大谷翔平選手がDHで初となるMVPを受賞。また新たな歴史を作ってしまいましたね。野球もサッカーも日本代表は強豪国を破り、世界トップクラスの強さを見せつけています。

前にも書いたことがありますが、日本の選手がこれだけ強くなることが嬉しいのは、愛国心もありますが、日本で生まれ育つことで世界に通用する力を身につけることができる、自分自身や次の世代に対しても期待して良いといった、自信や希望を与えてくれることにあると思います。早くから海外に渡って成長する人もいますが、そういう選択が当たり前になったことも、日本の環境がいかに恵まれたものになったかを示しているのではないでしょうか。

さて、今週もトランプ次期政権の動きをフォローしますが、米国政治の今後を考える上で示唆に富む名著もご紹介します。また、明日はインドネシアの現地レポートをお届けする予定です。

【目次】

１．先週の動き
（１）トランプの爆弾人事の後退？
（２）トランプの経済チーム人事
２．今週の動き
３．今週の一冊
４．近況報告
５．あとがき

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先週の動き
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11/17（日）
・トランプ次期大統領が連邦通信委員会（FCC）のブレンダン・カー委員をFCC委員長に任命すると発表
・バイデン大統領がウクライナに米国製の長距離射程兵器による攻撃を許可したとの報道

11/18（月）
・トランプ次期大統領がショーン・ダフィー元下院議員を運輸長官に任命すると発表
・G20サミット（リオデジャネイロ、～19日）
・中英、中豪首脳会談（同）
・日英、日・カナダ首脳会談（同）
・北朝鮮の「ミサイル工業節」
・北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記とロシアのコズロフ天然資源環境相が会談（平壌）
・EU外相理事会（ブリュッセル）

11/19（火）
・トランプ次期大統領がハワード・ラトニック（キャンターフィッツジェラルドCEO）を商務長官、リンダ・マクマホン元中小企業局長を教育長官、メフメト・オズ（医師・TV司会者）をメディケア・メディケイド・センター（CMS）長官に任命すると発表
・米連邦預金保険公社（FDIC）のグルーエンバーグ総裁が25年1月19日に総裁と理事を退任すると表明
・米議会の米中経済安全保障再考委員会（USCC）が中国の軍事力や経済に関する年次報告書（24年版）を公表
・米国のホックスティーン特使とレバノンのミカティ首相、ベリ国民議会議長が会談（ベイルート）
・中独首脳会談（リオデジャネイロ）
・ウクライナ軍が米国から供与された長距離地対地ミサイル「ATACMS」でロシアのブリャンスク州を攻撃したとロシア国防省が発表
・「ワイマール三角連合プラス」（独仏ポーランド、イタリア、ウクライナ）外相会談（ワルシャワ）

11/20（水）
・トランプ次期大統領がマシュー・ウィテカー司法長官代行をNATO大使に任命すると発表
・中・アルゼンチン、中・ブラジル首脳会談（リオデジャネイロ）
・ウクライナ軍が英国から供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」でロシアのクルスク州を攻撃したとの報道
・インドのマハラシュトラ州の議会選挙

11/21（木）
・ゲーツ前下院議員が司法長官指名を辞退、トランプ次期大統領がパム・ボンディ元フロリダ州司法長官を司法長官に任命すると発表
・米証券取引委員会（SEC）のゲンスラー委員長が25年1月20日に退任すると表明
・米財務省がガスプロムバンク等への制裁を発表
・ロシア軍がICBM「ルベジ」をアストラハン州から発射しウクライナのドニプロを攻撃したとウクライナ軍が発表（ロシアのプーチン大統領は新型の中距離弾道ミサイル「オレシニク」を使用したと発表）
・国際刑事裁判所（ICC）がイスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相の逮捕状を発行

11/22（金）
・トランプ次期大統領がスコット・ベッセント（キー・スクエア・キャピタル・マネジメント創業者）を財務長官、ロリ・チャベス＝デレマー下院議員を労働長官、ジョンズ・ホプキンス大学のマーティン・マカリー教授を米食品医薬品局（FDA）長官に任命すると発表
・トランプ次期大統領とNATOのルッテ事務総長が会談（フロリダ州パームビーチ）
・NY州の裁判所のマーチャン判事がトランプ次期大統領の不倫口止め料支払いに関する業務記録の改竄の犯罪に関する量刑判決を無期延期
・米国土安全保障省が米国のウイグル強制労働防止法（UFLPA）に基づく輸入禁止対象の事業者リスト「UFLPAエンティティーリスト」に中国企業29社の追加指定を発表
・中国が日本人の短期滞在ビザの免除措置を11月30日に再開すると発表

11/23（土）
・トランプ次期大統領がアメリカ・ファースト政策研究所（AFPI）のブルック・ロリンズCEOを農務長官に任命すると発表

●トランプの爆弾人事の後退？

トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ下院議員が指名を辞退すると表明しました。ゲーツは上院議員らと会談した後、自分の指名承認プロセスが政権移行の妨げになることが分かったので、今回の決断に至ったと説明しました。

ゲーツはあまりにも問題の多い候補であり、司法長官就任が実現することはまずないと前回のメルマガ（以下のリンク参照）で書きましたが、そのとおりの結果になりました。

・「トランプの爆弾人事」（11/18）

ゲーツの発表後、トランプはすぐにパム・ボンディ前フロリダ州司法長官を司法長官に指名しました。長年にわたりトランプを支持してきた人物で、トランプの弾劾裁判では弁護団に加わり、アメリカ・ファースト政策研究所で法的部門のトップを務めていました。共和党大会でも2回連続で登壇しています。

トランプの爆弾人事は一部とはいえ、早くも後退する結果になりました。今回の動きが意味するところを解説します（※メルマガで解説）。

●トランプの経済チーム人事

トランプ次期大統領が商務長官にキャンターフィッツジェラルドCEOのハワード・ラトニック、財務長官にキー・スクエア・キャピタル・マネジメント創業者のスコット・ベッセントを任命すると発表しました。

外交・安保チームに続き経済チームも主要メンバーが明らかになってきました。今回の人事のポイントについて解説します（※メルマガで解説）。

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今週の動き
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※メルマガで解説します。

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今週の一冊
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最近読んだお勧めの本や印象に残った映画、ドラマなどをご紹介します。

※メルマガをご覧下さい。

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

※メルマガをご覧下さい。

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あとがき
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■ 阿川尚之さん死去　慶応大名誉教授、知米派として知られ駐米公使も（11月19日付朝日新聞）

阿川尚之さんは、本メルマガでも何度も言及しましたが、私にとっては人生の師ともいうべき方でした･･･（※ここから先はメルマガをご覧下さい）。