2024/10/07 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(10/6~12)イランのイスラエル攻撃、米大統領選まで1か月、ウォルズ対ヴァンスのTV討論会、石破新政権
さて、今週も米大統領選と中東情勢が2大テーマです。副大統領候補のTV討論会やイランのイスラエル攻撃など色々なことがありました。石破新政権についてもコメントします。
【目次】
1.先週の動き
(1)イランのイスラエル攻撃
(2)米大統領選まで1か月
(3)ウォルズ対ヴァンスのTV討論会
(4)石破新政権の発足
2.今週の動き
3.今週のドラマ
4.近況報告
5.あとがき
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先週の動き
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9/29(日)
・ハリス副大統領がネバダ州ラスベガスで選挙集会
・トランプ前大統領がペンシルベニア州エリーで選挙集会
・英保守党大会(バーミンガム、~10/2)
・オーストリア議会選挙(自由党が第1党)
9/30(月)
・バイデン政権が国境管理の強化措置を発表
・カリフォルニア州のニューサム知事がAI規制法案に拒否権を発動
・トランプ前大統領がジョージア州バルドスタで選挙集会
・トランプ前大統領暗殺未遂事件のラウス容疑者の罪状認否(フロリダ州ウエストパームビーチ)
・中国の習近平国家主席が建国75年記念の演説(北京)
・中国がネットワークデータ安全管理条例を25年1月1日に施行すると発表
・ロシアのプーチン大統領がウクライナの4州の「併合」2年に関するビデオ声明
・ロシアのプーチン大統領がジューミン大統領補佐官、マントゥロフ第1副首相ら4人を安全保障会議のメンバーに加える大統領令に署名
10/1(火)
・米副大統領候補のテレビ討論会(CBS主催、NY)
・米東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者(国際港湾労働者協会(ILA)の組合員)がストを開始
・中国国慶節(1~7日の7連休)
・韓国国軍の日
・イスラエル軍がレバノン南部でヒズボラに対する「限定的な」地上作戦を開始
・イランがイスラエルに向けて弾道ミサイル約180発を発射
・テルアビブで銃撃事件(ハマスの軍事部門「カッサム旅団」が犯行声明)
・NATOの事務総長にオランダのルッテ前首相が就任
・ドイツ検察がライプチヒで中国人の女をスパイ容疑で逮捕したと発表
・メキシコのシェインバウム大統領の就任式(メキシコシティ)
・臨時国会の召集(石破自民党総裁を首相に指名)
10/2(水)
・バイデン大統領とハリス副大統領がハリケーン「へリーン」の被災地を視察
・G7首脳電話会議
・米司法省のスミス特別検察官がトランプ前大統領の連邦議会襲撃事件への関与について米国を欺く罪等4件の重罪の容疑で起訴した裁判における検察の提出書面を公表
・ウクライナ軍がドネツク州のウフレダルから撤退したと発表
・日米、日韓、日豪首脳電話会談
10/3(木)
・ハリス副大統領がウィスコンシン州リポンで選挙集会(共和党のリズ・チェイニー元下院議員が参加)
・米印商務閣僚会合(重要鉱物に関する覚書に署名)(ワシントンDC)
・ILA組合員のストが終結
・トランプ前大統領がミシガン州サギノーで選挙集会
・イスラエル軍がベイルートのヒズボラの情報機関本部を攻撃
10/4(金)
・バイデン大統領が就任後初めてホワイトハウスのブリーフィングルームで記者会見
・ハリス副大統領がミシガン州フリントで選挙集会
・トランプ前大統領がノースカロライナ州ファイエットビルで対話集会に参加、ジョージア州サバンナのハリケーン被災地を訪問(ケンプ知事と演説)
・英国がチャゴス諸島をモーリシャスに返還すると発表(米英によるディエゴ・ガルシア基地の使用は継続)
・EUが中国製EV追加関税を決定
・イランのハメネイ最高指導者が金曜礼拝で演説(テヘラン)
・イスラエル軍がベイルートのヒズボラの拠点に大規模な空爆
・ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのクルスク州攻撃の拠点となっているスムイ州を訪問
10/5(土)
・バイデン大統領が中国の建国75年にあわせて習近平国家主席に電話し祝意を伝えたと中国外交部が発表
・トランプ前大統領がペンシルベニア州バトラーで選挙集会(イーロン・マスクが参加)
●イランのイスラエル攻撃
イランがイスラエルに向けて弾道ミサイル約180発を発射しました。イスラエル国内3か所の空軍施設を狙い、9割が着弾したと発表。最新鋭の極超音速ミサイル「ファタハ」を初めて使用したとも表明しました。
イスラエルのネタニヤフ首相はイランの攻撃を「大きな過ち」と呼び、即時に報復を宣言しました。米国もイスラエルへの支持を表明しました。
イスラエル軍はヒズボラのナスラッラー指導者の殺害後、レバノン南部で「限定的な」地上作戦を開始しました。前回の記事(以下のリンク参照)で述べた見通しに沿った展開です。
・「ヒズボラの指導者殺害」(9/30)
レバノンへの大規模な空爆も続けています。ナスラッラーのいとこで次期指導者候補とされるハシェム・サフィエディンが死亡したとも報じられました。
イスラエル、ヒズボラ、イランの衝突と中東情勢の今後について解説します。マーケットへの影響についてもコメントします(※メルマガで解説)。
●米大統領選まで1か月
米大統領選の投開票日の11月5日まであと1か月を切りました。選挙戦は最終局面に入っています。
ハリス副大統領とトランプ前大統領は激戦州で連日のように選挙集会を開催しています。ハリスの選挙集会には共和党のリズ・チェイニー元下院議員、トランプの選挙集会にはイーロン・マスクが参加しました。
先週は、副大統領候補の討論会、港湾ストライキ、トランプ前大統領の連邦議事堂襲撃事件の検察書面の公表といった動きがありました。前項で述べたとおり、イスラエルとイラン、ヒズボラの衝突により中東情勢も緊迫しています。
これらの動きと世論調査の最新の状況を踏まえ、今後の展望を解説します。また、今回の選挙の大きなポイントの一つとなる選挙結果の確定プロセスについても説明します(※メルマガで解説)。
●ウォルズ対ヴァンスのTV討論会
民主党と共和党の副大統領候補であるミネソタ州のティム・ウォルズ知事とJ・D・ヴァンス上院議員によるテレビ討論会がCBS主催でNYで行われました。
司会が取り上げたテーマは、中東、気候変動、移民、経済、リーダーとしての資質(過去のウォルズの中国に関する矛盾した発言、ヴァンスのトランプ批判)、中絶、銃規制、インフレ(住宅)、医療、子育て支援、民主主義でした。両者の発言の全文は以下のCBSのサイトに出ています。
■ Read the full VP debate transcript from the Walz-Vance showdown(10月2日付CBS)
討論会直後に行われたCBSの世論調査によると、ヴァンスが勝利との回答は42%、ウォルズは41%で、17%は引き分けと回答しました。CNNによれば、ヴァンス51%、ウォルズ49%でした。
今回の副大統領候補討論会がおそらくこの選挙戦の最後の討論会となります。討論会のポイントと私の評価をお伝えします(※メルマガで解説)。
●石破新政権の発足
自民党の石破茂総裁が首相に就任し、新政権が発足しました。石破首相は就任早々、今週(10月9日)に衆議院を解散し、27日に総選挙を行うと表明しました。
そして所信表明演説を行いました。外交については前回の記事(以下のリンク参照)で述べたとおりの内容でした。今週、初の外遊としてラオスを訪問し、ASEAN首脳会議関連会合に出席します。
・「自民党総裁選」(9/30)
政局の展望は永田町さん、経済面での影響は経済ZAP!!のSaltさんにお任せして、私からは前回に続き、外交面からのコメントを述べます(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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※メルマガで解説。
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今週のドラマ
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最近読んだお勧めの本や印象に残った映画、ドラマなどをご紹介します。
※メルマガをご覧下さい。
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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。
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あとがき
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■ ブルース・スプリングスティーンもハリス氏支持を表明 米大統領選(10月4日付CNN)
ブルース・スプリングスティーンはもともとオバマやバイデンを支持し、トランプを辛辣に批判してきた人なので驚きはないですが・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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