■ タイ総選挙大勝の前進党党首、政権樹立へ支持集めに自信（5月18日付ロイター）

タイで総選挙（下院選、定数500）が行われました。結果は以下のとおりでした。

１　前進党　152
２　タイ貢献党　141
３　タイ誇り党　70
４　国民国家の力党　40
５　タイ団結国家建設党（UTN）　36
６　民主党　25

親軍政党である国民国家の力党とUTNの惨敗、タイ貢献党の議席増は予想どおりでしたが（以下の記事参照）、予想外だったのは前進党の大勝でした。

・「タイ総選挙」（5/15）
　
前進党の前身政党である新未来党は前回19年の総選挙でいきなり81議席を獲り、旋風を巻き起こしましたが、今回はなんと152議席とほぼ倍増。タイ貢献党を上回って1位になり、ピタ党首は一躍野党の首相候補ナンバーワンに躍り出ました。

・「タイ総選挙の最終結果」（19/5/13）
　
ピタは、タイ貢献党と連立に向けて協議すると発言し、タイ貢献党の首相候補のペートンタン（タクシン元首相の次女）も「最も票を獲得した政党が次の政権を率いるべきだ」と述べ、両党は連携への意欲を表明。その後ピタは、他の野党6党とも連携し、8政党の連立を目指すとして、合計313議席になることを明らかにしました。

選挙後の展望については、上記「タイ総選挙」（5/15）でポイントを述べましたが、前進党の予想外の圧勝により、想定されるシナリオの分析は大きく変わりました。

連立に向けた交渉も動き出し、状況は刻一刻と動いています。最新の情報に基づき、今後の展望について解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。

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タイ総選挙
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●選挙結果
●連立交渉
●新政権の展望