.7%、360万ドル)、クロブシャー上院議員(1.3%、390万ドル)、ヒッケンルーパー前コロラド州知事、ライアン下院議員、ディレイニー前下院議員、ブロック・モンタナ州知事、ウィリアムソン(作家)

・2日目(7月31日)
バイデン前副大統領(29.3%、2200万ドル)、ハリス上院議員(11.8%、1180万ドル)、ブッカー上院議員(1.7%、450万ドル)、ヤン(実業家)(2%、280万ドル)、カストロ元住宅都市開発長官(1%、280万ドル)、ガバード下院議員(1%、160万ドル)、ジルブランド上院議員、インスリー・ワシントン州知事、ベネット上院議員、デブラジオNY市長

1日目はすべて白人です。左派のサンダースとウォーレンの対決、そして穏健派のクロブシャー、ヒッケンルーパー、ディレイニー、ブロックが左派に対してどのような政策論争を挑むかが見どころです。「スクワッド」をめぐる議論にも話が及ぶかもしれません。

「トランプ対『スクワッド』」(7/22)

2日目はバイデンとマイノリティ候補がそろいました。最大の見どころはやはりバイデンとハリスの再対決です。バイデンはここで挽回できないと苦しくなります(といっても、まだ致命傷を負うほどの段階にはありませんが)。

第3回は9月12日(と13日)と少し間が空きます。そして、上記記事で述べたとおり、討論会の参加資格が厳しくなります。ということは、下位の候補にとって今回の討論会は生き残りを賭けた戦いになります。ジルブランド、ヒッケンルーパー、デブラジオといったボーダーラインにいる実力派は、乾坤一擲の思いで勝負をかけてくるでしょう。

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あとがき
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新50ポンド札にアラン・チューリング コンピューターやAIの先駆者(7月15日付BBC)

アラン・チューリングは、「エニグマ」解読、コンピュータ・サイエンスの考案、AIの先駆けともいえる「チューリング・テスト(機械に知性があるか判定するテスト)」など、数々の歴史的な業績を残した天才数学者。同性愛の罪で有罪になり、「化学的去勢(chemical castration)」を受けた後、精神を病んで自殺するという、数奇な人生をたどったこともよく知られています。

チューリングの業績は、『現代思想』12年11月増刊号など、様々な書籍で紹介されていますが、私のお勧めはサイモン・シン『暗号解読』(01年)。古代ギリシャから現代の量子暗号に至るまでの暗号解読(コード・ブレイカー)の歴史を描いたノンフィクションです。チューリングの物語はその一部に過ぎませんが、極めて重要な部分を構成しています。

「絶対不可能」といわれたエニグマの解読は、アイデア、理論、モデル、ケーススタディー、そして最後の突破口としてヒュミント(人間による諜報活動)を組み合わせたことで実現しました。インテリジェンスの結晶ともいえる偉大な成果です。

チューリングの劇的な生涯は、戯曲や映画の題材にもなりました。最近では、ベネディクト・カンバーバッチがチューリングを演じた映画『イミテーション・ゲーム』(モルテン・ティルドゥム監督、14年公開)がありました。

The Imitation Game Official Trailer(14年7月21日付Youtube)

「イミテーション・ゲーム」とは、先に述べた「チューリング・テスト」のことです。チューリング自身は論文「計算機械と知能」でこのように呼んでいました。同論文は、ダグラス・ホフスタッター 、D.C.デネット『マインズ・アイ-コンピュータ時代の「心」と「私」』(92年) に収められています(この本もお勧めです)。

私は公開当時に見たのですが、あらためてチェックしたところ、チューリングの上司デニストン中佐(実在の人物)を演じていたのは、なんと『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイウィン・ラニスター!・・を演じたチャールズ・ダンスでした(笑)。

また、『ダウントン・アビー』のトム・ブランソン(を演じたアレン・リーチですが)も出ていました。この映画でも、やはり「社会主義者」でした(ややネタバレ・・すみません(苦笑))。

ドラマとしても良くできた作品と思いましたが、IMDbのレーティングも「8.0」という高評価。先に述べた『暗号解読』には、映画の登場人物(多くは実在)と名場面が詳しく描かれているので、あわせて読むと一層楽しめるでしょう。

なお、サイモン・シンの著作はどれも読みごたえがあります。『暗号解読』以外の作品もお勧めです。

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4 comments on “今週の動き(7/28~8/3)
  1. KB より:
    特使

    カーンとトランプの間にいたグラム、ザリーフとトランプの間のポール。こういう役割の人の動静をオンタイムで知る機会もないのではないかと思い、とても興味深く読みました。ただ、現政権では、「トランプをかっこよく見せる」ための立役者のようにも見えなくないですが(笑)
    ロシアについては以前ここで学んだ事が役立ちます。中国情勢を理解するときもそうでしたが、より「相手を知る」ということが重要になる国なので、その原理原則が分かりやすいメルマガに改めて感謝です。
    それにしても、ポンド札の話がここまで深く広く展開するなんて、JDさんの知識量と読書量、視野の広さ…やはり突き抜けてますね。私は手始めに「イミテーション・ゲーム」を観て「暗号解読」にチャレンジします!

  2. china より:
    英国の新首相

    ボリス・ジョンソン首相の誕生は事前予想からほぼ分かっていたこととはいえ、やはり実際その日を迎えてみると何とも言えない複雑な思いが湧いてきますね。私は彼をBREXITで英国を混乱に陥れた責任を負うべき者の一人だと思っているのですが、3年経って風向きが変わってきた・・という事でしょうか。2016年の国民投票直後は、冷静になった離脱派から後悔の声が聞こえてきていたような気がするのですが、今の民意はどうなっているのでしょう。テリーザ・メイが火中の栗を拾ってから3年(実質ワチャワチャしていたのはここ1年半くらいでしょうか)、この間に繰り広げられた一連の騒動は何だったのだろうと、他国の事ながら色々考えさせられます。

    第2回目のTV討論会楽しみです。開催場所が変わると観覧者の内容も変わってくるでしょうから、会場の雰囲気とかも変わって候補者にも多少影響があるのかな?と思います。
    第1回目のTV討論会解説の際にFOXの世論調査をご紹介頂いていたかと思いますが、またトランプが最新のFOX調査に対して吠えていましたね。一体どんなものなのだろうと興味がわいて見てみたのですが、結構面白いですね。特に面白いなと思ったのはQ54~56、トランプの「国へ帰れ」ツイートについて問うている部分です。この質問を設定すること自体がトランプへの攻撃のようにも思えるのですが、トランプ寄りのはずのFOXはどうしたのでしょうね。
    トランプといえば、最近カミングス下院議員への攻撃が話題になっていますね。巷のニュースでは選挙での白人票狙いや政策批判への反発など色んな見解を目にするのですが、JDさん的にはどう受け止めておられるでしょうか。

    あとすみません、非常に細かい部分で恐縮ですが、「イムラン・カーンとトランプの初会談」の終盤部分で
    >強硬路線を進めていますが、トランプ自身は強硬路線一辺倒を望んでいます。
    とありますが、「望んでいます」→「望んでいません」でしょうか・・・?

    『イミテーション・ゲーム』はタイウィン・ラニスターよりもベネディクト・カンバーバッチのほうに興味が持っていかれました。なんか聞いたことあるな・・見たことあるな・・と思ったら、マーベルの「ドクター・ストレンジ」でしたね。GWに『アベンジャーズ』でお会いしたばかりでした。『ダウントン・アビー』のトム・ブランソンって3女のシビルと仲良くしていた運転手ですね。私はシーズン1しか見ていないのでまだ全容を良く掴めていないと思うのですが、彼は社会主義の方に行くのですね。シビルの行動を後押しするような様子は見せていましたが、社会主義者的な様子は感じていなかったので意外です。(余談ですが『ダウントン・アビー』ではメイドのグエン=イグリットにびっくりしました。)
    GOTの役者さんは海外ドラマを見ているとちょいちょい出会いますよね。私は『ストライクバック』というドラマのシーズン1で、ジョラー・モーモントとダヴォスに出会いました。二人ともバリバリの悪役なのですが(それも違和感)、何よりも現代的な服装をしていることに終始違和感でした。

  3. JD より:
    ご指摘ありがとうございます

    >chinaさん
    おっしゃるとおりです!「望んでいません」です。文章を直しているうちに取り違ってしまったようです・・大変失礼しました。次の記事で訂正を書いておきます。
    それにしても、しっかり趣旨を理解してくださって、ありがたく思いました。

    ベネディクト・カンバーバッチは、私にとっては『シャーロック』の人ですね。おそらく日本ではあそこからブレイクしたのではないかと思います。
    トム・ブランソンは、王政(イングランド)を敵視する進歩主義者なので、「社会主義者」を自称していましたが、結局貴族の家族がしっくりきてしまうという、一筋縄にはいかないキャラクターでした。
    そして、グエン=イグリットは、言われてから気づきました(笑)。私もびっくりです。グエンはかなりのチョイ役なので、その意味でもご注目されたことに驚きましたが、しかしシーズン5でまさかの再登場があります。
    なお、ジョラー・モーモントも『ダウントン・アビー』に登場します。私は先にこっちを見ていたので、GOTで見たときにはカーライルにしか見えませんでした。それにしてもchinaさんのツッコミの濃さに驚かされます。

  4. KB より:
    イミテーション・ゲーム

    涙なくしては見られませんでした。あとがきでの言及、ありがとうございます。
    チューリングの偉業とそれが日の目を見ることができない現実、ボヘミアンラプソディーを思わせる複雑な愛の形。今の時代に生きていたら、とか、自殺しなかったら、などと考えると切なさがひとしおです。
    カンバーバッチの好演と目力、キーラ・ナイトレイのセクシーな英語、どれも良かったです。(デカプリオが主演をやる可能性もあったとか・・・?やはりそこはやっぱりカンバーバッチですよね)
    コンピューターの原型でもあり、初恋の人と同じ名前の「クリストファー」。完全に1人の主人公として、心が通っている感じでとても感動します。
    投獄され自殺して世を去っても、なおその功績を正しく評価したエリザベス女王やBOEの姿勢はすごいな、と思いますが、これも時代が移り変わっているということなのでしょうか。
    さて、次はクリストファーを理解するために、『暗号解読』といきますか・・・

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