2023/05/29 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(5/28~6/3)ベルゴロド州への越境攻撃、デサンティスとスコット大統領選出馬、米債務上限、トルコ大統領選
5月も終わりですね。クレムリン攻撃から岸田首相の訪韓、広島G7サミット、トルコとタイの選挙、債務上限など、盛り沢山の1か月でした。
グッチーポストでも、峯村健司さんとの初コラボ、うにのリリースがありました。6月も新しい企画を予定しています。ご期待下さい。
・「峯村健司さんがオンラインサロンに参戦!」(5/12)
・「『超大盛りの瓶詰め生うに』予約開始!」(5/16)
夏のような暑さの日々が続いていましたが、今週は雨が続き、早すぎる梅雨のような趣きになるそうです。体調を崩さないようお気をつけ下さい。
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先週の動き
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5/21(日)
・G7広島サミット最終日(広島市)
・ウクライナ・米国、日本、韓国、インドネシア首脳会談(同)
・日米韓、日韓、日・コモロ首脳会談(同)
・ロシア国防省がバフムトを完全に掌握したと発表(ウクライナは否定)
・ウクライナのシルスキー陸軍司令官がバフムト近郊の前線基地を訪問
・中国が米半導体大手マイクロン・テクノロジーの製品が国家安全上のリスクを与えるとして重要な情報インフラでの調達を禁止すると発表
・韓国・ドイツ首脳会談(ソウル)
・フランス・モンゴル首脳会談(ウランバートル)
・WHO総会(ジュネーブ、~30日)
・ギリシャ総選挙(与党・新民主主義党(ND)が第1党)
・東ティモール総選挙
5/22(月)
・バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限について協議
・イエレン財務長官が連邦議会の指導部に対して債務上限問題に関する書簡を送付
・バイデン大統領が中国の李尚福国務委員兼国防相への制裁の解除を検討していると発言
・ブリンケン国務長官がパプアニューギニアのマラペ首相と会談、米国とパプアニューギニアが防衛協力協定を締結(ポートモレスビー)
・米共和党のティム・スコット上院議員が24年大統領選の出馬を発表
・ロシアのベルゴロド州にウクライナから破壊工作員の集団が侵入、ロシアの軍や治安部隊との間で戦闘(ウクライナにあるロシア人の軍事組織「自由ロシア軍」「ロシア義勇兵軍団」が攻撃の声明、ウクライナは関与を否定)
・ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と中国の陳文清・中国共産党中央政法委員会書記が会談(モスクワ)
・韓国・EU首脳会談(ソウル)
・EU外相理事会(ブリュッセル)
・インド太平洋諸島協力フォーラム(モディ首相が出席)(ポートモレスビー)
5/23(火)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がドネツク州を訪問
・ロシア軍がウクライナ各地をミサイルで攻撃
・ロシア軍がベルゴロド州へのウクライナからの越境攻撃を受けて掃討作戦を実施
・モスクワ国際安全保障会議(オンライン、~25日)
・EU国防相理事会(ブリュッセル)
・中国の謝鋒・新駐米大使が着任
・インドネシア・イラン首脳会談(ボゴール)
5/24(水)
・ロシアのペスコフ大統領府報道官がウクライナからベルゴロド州に侵入してきた戦闘員らが米国製の軍用装備を使用していたと発言
・ウクライナにあるロシア人の軍事組織「自由ロシア軍」「ロシア義勇兵軍団」がロシアへの越境攻撃の成功と今後の継続を宣言
・ウクライナ軍のザルジニー総司令官が今月初めに前線で負傷して開頭手術を受け、今後の任務継続が困難な見通しと国営ロシア通信が報道
・米共和党のフロリダ州のデサンティス知事が24年大統領選への出馬を表明
・中国の習近平国家主席、李強首相とロシアのミシュスチン首相が会談(北京)
5/25(木)
・バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限について協議(オンライン)
・バイデン大統領が次期統合参謀本部議長にチャールズ・ブラウン空軍参謀総長を指名
・米主催のウクライナ支援国会合(オンライン)
・レモンド商務長官と中国の王文濤商務相が会談(ワシントンDC)
・APEC貿易相会議(デトロイト、~26日)
・中国の李輝ユーラシア事務特別代表と欧州対外活動庁(EEAS)のモラ事務局次長が会談(ブリュッセル)
・ユーラシア経済同盟(EAEU)首脳会議(モスクワ)
・アルメニア・アゼルバイジャン首脳会議(同)
・ロシア・ベラルーシ国防相会談(ロシアがベラルーシに配備する戦術核の保管手続きを定めた合意文書に署名)(ミンスク)
・ワグネルがバフムトからの撤退を始めたとプリゴジンが発表
・国際交流会議「アジアの未来」(東京、~26日)
5/26(金)
・ロシア軍がキーウ、ドニプロを含むウクライナ各地をミサイルで攻撃
・イエレン財務長官が連邦議会の指導部にあてた債務上限問題に関する書簡を公表(6月5日までに債務上限の引き上げ・停止がなければ政府の資金繰りの資金は尽きると表明)
・USTRのタイ代表と中国の王文濤商務相が会談(デトロイト)
・レモンド商務長官と西村経産相が会談(同)
・中国の李輝ユーラシア事務特別代表とロシアのラブロフ外相が会談(モスクワ)
・ロシア・ブラジル首脳電話会談
・日本政府がロシアへの追加経済制裁を発表
5/27(土)
・バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限の引き上げについて基本合意に至ったと発表
・IPEF閣僚会合(デトロイト)
・中国の空母「山東」の艦隊が台湾海峡を通過したと台湾国防部が発表
●ベルゴロド州への越境攻撃、ウクライナの反転攻勢
ロシアのベルゴロド州にウクライナから破壊工作員の集団が侵入し、ロシアの軍や治安部隊との間で戦闘が発生しました。ロシアはこれを撃退し、「ウクライナ人の国家主義者」70人以上を殺害し、ウクライナ側に押し戻したと説明しました。
ロシアはウクライナによる破壊工作として非難しましたが、ウクライナは関与を否定。ウクライナで活動するロシア人の軍事組織「自由ロシア軍」「ロシア義勇兵軍団」が攻撃の声明を出し、その後、今後も攻撃を続けると宣言しました。
また、ロシアのペスコフ大統領府報道官はベルゴロド州に侵入してきた戦闘員らが米国製の軍用装備を使用していたと主張。これに対し、米国(NSCのカービー戦略広報調整官とミリー統合参謀本部議長)は現在調査中であり、ウクライナに対しては、以前から米国が供与する軍備をロシア国内で使用しないように求めてきたと説明しました。
今回のベルゴロド州への越境攻撃の意味、そしてウクライナの反転攻勢の見通しについて、最新の情報に基づきコメントします(※メルマガで解説)。
●デサンティスとスコットの大統領選出馬
フロリダ州のロン・デサンティス知事とティム・スコット上院議員が24年大統領選への出馬を正式に表明しました。
この2人の出馬は予想されていたことでした。本メルマガもその意義を早くから解説してきましたが、最新の情報に基づきあらためて解説します(※メルマガで解説)。
●米債務上限引き上げの基本合意
先週末(27日)、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限問題への対応について基本合意に至ったと発表しました。合意内容の詳細は確認できていませんが、マッカーシーは今週水曜(31日)に議会で採決すると表明しています。
これに先立ち、イエレン財務長官は、議会の指導部にあてた債務上限問題に関する書簡を公表し、6月5日までに債務上限の引き上げ・停止がなければ政府の資金繰りの資金は尽きるとの見通しを明らかにしました。これまで6月1日としていた「Xデー」が少し先になったことになります。
こうした状況を踏まえ、今後の見通しについて解説します。なお本件については経済ZAP!!もフォローしており、主にマーケットへの影響が分析されています(以下の記事参照)。本メルマガは経済的な観点ではなく、ワシントンDCの政治ウォッチャーから見ると今の風景はどう見えるか、これからどうなるかという観点から考察を述べます(※メルマガで解説)。
・「第192号 FOMC議事要旨と混乱続く米国のKABUKI」(5/25)
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今週の動き
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(※トルコ大統領選挙決選投票など。メルマガで解説。)
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あとがき
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■ 米ターゲット、LGBTQ関連商品を一部で撤去へ 脅迫や迷惑行為受け(5月24日付BBC)
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、6月は「プライド月間(Pride Month)」と呼ばれ、世界各地でLGBTQ+の権利を啓発するための行事や企画が行われます。
もともとは米国で1969年6月に起こった「ストーンウォール・イン事件」(ゲイバーに警察が取り締まりに入り、暴動になった事件)がきっかけで始まり、米国以外の国にも広がりました。私も米国にいた頃、サンフランシスコで「プライド・パレード」を見たことがありますが、最近は東京でもパレードが行われているようですね。
このような恒例のイベント期間ですが、今年は米国ではいつになく論争的なものになっています。「文化戦争」の絶好の戦場になり、企業の意思決定が進歩派と保守派どちらかも攻撃にさらされる結果になっているからです(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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