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2018/12/19 05:00  | 米国 |  コメント(3)

ファーウェイの副会長逮捕と中国のカナダ人拘束


華為技術(ファーウェイ)孟晩舟・副会長兼CFOの逮捕をめぐり状況が激しく動いています。

まずカナダの裁判所がファーウェイの孟副会長兼CFOの保釈を認める決定。これから米国への引き渡しが検討されることになります。

そして中国がカナダ人の元外交官マイケル・コブリグと実業家のマイケル・スペーバーを拘束していることが判明。米国では中国側の報復との見方が支配的な状況です。

一方、トランプ大統領は安全保障と米中通商協議の進展に資するなら孟副会長の捜査に介入するとの考えを表明。通商協議とは別の問題とするライトハイザーUSTR代表やロス商務長官の発言とは整合しないように見える発言です。トランプの発言後、ポンペオ国務長官は、カナダとの外務・防衛担当閣僚協議(2+2)後の記者会見で「捜査は法的な手続きに従って行われる」と発言し、カナダのフリーランド外相も政治的な干渉を否定しました。

ファーウェイが中国にとっていかに重要な存在であって、この問題の扱いが今後の米中関係に大きな影響を与えることは以下の記事で詳しく説明したとおりです。

「ファーウェイ副会長の逮捕と米中の『ハイテク戦争』」(12/10)

さらに、中国財政部が米国製自動車への追加関税(25%)の適用を19年1月から3月31日まで停止すると発表しました。これにより自動車関税は他国からの輸入車と同様、15%に戻ります(中国は5月に輸入車への関税を15%に引き下げている)。

「今週の動き(5/28~6/3)」(5/28)

また、中国が「中国製造2025」の見直しを検討しているとウォール・ストリート・ジャーナル等が報道しました。

本日は、こうした最新の動きをふまえ、今後の米中関係の見通しについて解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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ファーウェイの副会長逮捕と中国のカナダ人拘束
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●孟晩舟の保釈と中国のカナダ人拘束
●米中通商協議の見通し
●米中の「新冷戦」

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あとがき
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中国で「となりのトトロ」初公開 製作から30年(12月14日付BBC)

私が中国を初めて訪れたのは96年。都市から田舎まで各地を回りましたが、このときの中国はまさに「新興国」。香港(返還前)ですらアジア的な喧騒が満ち、深センには荒々しい工業化の熱気があふれていました。当時の香港の思い出は7月4日付の特別レポートに書いたので、よろしければご覧ください。

「バックナンバー(18年7月)」
「総集編第2号:習近平の帝国とアジアの激動」(8/24)

今となっては多くの人にとって想像しにくいことかもしれませんが、北京と上海すらまだまだ素朴な雰囲気がありました。北京に入ったとき感動したのはマクドナルドがあったことです。これで店に入ってコーヒーが飲める・・それだけで何かほっとしたものです。

そんな中で驚いたのが日本のアニメの海賊版製品の多さです。上海のアパレル店に行くと造形が歪んだドラえもんや「となりのトロトロ」といったおかしなアニメグッズがあふれていました。こんな言い方は失礼ですが、この経済レベルの国であっても日本のコンテンツはここまで浸透しているのか・・と驚いたものです。当時はインターネットも一般的ではありませんでした。

その中で圧倒的な人気があったように見えたのがドラえもんとトトロでしたが・・まさか正式には公開されていなかったとは。

そもそも『となりのトトロ』の初公開は1988年。『火垂るの墓』との同時上映でしたね。そんなに昔のことだったのか、中国だけでなくアニメの発展もすごいものだなあ・・とこれまた感慨深くなりました。

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3 comments on “ファーウェイの副会長逮捕と中国のカナダ人拘束
  1. KB より
    米中の新テーマ

    中国・カナダ双方の思惑から、米国における通商・安全保障の両面の動き・・・、幅広く網羅されているのですが、簡潔でとても分かり易い説明でした。
    米国内の、対中強硬派・協調派双方の動きも余すことなくフォローされており、米国内の温度感も感じられ、興味深く読みました。
    「新冷戦」の定義にも大変興味を持ちましたが、「ハイテク戦争」とともに、来年のテーマになるでしょうか。

  2. 那須の山奥の兄ちゃん より
    質問です

    イギリスに関してはバカな私にも
    ほとんどどうなるか
    見通しはつきました
    これはJDさんが可能性の選択肢を示したからです

    WSJかBBCでブレアが同じことを言っていました

    今回の混乱で事実を見極めたら自信をもつことができることを確信しました
    本当にありがとうございます

    インド
    日本と違い、選挙結果が国政にダイレクトに影響しにくい選挙システムだと思います
    今回のように政権に打撃があるというのはなんか不思議です

    中東
    イラン、イスラエル、エジプト以外は
    全然、テーマが違いますが
    所得税、ありませんよね?
    国民の数を把握できないということは徴税能力が極端に劣っているという
    ことですよね?重税に苦しむ日本人として
    事業でもなんかアイディアになるのではないか、と思っています。

    米中貿易戦争
    これが安全保障の問題というのはなぜですか
    私にはメディアや識者が根幹の問題を間違えているか
    本当にトランプが好き勝手にやれるか
    の二択のどちらかです。
    個人的にはメディアが間違っていると思っています

    華為とフェイスブックでいえば
    要するにスマホ一本で金銭の送金、融資ができる
    ということが問題だと思っています
    中国人はスマホで送金、融資を行います
    中国製品には個人情報が抜き取れるようになっているのは
    当然のことであり
    アメリカはそれが規制される
    だから問題になっている

    知的所有権ではなく
    プライバシーの問題だと思っています

    この問題はGAFAの存在意義にも関わる問題ですので
    かんたんには終わらないと思いますが
    最終的にはそこになると思います
    いま、表面に出ているのは
    その争いで、通商摩擦の側面が強いのではないのでしょうか?

    ともかくなぜ
    安全保障の問題というのかがわからない
    トランプの言動行動をみていると
    そういうことでウソをつく人間とは思えないと思うけど
    トランプ財団解散で、どうかな~なんて思っています(笑)

  3. JD より
    那須の山奥の兄ちゃんさん

    多岐にわたるご質問ありがとうございます。
    メルマガで回答しますので、少しお待ちください。

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