2017/10/19 05:00 | 中東 | コメント(3)
米・トルコのビザ発給停止
■ 米国とトルコ、ほぼすべてのビザ発給を互いに停止(10月9日付BBC)
■ 米国とのビザ発給停止問題、近く解決の見通し=トルコ副首相(10月12日付ロイター)
米国とトルコが相互にビザ発給を停止するのは、極めて異例の事態で、両国の関係悪化の深刻さを物語っています。
今回の措置は、昨年7月のクーデター未遂事件の黒幕とされる在米のイスラム指導者フェトゥラ・ギュレン師とつながりがあるとの疑いで、トルコ当局が米総領事館の職員を拘束したことに端を発しています。
トルコは、クーデター未遂事件後、米国に対し、在米のギュレンの引き渡しを求めていますが、米国はこれに応じず、両国の関係を損なう大きなイシューになっています。これについては、クーデター未遂直後に「トルコのクーデター未遂」で解説したとおりです。
米国とトルコの関係は、ギュレン問題のみならず、クルド、民主主義、ロシア・イランとの関係をめぐって、いくつもの難しさを抱えています。
トルコの副首相は、問題はそれほど深刻ではない、すぐに解決すると述べていますが、本当にそうなるのか。
本日は、これらの問題のポイントと今後の展望について解説します。
読者の方から取り上げて欲しいとのリクエストが多数あったテーマです。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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米・トルコのビザ発給停止
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●オバマ政権での関係悪化
●火に油を注ぐトランプ政権
●更なる衝突へ
●今後の関係
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あとがき
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オーストリアでは予想通り国民党が勝利。これにより次期首相に就任するセバスチャン・クルツは31歳。若いですね。しかもなかなかのイケメン。
最近は、フランスのマクロン(39)、カナダのトルドー(45)、ギリシャのチプラス(43)、イタリアの前首相のレンツィ(42)と欧州を中心に先進国で若いリーダーが次々と現れています。
私とそれほど年齢が違いません・・自分も頑張らねば!と刺激を受けますね。
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3 comments on “米・トルコのビザ発給停止”
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エルドアンは・・
失敗したクーデターは米国の陰謀と信じている・・
放っておくと第二のクーデターが起きかねないと考える・・
敵対するクルド側を操るのは・・米国と考えている・・
宿敵だった・・歴史的にも・・露西亜と手を組んだのは・・クーデター陰謀を耳打ちしたのはプーチンで・・果敢に軍事進出して・・米とは異なり容赦なくミサイルと爆弾の雨を降らす・・撃墜した露西亜戦闘機の事は忘れてくれそうだし・・コンビを組むには最適と考えた・・プーチンの勝利だ。
後はトランプが・・判ったよ・・あんたが大将と言えば・・丸く収まるだろうか・? そのトランプもクルドの渇望する国家成立・・は拒否した。火種は剥き出しに残ったままだ・・・
いよいよ・・中国の全人代が始まった。日本のマスコミは・・91歳の江沢民があくびをしたと・・まるであくびの散乱が起ったような・・情報操作をしている。
3時間半の演説は・・通例の二倍強の時間だったらしい。党主席になられるらしいが・・当然これからも長演説は続くだろう。
専門家の間では・・三分の二は王岐山生き残りと判断しているらしい・・・
米艦隊は二手に別れ・・黄海でも頑張っている。
北の陛下は静かだ。核兵器とICBMで生き延びるのは・・戦略的には間違いだが・・戦術的には成功している・・・
( ^ω^)・・・(笑
習近平が演説で述べた「中央全面依法治国領導小組」法治国家にする為の新設の機関で・・江沢民派の牙城である・・中国公安・司法機関を管轄する「中央政法委員会(政法委)を統括させる長に・・常務委員と同等の権限を持たせ・・王岐山を就任させる・・というニュースが流れている。
習近平は汚職・腐敗への戦いの継続を述べているから・・そうであっても・・
不思議ではない。大会での王岐山の顔を観ていたが・・非常に緊張した顔付だった。これをどう解釈するかだが・・JDは何と読むのかな・?!
( ^ω^)・・・(笑
毎日目まぐるしい動きですね。
当事者同士の利害をこのように丁寧に解説していただくと、複雑な国際的なもめごとも理解しやすくなります。エルドアンとプーチンの関係、難しいですが、昔の記事もさかのぼりながら、大変興味深く読みました。
米・トルコはこじれていますが、米・露はこの点について、どうなのでしょうか。
さて、日本のイケメン若手リーダー、JDさんはいかがですか?(笑)