2023/04/24 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(4/23~29)G7外相会合・米中、ウクライナ農産物の輸入禁止、スーダン軍事衝突、デサンティス訪日
4月も終わりに近づいてきました。新年度ということで、私の周りでも色々な変化があり、かなり慌ただしい日々が続いたのですが、皆さんはいかがだったでしょうか。この1週間乗り切れば連休が待っていますね(すでにバカンスモードに入っている方もおられるでしょうか)。
グッチーポストも、新年度ということで、新しいプロジェクトを色々検討しています。皆さんもご存知と思われるビッグネームの方の参加も近いうちに実現するかもしれません。編集部から発表があると思いますので、stay tunedでお願いします。
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先週の動き
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4/16(日)
・G7外相会合(軽井沢)
・日伊外相会談(同)
・ロシア軍がキリスト教東方正教会の復活祭(イースター)にウクライナ各地をミサイル攻撃
・ロシアのプーチン大統領と中国の李尚福国防相が会談(モスクワ)
・米海軍第7艦隊のミサイル駆逐艦「ミリアス」が台湾海峡を通過
・中国が気象観測用の人工衛星「風雲3号G」の打ち上げに成功
・イランの裁判所が20年1月の革命防衛隊によるウクライナ旅客機撃墜においてミサイルを誤射したとして同隊の防空システム担当官に禁錮13年の判決
4/17(月)
・米仏外相会談(軽井沢)
・日米、日独、日英外相会談(同)
・米FBIがNYに中国公安当局と連携して「警察署」を設置したとして2人を逮捕、米国在住の反体制派を対象とした監視等に関与したとして中国の公安当局者34人を訴追
・米国がEV購入の税優遇の対象となる車種のリストを公表
・ウクライナのゼレンスキー大統領と米国のマッカーシー下院議長が電話会談
・スロバキアがウクライナ産の農産物の輸入禁止を発表
・ロシアのラブロフ外相とブラジルのルーラ大統領、ビエイラ外相が会談(ブラジリア)
・日韓安全保障対話(ソウル)
4/18(火)
・ロシアのプーチン大統領がウクライナのヘルソン州とルハンスク州のロシア軍の拠点を訪問
・中ロ国防相会談(モスクワ)
・ロシアのラブロフ外相とベネズエラのマドゥロ大統領が会談(カラカス)
・ポーランドがウクライナ産穀物の国内の通過を認めると発表
・米下院軍事委員会がインド太平洋における米軍の態勢に関する公聴会を開催(インド太平洋軍のアキリーノ司令官が証言)
・ドミニオン・ヴォーティング・システムズのFoxに対する名誉毀損訴訟(ドミニオンはFoxがドミニオンは選挙不正に加担したという虚偽の情報を報道していたと主張)においてFoxがドミニオンに7億8750万ドルを支払うことで和解が成立
・中国の23年1~3月期の実質GDP成長率の発表(前年同期比+4.5%)
・フランス国民議会の議員団と台湾の頼清徳副総統が会談(台北)
・シリアのアサド大統領とサウジアラビアのファイサル外相が会談(ダマスカス)
・スーダン軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」が24時間の停戦を表明
・日仏、日加外相会談(軽井沢)
・日韓輸出管理政策対話(ソウル、~20日)
4/19(水)
・米国がウクライナへの3.25億ドルの追加軍事支援を発表
・ドイツがウクライナへの地対空ミサイル「パトリオット」の引渡しを発表
・ブルガリアがウクライナ産の農産物の輸入禁止を発表
・ウクライナのゼレンスキー大統領がベラルーシとポーランドの国境地帯を訪問
・米下院監視委員会がアフガン撤退に関する公聴会を開催
・マッカーシー下院議長が連邦債務上限の1兆5,000億ドルへの引き上げと連邦政府の支出の4兆5,000億ドル削減の案を発表
・米民主党のロバート・F・ケネディ・ジュニアが24年大統領選への出馬を表明
・キューバの人民権力全国議会がディアスカネル大統領を再選
・USTRのタイ代表が訪日(〜20日)
4/20(木)
・米仏首脳電話会談
・米・コロンビア首脳会談(ワシントンDC)
・イエレン財務長官が米中の経済安全保障に関する講演(同)
・米下院がトランスジェンダーの生徒の学校での女子スポーツへの参加を禁止する法案を可決
・中国が23年初めにワグネルへの武器の供与を拒否していたとFTが報道
・デンマークとオランダがウクライナにドイツ製主力戦車「レオパルト2」14両を供与する方針を表明
・NATOのストルテンベルグ事務総長がキーウを訪問
・ウクライナのゼレンスキー大統領がメキシコ議会下院でビデオ演説
・ロシア軍がキーウをドローンで攻撃
・ロシア軍のスホーイ34戦闘爆撃機がベルゴロド州の上空で弾薬を誤って落下させたとロシア国防省が発表
・ロシアのラブロフ外相とキューバのディアスカネル大統領、ロドリゲス外相が会談(ハバナ)
・韓国がポーランドへの銃弾の輸出を表明
4/21(金)
・米欧のウクライナへの軍事支援に関する多国間会議(ドイツ・ラムシュタイン空軍基地)
・米金融安定監視評議会(FSOC)がノンバンクへの規制・監督の強化策を公表
・米連邦最高裁がテキサス州の連邦地裁と第5巡回区連邦控訴裁による経口中絶薬「ミフェプリストン」の使用制限命令を停止
・英国のラーブ副首相兼法相が辞任
・ロシア最高検察庁が千島連盟を「好ましくない組織」に指定
4/22(土)
・中国の秦剛外相とフィリピンのマルコス大統領、マナロ外相が会談(マニラ)
・G7農相会合(宮崎市、~23日)
●G7外相会合、米中関係
G7外相会合が軽井沢で開催されました。共同声明では、ロシア軍のウクライナからの即時撤退の要求や、中国の力や威圧による一方的な現状変更の試みへの反対が明記されました。
その他、核軍縮、「グローバルサウス」(共同声明でこの表現は用いられず、後で解説します)への支援、経済安全保障なども重要なアジェンダとされました。ここでの議論は、5月19日からの広島でのサミットに向けて重要なベースを提供することになります。
中国は共同声明に対し強く反発し、「傲慢で偏見に満ちており、中国を封じ込めようとするものだ」などとして批判しました。また、米中関係について、この1週間でいくつか興味深い動きがありました。これらの最新の動きについて解説します(※メルマガで解説)。
●ウクライナ産農産物の中東欧への輸入禁止
ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ブルガリアがウクライナ産の農産物の輸入を6月末まで禁止すると発表しました。ウクライナ産の安価な農産物が流入することで、自国の農業が打撃を受けることを理由としています。
これに対してEU(欧州委員会)は、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、スロバキアへのウクライナ産農産物の流入を制限するとともに、これまでに収入が打撃を受けた農家に1億ユーロの補償を支払うと発表。ウクライナは各国と交渉し、ポーランド、スロバキア、ハンガリーは、国内の「通過」に限り認めることで合意しました。
とりあえず問題は解決しましたが、本件は今後の欧州のウクライナへの支援について重要な示唆を与えました。ウクライナ支援やロシア制裁をめぐっては、これ以外にも議論を呼んでいるものがあります。そのポイントを解説します(※メルマガで解説)。
●スーダンの軍事衝突
スーダンで、4月15日から国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との間で軍事衝突が続いています。首都ハルツームの市街地でも銃撃戦や砲撃が相次ぎ、これまで330人以上が死亡したと伝えられています。
停戦合意が18日、19日、21日(ラマダン明けの祝日にあたる)と相次いで発表されましたが、いずれも破られ、戦闘は収まる様子が見えません。22日から外国人の脱出が始まり、まずサウジに150人が到着したと伝えられています。
日本政府によれば日本人は84人が在留しており、その退避のため自衛隊機がジブチに派遣されました。今回の軍事衝突の背景と今後の展望について解説します(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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(※デサンティスの訪日など。メルマガで解説。)
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あとがき
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■ チャットGPT「サミット議題に」 岸田首相(4月19日付時事)
本文でも言及したChatGPTですが、私も活用とまではいかないまでも、色々試しています。ただよく言われるように、不正確な情報が目に付きます・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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