2017/04/07 00:20 | 米国 | コメント(5)
バノンのNSCからの排除
■ バノン上級顧問、NSCから外れる トランプ氏自ら決定(4月6日付CNN)
スティーブ・バノンとプロフェッショナル組の権力闘争は、プロ組が優勢となると予想しましたが、早速にバノンをNSCから排除する決定。
もともとHRマクマスター大統領補佐官は、就任当初からバノン排除を計画していたといわれています。計画どおり進んだわけですが、これは、マクマスターの力が非常に大きくなっていることを示唆しています。
また、おそらく、ジャレッド・クシュナーがバノンよりもプロ組に近づいていることも推測されます。
この関連で注目されるのがクシュナーのイラク電撃訪問。
■ トランプ米大統領の娘婿クシュナー氏、イラクを公式訪問(4月4日付AFP)
中東戦略を仕切るのは、クシュナー、マクマスター、ディナ・パウエル次席補佐官(戦略担当)というNSCを中心とするチームになっています。パウエルはGS出身、ゲーリー・コーンNEC委員長の人脈に属する人物で、実務経験豊富なアラビスト。イヴァンカとも近い仲といわれており、ということはクシュナーとも連携しているとみられます。
プロ組が中核となることで、外交は安定するとみられますが、一方で、不安要素は国務省が機能していないこと。高官人事がまったく決まらず、予算教書では予算が大幅に削減。もともとトランプの入国制限に対しては反旗をひるがえしており、士気の低下も懸念されます。
当面はNSCを中心に進めざるを得ないでしょうが、国務省が動かなければ何といってもマンパワーが足りません。まずはこの点が組織上の課題となるでしょう。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
5 comments on “バノンのNSCからの排除”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
ヘラりー派の巣窟・・
掃除するのに・・唯でさえ時間・手間がかかる・・
まあ・・
急いては仕損じる・・かな・??・・( ^ω^)・・・(笑
米中会談最中に
最高の脅しですね
予見していましたけど。笑。
ゴッドファーザーの世界ですね。ミサイル。
バノン・・NSCから排除・・
バノンはフリンの御目付として・・NSC参加していただけで・・
フリンが去った後は・・出席が悪かった・・
上級顧問を去らない限り・・
裏での活躍があるのでは・・??
オバマと同じ状況で、俺はやる時はやる。だが佐々木良昭氏のブログ中東TODAYでは、アサド側がこの期に及んでわざわざ化学兵器で爆撃など考えられず、トルコが持ち込んだ化学兵器が爆撃で拡散と考えた方が自然らしい。やはりCAIか。トルコによるロシア機撃墜と状況が似ている。CIAはISも援助したり忙しい。笑
オバマの時は本当にアサド側が使ったらしい。それが常態で西側も黙認だった。これは昔から少数派アラウィ派に統治させ反目を維持し、宗主国に敵意が及ばないようする英米仏の知恵らしい。だから常に弾圧統治になる。そして陰で毒ガスも統治側に供給。
今回、北朝鮮が議題の米中首脳会議のタイミングで、これをやるのは手際が良すぎる。これは本当はトランプが嫌ってきた、ヒラリーらの、今までのISなどのCIAの謀略そのものではないか。9.11も思い出す。 しかし頭脳的プレーで、バノンあたりの知恵か。しかも国内政治状況にも役立つ一石六鳥くらいの効果だ。これは少年時代のトランプの、ストリートファイター時代の経験の賜物でもあるかもしれない。しかも俺はちゃんと仁義を切ってからやってるぜ。パールハーバーじゃねえ・・と言いたいのでは。案外、北の御大将には見覚えがあるのでは。実際会ってみれば気が合うのでは。笑 彼を呼びつけて、トランプが一人で解決してしまうかもしれない。笑 悪には悪を、オバマではだめなわけだ。