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2017/03/23 00:00  | 欧州 |  コメント(4)

米独首脳会談


トランプ氏「NATO強く支持」、メルケル氏と初顔合わせ(3月18日付ロイター)

ついに実現した欧州の盟主アンゲラ・メルケル独首相との初会談。

トランプは、就任早々にテレーザ・メイ英首相と会談しています。トランプの父はドイツ系ですが、母親はスコットランド人であり、英国に対しては一方ならぬシンパシーを抱いています。それは就任早々にチャーチル像を執務室に戻したことにも表れています。

メイ首相といち早く会談したのも、BREXITがあったのも大きいですが、個人的な思い入れがあってのことでしょう。つまり、トランプにとって英国と大陸欧州は別個の存在であり、今回のメルケルとの会談は、彼にとってまさに最初の「欧州との対峙」ということになります。

報道では、トランプとメルケルの間の溝が明らかになったと強調されていますが、トランプはNATOへのコミットメント、メルケルはNATO支出増加を打ち出すようになっており、欧州外交も「現実主義のトランプ」の面が出てきたようにみえます。

ちなみに、問題になっているトランプがメルケルとの握手を拒んだというシーンがこちらなんとなくトランプが注意散漫になっているだけ、という風にも見えますが・・。

ドイツとの懸案の一つは貿易赤字ですが(中国、日本に次いで3位)、この点では、ドイツ攻撃の急先鋒であるピーター・ナヴァロNTC委員長が急速に影響力を失っていると噂される点が注目されます。欧州はこの状況を歓迎しているそうです。

トランプは、オバマ前大統領に盗聴された点でメルケルと共通の経験があると持ち前のきわどいジョークを見せていましたが、盗聴事件直後のG7エルマウ・サミットでメルケルがオバマを笑顔で迎え入れていたことが思い出されます。

オバマ政権ではこのように大目に見られた問題も、今のトランプ政権で起こればどうなるか。「北朝鮮とトランプ」で述べた外国指導者からの信頼は、こうした危機の場面で問われることになるでしょう。

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4 comments on “米独首脳会談
  1. 空の財布 より:
    見つめ合う二人…(笑)

    アップされたのは見れない(削除)ですが、The Huffington Post Japanが詳しく記事にしてますね。
    興味深い…。

  2. ペルドン より:
    携帯盗聴

    メルケルは東ドイツ出身・・
    盗聴は日常茶飯事の国家・・
    オバマの長い耳を知っていた・・知っていて当然・・
    メルケルを・・ドイツを舐めるな・!

    トランプ・メルケルが抱き合って・・キスをしない限り・・信用しないマスコミ・・今に・・ベット会見・・ヨーコとレノン並になる( ^ω^)・・・(笑

  3. 牧神の午後 より:
    校長先生

    これは、最近、素行が良くないドナルド君を心配して、校長室に呼び出した図に見えます。

    「ドナルド君」と優しく呼びかけて貰っているのに、拗ねて明後日の方に視線を泳がせているドナルド君。

    大丈夫か?

  4. JFKD より:
    相性悪そうですね

    ビル・クリントンと宮澤首相くらい悪そうですね。笑

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