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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2019/03/13 05:00  | 中南米 |  コメント(11)

ベネズエラ現代史(2):「21世紀の社会主義」の幻影

ヴェネズエラ暫定大統領が帰国、出国禁止命令を無視で逮捕の恐れも(3月5日付BBC)
ベネズエラ全土で停電4日目、略奪や断水で市民に混乱広がる(3月11日付ロイター)
ベネズエラ大停電、国会が「国家警戒態勢」宣言 大統領は学校や職場の閉鎖延長(3月12日付AFP)

「ベネズエラ現代史(1):ウーゴ・チャベスの『ボリバル革命』」(2/27)の続きです。

前回は、ベネズエラの独立から「南米の優等生」といわれた安定した議会制民主主義の時代、99年のウーゴ・チャベスの政権奪取から02年の48時間クーデターまでを解説しました。

今回は、チャベスの急進化と「21世紀の社会主義」の功罪、マドゥロ政権の発足について説明し、最後に現在の情勢について解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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ベネズエラ現代史(2):「21世紀の社会主義」の幻影
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●「21世紀の社会主義」の栄光と挫折
●カリスマなき「チャベス主義」の時代
●マドゥロ政権と野党勢力の難局

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あとがき
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大ヒット中国SF映画、日本映画のパクリか(3月5日付大紀元)

最近中国では国産SF映画『さまよえる地球(流浪地球)』が大ヒットしていますが、チケットに「共産党が地球を救う」と書いてあるなど、香ばしいネタも多い話題作です。それが、今度はパクリ疑惑。

それにしても、1962年の日本映画が元ネタとは・・逆に、よく見つけましたね、中国の方々も。よほどマニアックなファンがいるのでしょうか。『妖星ゴラス』、何となく『宇宙からのメッセージ』(深作欣二監督、1978年公開)や『さよならジュピター』(橋本幸治・小松左京監督、1984年公開)を思い出させる趣ですが、私も見たくなりました。

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11 comments on “ベネズエラ現代史(2):「21世紀の社会主義」の幻影
  1. KB より:
    ベネズエラからの教訓

    こうしてチャベス以前からマドゥロまでを追って見てみると、なぜベネズエラがこれまで体制と国民経済を維持していたのか、なぜ今はそれが難しいのか、という本質な理解でき、とても有益でした。
    まさに「栄光」と「挫折」、なんだか一人の人間の生きざまをみているような興味深さと、「教訓」を感じました。とても面白いシリーズでした!

  2. china より:
    ベネズエラ

    かつては豊かで国民みなが幸せな生活を送っていたのであろうベネズエラが、このような凋落の運命をたどるのはさみしいものですね。

    2月8日のメルマガでマドゥロ政権の持続性の要因として①軍②野党③国際社会の3つを上げていらっしゃったと思うのですが、②と③については今のところ上手く機能していると思うので、やはり最後は①の軍なのだろうなと思います。

    ただ彼らもマドゥロに対し誠心誠意、真の忠誠心を抱いているわけではなく利権が絡んでいるため離れられないのでしょうから、JDさんのおっしゃるところの「リスクとコスト」を十分にコントロール出来さえすれば、案外あっさり寝返ったりしないのかな・・と、素人的には考えてしまいます。(でももっと複雑に絡んでいるのでしょうか。自分一人の進退を決するだけの問題ではなく、家族や親類の人生まで関わってくるような。それとも、彼らにも先は見えていて、寝返りたいけれど・・取り敢えず周りの出方を伺いつつの様子見をしているのでしょうか。)

    ちなみに米国がここまで前のめりに介入してくる理由はなぜでしょう?
    介入の先には米国の国益があるのだと思うのですが、この場合それは具体的に何なのだろうと、ふと思ってしまいました。人道的問題の解決、反米政権の打倒、国際社会からの評価・・?
    にしてもペンスは何と言ってトランプを説得したのでしょうね。ヒスパニック有権者へのアピール力は抜群です、といった類の説明をしたのでしょうか。もしそうだとしたらそのアピール力・・、彼に押された人種差別主義者的な烙印を消し去るほどのインパクトが果たしてあるのか疑問です。

    『妖星ゴラス』・・・非常に興味深いですね。これだけVFXが進化した時代だからでしょうか、この特撮の独特の雰囲気、予告編の大胆な煽り方・・・確かにそそられますね。

  3. JD より:
    ラテンアメリカ

    いつも興味深いコメントとご質問ありがとうございます。
    私は結構、昔のカルト的な邦画が好きなので、気になってしまいました。また中国人がこんなのをフォローしているというのがまた驚きでした。
    米国とペンスのラテンアメリカ外交については、メルマガの方でお答えしますので、少しお待ちください(質問がたまっていますが、ありがたいことに・・・苦笑)。

  4. 那須の山奥の兄ちゃん より:
    質問です

    今回のNZでのテロ

    背景には若年層の10-12月の失業率の急上昇にあることは明らかです
    労働コストも下がり
    おそらく
    大量に移民が流入したことが
    考えられます

    そのようなニュースなど
    あったでしょうか?
    あるいは政策の変更など・・・

  5. JD より:
    NZ

    ご質問ありがとうございます。
    NZは従来より移民を積極的に受け入れる政策をとっていますが、最近は修正を図りつつあります。今回の事件がどういう影響を与えるか気になるところですが、メルマガでご説明します。

  6. china より:
    映画

    JDさんは本当に興味の幅が広い方ですよね。
    古い映画の話はよくメルマガの中でも出てくるのでお好きなのだろうなとは思っていましたが、にしても結構古い作品もご覧になっていますよね。私は絵画や新しいところの映画には興味があるのですが、古いフィルムには今のところのめり込むきっかけに出会えていません。JDさんは古いフィルムに興味を持ったきっかけって何かあったのでしょうか?

    映画と言えば今一番見てみたいのが『翔んで埼玉』。
    原作も読んでおらず、WEBで知りうる情報しか得ていないのですが、それでも強烈に面白そうで見てみたい作品の一つです。
    私自身関東出身ではないので、関東地方における埼玉の立ち位置というのが正確に理解できていない節がありますが、それでもこちらに住みはじめてみると何となく暗黙の序列的なものの存在は感じており、ついに究極のディスり作品を映像化してしまったのか、と最初は少し驚きました。
    それでも映画公開後の評判を見ていると、概ね埼玉県では好意的に受け入れられており、興行成績も良さそうなので、これもまた面白い現象だなと感じています。

    このように愛をもって(?)イジられる埼玉県ですが、先日ニュースで話題になったのが、毎年リクルートが発表している「住みたい街ランキング2019(関東)」でなんと大宮が第4位(!)にランクインしたこと。新宿、品川、目黒を抑えての大宮第4位は、私の周りでもちょっとしたざわめきを起こしました。かつてはイジられてばかりだった埼玉県も、今や住みたい街ランキングトップ10に2駅をランクインさせるまでになったわけです(第8位に浦和)。時代の流れを感じます。

  7. 下北のねこ より:
    世界中が火薬庫化?

    だんだん、世界のあちこちで紛争の火種が発火点に近づいてるようでなんか怖いです。
    それにしてもなんでアメリカはキューバとかベネズエラとか近隣社会主義国にちょっかい出すんでしょうね。

    逆にキューバはともかく、ベネズエラなんか地理的にあんないいとこで大量の石油産出してるのに、アメリカと仲良くした方が美味しい思いできるのに、なんで煽るようなバカやるんだろうって昔っから不思議に思ってました。
    サウジアラビアはお金持ちなのに、匹敵する埋蔵量を持つベネズエラは貧乏なんて不思議すぎ。
    石油もない、貧しいキューバの方がよっぽど豊かですぜ。教育の力の持つ凄さかなあ。

    chinaさんって、思ってる以上に若いか、少女コミック誌をあまり読まない子だったんでしょうね。だから、品があるんだろうなあ。
    あたしゃ、当時の「花とゆめ」には大好きな連載が多くて、立ち読みしまくってました。「パタリロ!」や「ピグマリオ」がとっても好きでした。
    遠くまで通って、それ見て、笑ったり泣いたりしてたから、アホだったんだろうなあ。
    『翔んで埼玉』超懐かしいですぜ。何十年前でしょう。多分、「パタリロ!」の何巻だったか忘れましたが、後ろの方に載っかってた記憶があります。旗(畑)県知事の踏み絵を踏めないところが私にとってはツボです。映画版は今の県知事でやるのかなあ?

    大宮といえば、さいたま市からの分離独立運動どうなってるんでしょう?
    浦和とのリアルとなり町戦争なんてならなければいいですが。なんてね。

    埼玉といえば、昔、秩父に車で野外コンサート見に行ったなあ、埼玉県に入ってからがやたら遠かった記憶があります。もう一回くらい行ってみたいなあ。

  8. china より:
    漫画っ子

    ねこさん、実は私も漫画っ子、なんですよ・(笑)

    ただ残念ながら「花とゆめ」は読んでいませんでした。
    『パタリロ!』はテレビアニメで放送されていた記憶はありますが、きちんとコミックを読んだことはないですね。

    話が逸れますが『パタリロ!』と言えば、『翔んで埼玉』を調べているときに、魔夜先生がパタリロの作中で千葉をディスっているという話を目にしました。「千葉=ノースダコタ」だと。(パタリロが部下に対しノースダコタの説明をする際に、分かりやすい例として千葉を引き合いに出すのですが、その際の千葉の解説が「僻地」「田舎」「不毛の地」と、とにかく酷い。)この場面を読んで、ノースダコタって、そういうイメージなんだ・・と思ったのですが、実際どうなんだろう・・?(JDさんに聞いてみたい・・)

    私の周りでは「りぼん」と「なかよし」の二者択一という感じでした。ちなみに私は「りぼん」派です。
    少し成長してからは「少女コミック」に移りまして、そこで篠原千絵と出会い、のちに『天は赤い河のほとり』という大作を読んで彼女の虜になります。
    高校生になってからは、友人に「絶対読んだ方が良い!」と推されて読んだ吉田秋生の『BANANAFISH』にドはまりし、最終巻を教室で読みながらあまりにも感情移入しすぎて涙を流した・・なんてこともありましたね。懐かしい・・。

    どちらかというと正統派の漫画ばかり読んできたかもしれませんね。でも、『パタリロ!』や『翔んで埼玉』の雰囲気も結構好きです。
    最近はあまり読まなくなってしまいましたが、今でも漫画は大好きです。

  9. JD より:
    日本のノースダコタ

    ノースダコタといえば映画『ファーゴ』の世界ですね。
    私は残念ながらまだ行ったことがありませんが、映画を見るとその何とも言えないユニークな雰囲気が伝わってきました。
    映画に出演していたウィリアム・H・メイシーについて、ちょうどあとがきで触れようと思ったところでした。

    『翔んで埼玉』は、昨年末に映画館に行ったときにチラシを見たときから注目し、LINE漫画で原作を読みました(笑)。GACKTは魔夜峰央先生のご指名だったとか。私も『パタリロ』はアニメで見ていました。

    古い映画を見るきっかけは、おそらく歴史好きの性分から来ているのだろうと思います。
    映画を見ているうちに、昔はどんな作品があったのだろうか、そもそも映画の歴史はどうだったのだろうという、エンタメというよりも研究対象としてとらえるような考えがありました。
    見ているうちに自然に「昔の映画って面白い!」と思うようになりました。もちろん、どうしようもないのもありますが、それはそれで楽しめます。古典的な名作も良いですが、カルトやB級も好きです。そういう嗜好を発達させたこともあってか『マッドマックス 怒りのデスロード』も楽しみましたが、アカデミー賞にノミネートされたのにはさすがに驚きました。
    https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=1694

  10. 下北のねこ より:
    日本の歴史好きは漫画で育つもの

    絶対にそうだと私は確信してます。
    少なくとも40歳~50歳台はとっても良質な漫画に囲まれ、人文的素養が漫画で育まれた世代だと確信しとりますぜ。

    chinaさんも例外ではないなあと思って、私はホッとしとりますぜ。
    ちなみに私も「りぼん」が大好きでした。太刀掛秀子、田渕由美子先生のほのぼのラブコメの月刊もいいですが、それ以上に季刊で読み切り短編の「りばんデラックス」が好きでした。月刊に連載を持ってる有名作家陣より、後ろの方に載ってる若手の力の入った、胸にキュンとくる作品が好きでS51年夏の号はお金を貯めて買った宝物の一つです。この号の後半は当時の感覚がわかる方であれば超オススメの作品集です。

    ちなみに吉田秋生でしたら、一番好きなのは「カリフォルニア物語」で「吉祥天女」あたりまで読んでました。やっぱりあたしゃ、ホモホモの世界が好きなんだなあってつくづく思います。

    篠原千絵先生・・・怖いです。鳥肌が立ちます。読んだのは主に短編ばかりですが、画に西洋クラシックホラー的な怖さを感じて二度は読めなかったです。
    ただ、ホラーと言うより、サスペンスに近いストーリーだなと思った記憶があって、ウイリアム・アイリッシュを参考にしてたと聞いて超納得したものです。
    長編も「闇の・・・」題名を忘れましたがホラーっぽいと思ったので読んでませんでした。『天は赤い河のほとり』は確か、歴史ものですね。
    チャンスがあったら、勇気を振り絞って読んでみたいと思います。

    ちなみに私は「りぼん」から「プリンセス」に移行したクチです。
    となるとやっぱり青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」や細川智栄子先生の「王家の紋章」です。
    男の子たちが、小学館の漫画「日本の歴史」~横山光輝「三国志」「徳川家康」~手塚治虫「火の鳥」~司馬遼太郎の小説という日本史系統なら、女の子はたくさんありすぎて、まとまらないのですが、「キャンディ・キャンディ」(有閑階級が存在してたときのアメリカ開拓時代)「王家の紋章」(古代エジプト)「天は赤い河のほとり」(ヒッタイト帝国)「七つの黄金郷」(大航海時代)「アルカサル-王城-」(カスティーリャ王国)「七つの海七つの空」・「エル・アルコン」(大航海時代)などなど西洋史にもものすごく広いですし、日本史でも「日出処の天子」(飛鳥時代)やっぱ大好きなホモホモものです。「なんて素敵にジャパネスク」(平安時代)などなど、漫画好きの子が普通に歴史好きになる素敵な環境だったと思います。
    こういうのが好きになった女の子は塩野七生先生の「チェーザレ・ボルジア~あるいは優雅なる冷酷」にどハマりしたり、イタリアやイスタンブールなんかに旅にしてったはずです。バイト公務員してたときの周りの子がそうでした。

    だけど、そういう意味では超恵まれていたと思います。バブルで恵まれてたなんてのとは比較になりません。時代が与えてくれた精神的、知的環境に恵まれた本当の意味での幸せの形だと思います。

    しかし、JDさんがアニメの「パタリロ!」を見てたとは・・・。ちょっと想像が付きませぬ。テレビで「パタリロ!」みてるような男の子がよく東大合格できたもんだのう・・・。基の頭が違うんだとは思うけど、そこからさらに旅行脳に変化するパターンが不思議ですね。

    ここ一週間、昔好きだった音楽が過去として消えていく感覚を味わってます。
    森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」個人的にはD-LOOP版(https://www.youtube.com/watch?v=Q4YgedeUpS0)が好きなんですが、このバージョンのカラオケがないことと、ボーカルのMINAMIさんがもっと前に亡くなってることを思い出すのが寂しいです。
    あたしのカラオケレバートリーのひとつ、篠原ともえさんの「ウルトラリラックス」(https://www.youtube.com/watch?v=eoVsSWpir2I 宮本フレデリカ版)、この曲作って、演奏もしてる電気グルーヴのピエール瀧さん捕まっちゃうし、まあ、作者は石野卓球さんだと思うけど。
    内田裕也さんが亡くなっちゃたのも寂しいです。樹木希林さん追っかけてったのかな。オリジナル曲もあるけど、この方は単純にロックンロールのコピーがいいです。一番いいのはジョニー・B・グッド(https://www.youtube.com/watch?v=_9mdlDiwuVs)、バックがクリエイションでサウンドがきちんとしてるところに、意外に型にはまった丁寧なボーカルが合ってます。

  11. JD より:
    たしかに

    私も漫画に育てられましたね。
    その昔、麻生副総理(当時の肩書は違いますが)と一緒に出張する機会が何度かあったのですが、えんえん漫画談義をしました。あの膨大な知識と卓越したユーモアの大部分は漫画から得ていたのだろうと思います。

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