梅雨が明けましたね。私は千葉でダイビングをしてきました。サメやエイとのスキンシップを楽しみました（笑）。

先週の動きです。

7/24（日）
・ワッサーマン・シュルツ民主党全国委員長が党大会閉幕時の辞任を発表
・バイエルンの音楽祭会場近くで自爆テロ

7/25（月）
・民主党全国党大会（フィラデルフィア、～28日）
　→ヒラリー･クリントンを大統領候補に指名
・日・ASEAN外相会議（ビエンチャン）
・米・ASEAN外相会議（ビエンチャン）
・中・ASEAN外相会議（ビエンチャン）

7/26（火）
・東アジアサミット外相会議（ビエンチャン）
・ASEAN+3外相会議（ビエンチャン）
・ASEAN地域フォーラム（ARF）閣僚会議（ビエンチャン）
・フランス・ルーアン北部の教会でテロ
・FOMC（〜27日）
　→利上げは見送り

7/27（水）
・日韓合意に基づき元慰安婦を支援する財団が発足

7/31（日）
・東京都知事選
・九重親方（元横綱千代の富士）死去

●民主党全国大会

民主党全国委員会がバーニー・サンダースの選挙活動を妨害していたことがウィキリークスにより暴露され、デビー・ワッサーマン・シュルツ委員長が辞任を発表、サンダースの支持者が激高するという波乱はありましたが、そのサンダースもヒラリー・クリントンの支持を高らかに表明。

さらに、エリザベス・ウォーレン、コーリー・ブッカー、ミシェル・オバマ、ビル・クリントン、ジョー・バイデン、バラク・オバマ、チェルシー・クリントンと続々とオールスターキャストが登場。民主党の歴史に残るといわれるほどの盛況を見せました。

共和党が「分裂」を露呈したのに対し、民主党は「結束」をこれ以上なくアピールすることに成功しました。また、ドナルド・トランプが設定した「ナショナリスト対グローバリスト」というアジェンダに対しても、民主党は共和党よりも「パトリオット」であるイメージを打ち出すことに成功。

さらに共和党が社会への脅威を煽るのに対し、民主党は未来の明るさを強調。あらゆる意味で共和党を超える大会を実現することができました。

あえて難点をいえば、これだけ輝かしい大物がそろう中で、主役であるヒラリーとティム・ケインが見劣りしてしまった感があること。良くも悪しくもカリスマタイプのリーダーではないことをあらためて実感させられました。

しかし、トランプは厳しい状況にあるとはいえ、何と言っても彼が選挙戦のイニシアチブを握っている状況に変わりはありません。このまま座して滅びることはなく、何らかの一手を打ってくるでしょう。

●ASEAN関連会議

南シナ海問題が議論の中心になっていますが、これは今週詳しく取り上げます。

●欧州のテロ

ローン・ウルフ、インスパイア型のテロが頻発しているようです。バングラ、東南アジアのテロ情勢についても近いうち取り上げたいと思っています。

●千代の富士死去

まだ61歳の若さ･･･私のような昭和後期世代にとって最高の英雄の一人でした。合掌。

今週の動きです。

8/5（金）
・リオ五輪開幕（～21日）
・米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、国が県を相手に違法確認を求めた訴訟の第1回口頭弁論（福岡高裁那覇支部）

8/7（日）
・タイ新憲法案の国民投票

●タイ新憲法

タイの新憲法案は、昨年9月に国家改革評議会が否決してから新たに起草されたもの。これが否決されれば3度目の草案を起草することになりかねず、ますます混迷が深まります。

しかし今回の憲法案は、軍を中心とする保守派が権力を維持するための装置が各所に施されたもので、非民主的であるとの批判を浴びています。国民投票の見通しも分からず、可決されても否決されても禍根を残す。悩ましい状況が続きます。