2017/07/24 06:00 | 今週の動き | コメント(5)
今週の動き(7/24~30)
昨日、米国から帰国しました。
トランプ政権は、ロシアゲートを中心に日々膨大なニュースが流れていますが、あわただしい動きに振り回されることなく真に重要なポイントをつかまえることが重要です。今週はキャッチアップに追われてすぐに発信できないと思いますが、来週以降少しずつそのへんの話をしていきます。
先週の動きです。
7/16(日)
・前重慶市党委書記だった孫政才氏が拘束されたことが明らかになる
7/19
・米中包括経済対話(ワシントンDC)
・文在寅政権が国政運営5ヶ年計画を発表
7/20(木)
・ECB定例理事会
・トランプ政権発足から半年
7/21(金)
・スパイサー報道官が辞任
●孫政才の拘束
孫政才は「中国共産党大会のポイント」で詳しく書きましたが、次の常務委員に選出されることが予想されていた次代のエース候補で、その拘束劇はチャイナ・ウォッチャーに衝撃を与えました。
様々な憶測がありますが、大まかに言えば、習近平への権力集中に向けた動きとしてとらえることができるでしょう。共産党大会までにこうしたサプライズがいくつも起こることが予想されます。
●米中関係
米中対話は予想どおりすれ違いに終わりました。この構図はおそらく当面変わらず、トランプ政権は、鉄鋼輸入制限など様々な一方的措置を打ってくるでしょう。
●トランプ政権
ショーン・スパイサー報道官の辞任はサプライズでしたが、もともと彼はこのところ記者会見の場に姿を見せず、大使赴任の観測が流れていました。時間の問題だったといえるでしょう。
スパイサー辞任の原因をつくったといわれるアンソニー・スカラムーチ広報部長は非常に面白い人物で、今後政権のキーパーソンになるとみられます。追って解説します。
今週の動きです。
7/24(月)
・クシュナー上級顧問がロシアゲート問題について議会証言
7/25(火)
・FOMC(~26日)
来週から本格始動できるよう準備します。
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5 comments on “今週の動き(7/24~30)”
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希釈でいいから・・
第一印象が薄れぬ内に・・
是非・・
第一回のメルマガでも構いません・・待つ価値がありそうだ・・・
お疲れ様でした。現地での生の声を私も知りたい。メルマガ創刊号で、良いのではないでしょうか?
「今週の予定」に小さな遺漏があるのではないかと思います。
クシュナー上級顧問は、月曜日、上院情報委員会のメンバーと非公開のインタビューが予定されています。宣誓下の証言ではないと思います。
また、火曜日は、下院情報委員会のメンバーとのインタビューが予定されています。こちらは、2時間という短いもののようです。
ありがとうございます。非公開のインタビュー、月曜と火曜の予定、そのとおりですね。次回の今週の予定では細かく書きます。
ドナルド・トランプ・ジュニアとポール・マナフォートの証言も行われる予定ですね(日程調整中)。
バルト海で・・
中国海軍と露西亜海軍が・・
軍事演習・・
バルト海諸国は神経を尖らせているらしい・・
中国の狙いは何かな・?
鄭和以来の大艦隊で、戦わずして、占領という伝統がありますね。自然に上陸し領土としていく。戦えば弱い。が数の示威行動で戦意を失わせる。
ランドの一路、AIIBは効果薄いだろう。やはりシーパワーに全力を注いでいて、中谷前防衛相は中国海軍の増強に音を上げだした。米国は日本のためには戦えないだろう。核の時代、米中は戦闘できないから、中国は数の威力で引きつけ合いの四つ相撲の寄り切りで勝つ戦略だろう。
それを抑えるにはロシア・トルコ系が西北から圧迫するしかないが、トランプの対露協調は奥の院から潰されそうだ。プーチンは仇だが、中国には徹底的に甘い。関白殿もがっかり。やはりトランプと一緒につぶされる運命か。
ロシアも米国が強大なうちは天敵中国と組む。今はクリミヤ・シナ海での利害が一致している。その一環か。ロシア艦もシナ海で協力するか。