ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2018/11/21 05:00  | 米国 |  コメント(6)

米国中間選挙(2):今後の展望

米アリゾナ州上院選、民主党候補が勝利=メディア(11月12日付ロイター)
米フロリダ州上院選、共和党スコット氏が勝利 手作業で再集計(11月18日付ロイター)
フロリダ州知事選 共和党候補が勝利、民主ギラム氏が敗北認める(11月18日付CNN)
Exit Polls 2018(CNN)

アリゾナの上院選は、共和党現職のジェフ・フレークの引退に伴う空席を争う選挙戦で、民主党のキルステン・シネマが勝利しました。24年ぶりに民主党が議席を獲るという大殊勲を挙げたことになります。

一方、フロリダの上院選では共和党のリック・スコットが民主党現職のビル・ネルソンを再集計の末に破りました。スコットはフロリダ州の知事を2期務め、大富豪ゆえ資金力は無尽蔵という強力な候補。18年にわたり上院議員を務めたネルソンも紙一重の差で敗れました。

これにより上院選は11月27日に予定されるミシシッピ州の決選投票を残すのみ。ここは共和党が優勢なので、おそらく最終的に共和党は2議席増で53(民主党47(無所属2含む))になる見通しです。

また、スコットの鞍替えに伴い空席になったフロリダ州知事選でも、民主党のアンドリュー・ギラムが敗北。「ミニ・トランプ」の究極形ともいえるロン・デサンティスが勝利しました。

デサンティスについては以下の記事で解説しました。トランプ・ファンそのものという強烈な個性の持ち主です。

「中間選挙の予備選(アリゾナ、フロリダ)」(9/3)

あの衝撃の選挙広告もまだ見られるので、リンクを再掲しておきましょう。夫人は美人(元テレビ番組の司会者)で子どももかわいいのですが・・(苦笑)。

これにより共和党はフロリダの上院2議席と知事のすべてを押さえました。フロリダは大統領選において最重要の州の一つであり、トランプ大統領と共和党にとっては2020年大統領選に向けて大きな一歩になります。

さらに、ジョージア州知事選では共和党のブライアン・ケンプ州務長官が勝利し、史上初のアフリカ系女性知事になる可能性があった民主党のステーシー・エイブラムスが敗退。これにより州知事は民主党23、共和党27で確定しました。

さて、本日は「米国中間選挙(1):結果の分析」(11/14)の続きです。

前回は、結果の分析をお伝えしました。今回は、今後の展望を解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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米国中間選挙(2):今後の展望
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●民主党の課題と好機
●2020年大統領選の展望
●中間選挙後のトランプ政権
●中間選挙の真のポイント

***********
あとがき
***********

日産のゴーン会長を逮捕、「重大な」不正が明らかに(11月20日付CNN)

カルロス・ゴーン、まさにHe is gone!衝撃のニュースでした。

様々な憶測を呼んでいるようですが、これだけの巨大企業において20年も絶対の権力を握り続けると、コンプライアンス上のリスクはどうしても生じるのだろうと思います。日産にとっては、どうしても退位させられなかった絶対君主がいなくなるということで、逆にチャンスにしたいところでしょうね。

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6 comments on “米国中間選挙(2):今後の展望
  1. KB より:
    煽られ甲斐ありました

    個々の事象を自分で追っかけていても、森の中で迷子になるのは明かでしたから、今回の中間選挙シリーズは、色々な意味で有意義でした。
    ここで触れた様々な変化の芽が、今後どのように成長していくか?あるいは、消えてしまうか?「歴史の変化・積み重ね」というのはこうした日々の積み重ねですね。
    しかし、「オタク」と仰いますが、JDさんはいろいろな分野のオタクですよね。。(ここでいう「オタク」は尊敬を込めた賛辞です(笑))

  2. 那須の山奥の兄ちゃん より:
    ありがとうございます

    なんとなく投票前から
    この結果が
    こうなって
    どうなるんだ?
    と考えていて
    意味ないじゃん
    と感じておりましたが
    言葉にしていただいて
    あー、やっぱりそうだったんだ
    と思いました

    減税も意味ないじゃん
    と漠然と思っていたのですが
    言葉に出してくれる人がいて
    本当に感謝します

    減税に関しては
    マーケットが動きますので
    意味はあるのだけど
    実態経済には
    それほど大きな影響は
    意識して
    かんがえるとそれほど
    効果はないような気がします
    きちんとデータを分析していませんので
    なんとも言えませんけど

    ともかく曖昧に思うこと
    をきちんと具現化していただけるので
    頼もしい限りです

  3. china より:
    中間選挙の真のポイント

    リクエストを取り上げて頂きありがとうございました。

    中間選挙の真のポイントで述べられていた点ですが、JDさんが仰っているようなこと今回のイベントを経て実感として自分の中に残っています。今回は分野ごとに詳細な分析をして下さっていたことと、事前予想が果たしてどうなるか興味深かったので、地図を片手に内容を重ね合わせながら自分の中に落とし込んでいく作業を行ったのですが、一見地味で面倒に思えるこの作業ですが、このひと手間を加えたことで今回の中間選挙を楽しめましたし、また2020年の大統領選に向けても立体的な知識が定着したと思います。結果として詳細な分析をして頂き良かったと個人的には思っています。
    ベト・オルーク・・オバマ元大統領が現れたときのようなカリスマ性を感じます。これからが楽しみですね。

    JDさんのメルマガの活用方法は人それぞれかと思いますが、私はがっつり読み込み咀嚼し吸収し、そこから更に自分の考え・意見を持てる程度には成長したいと思っているので、そのための大切なツールの一つとして今後とも大いに活用させて頂きたいと思っております。
    これからも発信に期待おります。

  4. 下北のねこ より:
    日産どうなるんでしょうね。

    日産自動車、会社を食い物にしたゴーンさんを司直の手にかけたのは仕方ないのでしょうが、穴二つにならなければいいですね。
    日本有数の官僚主義的なとこと言われるだけあって、日産経営陣、見事な面従腹背ぶりを見せましたが、なんというか極端に言って取締役会みんなが関わっていそうなとこが気になります。社長を始め、相当数が本来は一緒に捕まってもおかしくないとこなんでしょう?
    この件でゴーンさんにきちんと楯突いた人、多分いないでしょう。

    「面従腹背」の宗家みたいに言われてる元文部科学省の前川喜平さんはむしろ逆です。あの人は面従腹背どころか色んな場面で、自分が先頭に立って堂々と逆らってきてます。
    馘首されたらお仕舞いの民間企業のサラリーマンと器量、学閥、閨閥兼ね備えたスーパーエリート公務員と比較するのは違うかもしれませんが、引きずり下ろすのに司直の手を利用するというのは、自分たちも無事では済まない可能性はあると思います。

    日産自動車をルノーから自分たちの手に取り戻せればいいですが、経営陣や直属の部門が今回の不正に関与してるところが心配ですし、フランス政府やルノーにとってもゴーンさんがいなくなったことは日産を支配するチャンスになり得ると思います。経営正常化を親会社たるフランス側主体で行うなんて主張されたら・・・。

    関係ないけど、株式みたいに自動車も半値八掛け二割引なんてならないかな。
    そしたら、今乗ってる三菱初代ekワゴンを日産Dayzに新車で買い替えますぜ。
    ソフトバンクホークスも日本シリーズで勝ったんだから、通信料金の三割引セールくらいやって欲しい。ずっとホワイトプラン使ってるんだから、新規機種の割引じゃなく、愛用しているファンに報いなきゃ。

    そう言えばベト・オルークさんって、顔つきもオバマさんに似てますね。
    父ちゃん母ちゃんが浮気して作った異父母弟かも。
    だけど、将来の実力者がいきなり出てくるアメリカの政治的土壌は目を見張るものがありますね。
    未だに、議員候補になる前から、将来の民主党のエース大統領候補大本命として注目されたオバマジャンプの不思議さが頭に焼き付いて、時折、思い出されます。

    ステーシー・エイブラムスさんは惜しかったですね。そう言えば、ここ始めいくつかあった投票妨害問題ってどうなったんだろう。

  5. JD より:
    皆様

    メルマガのご感想、どうもありがとうございます。
    楽しんでいただけたようで、私もうれしいです。励みになります。
    また、どういったポイントが面白かったか、どのように役に立つか、具体的なご意見をお聞きできたのも大変ありがたいことでした。
    今後の内容を考える上で大いに参考になります。
    これからもぜひご感想をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。

  6. 新参者 より:
    トランプ大統領と納税申告

    民主党が下院の過半数を獲得したことで、トランプ大統領がこれまで拒み続けてきた「納税申告」についても白日の下に晒される可能性が高くなるのでしょうか?

    「大統領就任以来、議会の権限を用いて納税申告を入手するように試みてきた」という記述を目にします。では、開示義務のない納税申告を議会が要請し、これをさらに大統領が「拒絶する」ということは起こりうるのでしょうか?
    お金の流れが明らかになることで、トランプとロシアの関係など、不都合な事も色々と出てきそうで、興味はあるのですが・・・。

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