今回は、6月の雇用統計や前月行われたFOMCの議事要旨などからこうした変化を読み取ります。どうぞお付き合いください。

●先週のマーケット
・高値更新した日本株
●今週の米国経済統計（予想）
●先週の米国経済統計（結果）
●経済統計分析
１. ISM景況レポート
　・ISM製造業6月
　・ISMサービス業6月
２. FOMC議事要旨
３. 適切に冷え込む米雇用市場
　・JOLTS 5月
　・ADP雇用統計6月
　・新規失業保険申請件数
４. 6月雇用統計
　・雇用統計総論
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。

7月3日に新しい一万円札、五千円札、千円札が発行されました（この日は、1兆6千億円の新日本銀行券が世の中に出回ったそうです）。20年ぶりに新しくなったお札では、一万円札には「渋沢栄一」、五千円札には「津田梅子」、千円札には「北里柴三郎」が採用。特にデザイン面でいろいろと突っ込みがある新札ですが、偽造対策強化やユニバーサルデザインの向上などは、趣旨を読むとなるほどと思いますし、偽造対策についてはさすがです。

新しい日本銀行券特設サイト（国立印刷局）

しかし、1つだけ腹落ちしないのが、アラビア数字のフォントがバラバラなこと（この理由、誰か詳しい人、教えて！）。

大量に流通するお札としては最後になるのではないか、ともいわれる新札発行に際し、日銀の植田総裁は、「現金は誰でもいつでも安心して使っていただける重要な決済手段」と発言していましたが、円安で日々購買力が落ちていく、円を安心して使えるというのは皮肉に聞こえます。

さて、日曜日は東京都知事選が行われました。異例の56人もの候補が乱立（？）する、混戦を通り越して混沌とした選挙でした。2週間の選挙戦の中で立候補者を見かけたり演説に遭遇したことは1度もなく、街宣車が通ったのも片手で数えるほど（候補者は3人ほど）。1回は例のお騒がせ政党が某女性候補者にヤジを飛ばしながらカーチェイスを仕掛けるのを遠目に見たくらい。

さらに56人も立候補していると、既存メディアも平等に報道できないリスクを避けたようで、各候補の主張を取り上げることも少なく、受け身では全く情報が入ってこないという事態に・・・。

蓋を開けてみれば、現職がゼロ打ち当確、という全くサプライズがない結果。明日からまた4年間小池都政が始まりますが、Salt的には「サステナブルな社会を実現するアジアのイノベーション・金融ハブ」を目指す「国際金融都市・東京」構想2.0はどうなるのかしら、と言う点には多少興味があります（ちょっと、にわかに何を言っているのかよくわかりませんけど（笑））。

同じく週末、石川県では、能登町伝統の「あばれ祭」が開催されたとのこと。江戸時代に神様が疫病を治めてくれたことに感謝して始まったとされる伝統の夏祭りだそうですが、今年は震災からの復興を願う人々の願いが掛けられたお祭りとなったことでしょう。復興に遅れが出ることを危惧して、当日は観光客の参加をお断りしていたようですが、昔の人々の英知が集まったこうした伝統の祭りが各所で行われ、想いが届くといいなと思います。

・令和6年（2024年）能登半島地震に係る災害義援金の受付について

また、瓶ウニも販売を続けています。ただ、連日の暑さは東北地方、特に三陸沖でも全く例外ではなく、海水温も上昇しがちです。ベストな状況ではない、もう皆様にはご提供できないな、となってきた際にはすぐにご案内を中止せざるを得ませんので、その点はどうかご容赦ください。

・大変お待たせしました！瓶うにお申込み開始です！！（6/17）
　
というわけで、連日ほぼ体温くらいの気温が続く今日この頃ですが、室外に限らず熱中症は室内でも、また寝ている間にも起こるようですが、冷房による冷え過ぎはクーラー病の元にもなるし・・・と年々過ごしにくくなっていますが、どうか安全にお過ごしください！

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