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The Gucci Post [国際政治・経済・金融 × プロフェッショナル]

2018/10/19 05:00  | 歴史・法・外交 |  コメント(7)

国際法における時効と裁判所の管轄権


ハードで長文の記事が続いているので、たまには息を抜いて、読者の皆さんとの交流の回にしたいと思います。金曜でもありますし(笑)。

本日は2つの質問を取り上げます。ともに国際法がテーマです。

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国際法における取得時効
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以下の質問をメールでいただきました。

>日本は北方領土の返還を要求しています。
>国内の法律では、実行支配したものは、時効により取得できると思います。  
>時効という考えはないのでしょうか。

※回答はメルマガに書きました。

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国際法における裁判所の管轄権
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今月初めにボルトン大統領補佐官が「外交関係に関するウィーン条約」(ウィーン外交関係条約)の「紛争の義務的解決に関する選択議定書」から米国が脱退すると表明しましたが、そのことを紹介した「今週の動き(10/8~14)」コメント欄で、ぺルドンさんから解説して欲しいとのリクエストがありました。

米、ICJに関する紛争解決の議定書から脱退 「反・国際司法制度」鮮明に(10月4日付AFP)

※回答はメルマガに書きました。

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あとがき
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金曜だから気軽に・・といいつつ、結構硬い話題になりましたね(笑)。

今回取り上げたテーマ以外にも、情報処理のヒント、教育論、外国・外国人の呼び方など、様々な質問をいただいております。近いうちにお答えしますので、もうしばらくお待ちください。

読者の方からの声といえば、テイラー・スウィフトの件で下北のねこさんから以下のコメントをいただきました。

>ディクシー・チックス思い出した!
>曲ではなく、イラク戦争批判やって、袋叩きにあったグループですよね。
>うまく思い出せないのですが、叩かれ方が異様だったので話題になっていた記憶があります。

そうですね。ディクシー・チックスがそれだけ叩かれたのは、彼女らがテキサス出身のカントリー・ミュージックのバンドだったことが大きかったと思います。

たとえばグリーン・デイレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがイラク戦争や共和党を批判してもニュースにもならないでしょう。極端な例ですが、ファン層や立ち位置によってその発言のインパクトは異なるということです。

しかもこの頃、カントリー・シンガーやサザン・ロックのバンドの多くはイラク戦争を支持する姿勢を示したので(私は当時そういうバンドのライブに沢山行っていたので肌で感じました)なおさら目立ちました。

今回のテイラーにはそうした反発はないですね。どちらかといえばトランプのように「俺たちのテイラーが・・(涙)」と残念に思っている様子です。この状況の違いは興味深いです。

なお、テキサスはレッド・ステートのイメージが強いと思いますが、オースティン、ヒューストン、ダラス、サンアントニオといった都市部では民主党支持者が多数派です。南部・南西部ではニューメキシコとコロラドがすでにブルー・ステートになりましたが、いずれはネバダ、テネシー、テキサスがこれらに続くといわれています。そうなると大統領選のダイナミクスは大きく変化します。

こうしたトレンドについては中間選挙の展望を解説する際に説明します。

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7 comments on “国際法における時効と裁判所の管轄権
  1. ペルドン より:
    国際条約等

    いいねぇ・・
    外交のプロ・国際法を抱えていると・・
    THE GUCCI POSTの実行範囲が広がる。
    柔らかい話でも・・
    触り方次第で固くなる・・・

    ( ^ω^)

  2. KB より:
    真のグローバルな視点

    いつもブラッシュアップされている知識と常に最前線に触れているリアル、そして理性的かつ客観的な見方…によって生み出される情報が面白くないわけがない!

    コスパ、なんて平たい言葉を使いたくないですが、、
    今日のような知的充足感も得られる”回”もあり、やっぱりお値打ちです。

  3. 新参者 より:
    ルールを正しく

    いずれはこうした、国際法の概念を自分の中に落とし込み、目の前の出来事を冷静に見ていくようになれるのでしょうか・・・

    ちっとも自信がないのですが、少しずつこういった考え方に慣れて、「勉強していきたい」と素直に思えたメルマガでした。

    JDさんが講演でも仰っていた「基本的枠組み」を理解する上でも、自分の感覚や慣習になぞらえるのではなく、まず基本ルールを習得しないといけませんね。過去の記事も拝読しながら、痛感いたしました。

  4. 下北のねこ より:
    不良少年の爽やかさ

    グリーン・デイ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン聴いてみました。
    特にグリーン・デイ、なんって爽やかなんだ、お前ら本当にパンクか?、今の若者はパンクまで骨抜きになっちまったのか(´;ω;`)。まるでヤクザじゃなく地方公務員養成校になっちまった国士舘じゃねーか。と訳のわからない嬉しい感想です。

    反戦を叫ぶ爽やかなサウンドのパンク、こうなると立派なポピュラーミュージックだわ。昔のウッドストック、フォークソングムーブメントなど反戦でロックもフォークも育ってきた。パンクすらそうなのか。いいことなのか、悲劇なのかうまく説明がつかないですね。
    聴いていて爽やかになってしまうとこアメリカだなあ。

    あたしゃ、パンクにはもっとドロドロしていてほしいでゲス。
    戦争も大嫌いということで、戦争に縁なくドロドロと退廃、腐敗感が漂うスウェーデンのパンクロックバンド、セリオンでPoupée de cire, poupée de son( https://www.youtube.com/watch?v=09TDod77kPs )ライブの方にしました。MVは過激です。

    レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのような構成の曲よく聞くようで思い出せないので、サウンドが似たちょっと昔のハードロックと日本のラップを一曲づつ。
    昔、三沢にいた米兵さんが好きだった曲。あとやっぱグランド・ファンクが人気ありましたね。Bachmann Turner Overdrive- Roll On Down The Highway( https://www.youtube.com/watch?v=zlyhO3jHiHk )
    日本のラップのはしりだったと思います。きちんとメロディーがしっかりしてるのがミソ。Bomb A Head! m.c.A・T ( https://www.youtube.com/watch?v=dWIeihziCeo )
    今、U.S.Aが大ヒット中のDA BUNPをフューチャリングしたバージョンもありますが、オリジナルのほうがいいです。しかし、DA BUNPのU.S.Aを企画した人、西城秀樹好きだった世代でしょうね。ポピュラー・ミュージックは世代が繋がって洗練されていくもんなんだなって思います。
     

  5. 那須の山奥の兄ちゃん より:
    質問

    いつもお世話になります

    パキスタンについて
    個人的には旧宗主国であるイギリスの関与を非常に関心をもっています
    植民地はなくなったとはいえ
    関係性はあると思います

    マレーシア、シンガポール、香港、インド、南アなどもそうですが
    イギリスとの関係性は維持をしていると思います
    たとえばシンガポールのエリートは
    イギリス留学をするとか
    去年から今年に不振になっているのは
    ほとんどイギリス絡みだと思っています
    中国もね(笑)

    旧宗主国の経済と植民地の経済は
    リンクしているはずであり
    ジンバブエの破綻などは
    ブレアの責任なのに
    独裁が悪いとかほざいている
    メディアにはうんざりです。

    そしてイギリスのブレグジットの見通し
    次第で
    これらの植民地経済が大きく
    左右されると
    考えています。

    パキスタンの質問をしたのは
    ブレグジット次第では
    来年の投資対象なのか
    と思っている次第です

    そして
    選挙は
    非常にかんたんな問題で
    株価と経済成長の問題だと思っています
    アメリカは民主党有利との報道ですが
    実際、
    オバマ時代、株価は自立反発で
    本格的な上昇は
    トランプになってから

    有権者は
    またもや
    トランプ嫌いで
    民主党支持と言いながら
    実際には共和党に流れる現象が出ると思っています

    民主党の候補者は
    データをもっていませんが
    非白人と女性を立候補させて
    投票率を上げる作戦をとっていますが
    このタマで大丈夫か?
    と思っています
    オバマは相も変わらず悪口ばかりで
    トランプと変わらないのであれば
    カネを稼がせてくれる
    共和党有利と思っています

    労働参加率が63パーセントで
    若い層は普通、民主党支持になると思うのですが
    実際は共和党と聞いております
    ベビーブーマー世代の
    退職者は
    よほどの金持ちではない限り
    民主党支持といいながら
    実際は共和党になるのではないか
    と推測しています

    結局、今年も大波乱になるのかな
    と思っています。
    反論しているようで申し訳ありません

  6. JD より:
    那須の山奥の兄ちゃんさん

    ご指摘、参考になります。
    反論とは受け止めていません。
    来週書きますが、私も、民主党は苦しい戦いを強いられると思っています。
    また、反論であっても、もちろん大歓迎です(笑)。

    BREXITについてもこれから取り上げていく予定です。
    旧英領という視点は面白いですね。
    たしかにインドやパキスタンは英国を特別視しています。イムラン・カーンも英国留学していますし。ただ最近は米国留学も増えていますね。私ももう少し考えてみます。
    パキスタンは暗い話が多いですが、セクターによっては面白いところがあります。
    とりあえず今の財政危機をどう乗り切るか、ですが・・ただパキスタンに興味をもっていただけるのはうれしいですね。

  7. 那須の山奥の兄ちゃん より:
    ありがとうございます

    シンガポールも最近は
    アメリカ留学が増えています
    リークアンユーの息子は
    たしか英米で学位を取得していますが
    リークアンユーがイギリスのPHDなので
    イギリスの偏向がとれていないと思います。

    タテの関係よりも
    今回のテーマのように
    ヨコヨコの関係もお願いしたいと思っています

    しかし
    エルドアンはリスクはあると思いますが
    リークアンユーやベトナムがOKで
    トルコの独裁がなぜだめなのか
    よくわかりません

    トルコはご存知のように
    報道規制が行われていますので
    出てくる情報は
    欧米寄りのものばかり
    前橋さんのトルコのタイム?記事などは
    滑稽すぎて
    笑うほかなかったです
    念のため、前橋さんには一個も悪意はありません

    申し訳ないのですが
    JDさんのトルコ関連記事も
    欧米寄りだと思っています
    トルコの立場の意見が
    ほとんど出回っていなく
    なかなか理解できなく困っています
    欧米の主張はどうせ
    独裁禁止
    民主化とネオリベラリズムでしょうが
    独裁ではないと
    うまくシンガポールもまわらなかったでしょう
    独裁=悪い
    というのは
    いろいろ勉強してきて思うのですが
    本質ではない、とは今の時点で思っています。

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