2022/05/02 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(5/1~7)ロシアのウクライナ侵攻、フランス大統領選挙、イーロン・マスクのツイッター買収
本日は暦の上では平日ですが、お休みをとっている方も多いでしょうね。私は遠出の予定はなく、ゴルフに行く程度で、基本的にはいつもどおり仕事をしていますが、ゆっくりされている方も多いと思いますので、少し軽めにしたいと思います(といいつつも、やはり相当な分量になってしまいましたが・・)。
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先週の動き
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4/24(日)
・米・イスラエル首脳電話会談
・ブリンケン国務長官とオースティン国防長官がキーウを訪問
・バイデン大統領が駐ウクライナ大使にブリジット・ブリンク駐スロバキア大使を指名
・フランス大統領選挙の決選投票(マクロン大統領が再選)
・スロベニア議会選挙(中道左派の新党「自由運動党」が勝利)
・東方正教の復活祭(イースター)(プーチン大統領がモスクワでミサに出席)
・エジプト・ヨルダン・UAEの3か国首脳会談(カイロ)
4/25(月)
・ロシア軍がウクライナ西部と中部の鉄道駅をミサイルで攻撃
・ロシア国防省がマリウポリのアゾフスタリ製鉄所に「人道回廊」を設けると発表
・ロシアのブリャンスク州の石油貯蔵施設で大規模な火災
・モルドバ東部の「沿ドニエストル共和国」の治安当局本部で複数の爆発
・国連のグテレス事務総長とトルコのエルドアン大統領が会談(アンカラ)
・フォンデアライエン欧州委員長とインドのモディ首相が会談(デリー)
・トランプ前大統領がトランプ・オーガニゼーションに関する書類提出の要求に応じないことは法廷侮辱にあたると判断し、要求に従わない間は1日1万ドルの罰金を科すとNY州の裁判所が発表
・ツイッターがテスラのマスクCEOによる買収提案を受け入れることで合意したと発表
・朝鮮人民軍の創設記念日(建軍節)(平壌で軍事パレード、金正恩朝鮮労働党総書記が演説)
4/26(火)
・ウクライナのヘルソンの市議会がロシア軍に占拠されたと同市の市長が表明
・ウクライナのマリウポリ市当局が3か所目の集団墓地を確認したと発表
・IAEAのグロッシ事務局長がウクライナのチョルノービリ原発を訪問
・国連のグテレス事務総長がロシアを訪問(プーチン大統領とラブロフ外相と会談)
・ロシア・トルコ首脳電話会談
・米主催のウクライナへの軍事支援に関する会合(ドイツがゲパルト対空戦車の供与を発表)(ドイツ・ラムシュタイン空軍基地)
・ハリス副大統領の新型コロナウイルス感染が発表
・米上院がブレイナードFRB理事の副議長就任を承認
・日・ウクライナ首脳電話会談
4/27(水)
・プーチン大統領がウクライナでの軍事作戦に誰かが介入し、「戦略的脅威」を作り出した場合、ロシアは電撃的な対応を行うと発言
・ロシア国営ガスプロムがポーランドとブルガリアへの天然ガスの供給の停止を発表
・ロシアのベルゴロド州、クルスク州、ボロネジ州で爆発が発生
・バイデン大統領がロシアは19年から拘束していた米国籍の元海兵隊員を解放したと発表
・バイデン政権が米政府が凍結したロシアの資産を没収し、ウクライナ支援にあてる方針を発表
・米下院がロシアのオリガルヒの押収された資産を売却し、その資金をウクライナへの支援にあてるようバイデン大統領に求める法案を可決
・ウクライナ・インドネシア首脳電話会談(ジョコ大統領がゼレンスキー大統領をG20サミットに招待)
・USTRが貿易相手国の知的財産保護に関する年次報告書を発表
・ロシア外務省がロシアに駐在する日本の外交官ら8人の国外追放を発表
4/28(木)
・バイデン大統領がウクライナ支援のため22会計年度(21年10月~22年9月)に330億ドルの追加予算を計上するよう議会に要請
・米下院がレンドリース(武器貸与)法案を可決
・バイデン政権が「未来のインターネットに関する宣言」を発表
・米国の22年1~3月期の実質GDP成長率の発表(前期比年率換算▲1.4%)
・ブルガリアのペトコフ首相がキーウを訪問(ゼレンスキー大統領と会談)
・国連のグテレス事務総長がキーウを訪問(ゼレンスキー大統領と会談)
・ロシアがキーウをミサイルで攻撃
・トルコのエルドアン大統領がサウジを訪問(サルマン国王、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談)
・日独首脳会談(東京)
4/29(金)
・米・メキシコ首脳電話会談
・ロシア財務省が5月4日に期限を迎えるドル建て国債2本の元利金計6億4920万ドルの支払いをドルで実施したと発表
・ロシア中銀が政策金利を引き下げ(17→14%)
・ユーロ圏の22年1~3月期の実質GDP成長率の発表
・日・インドネシア首脳会談(ジャカルタ)
4/30(土)
・バイデン大統領がホワイトハウス記者主催の夕食会に出席(ワシントンDC)
●ロシアのウクライナ侵攻
ロシア軍によるウクライナ侵攻は、本日(5月2日)で68日目を迎えました。
ロシア軍はドンバス、クリミアに続く陸橋、その隣接地域のハルキウやヘルソンで戦闘を継続。主戦場であるドンバスでは、イジュームから南、ルビジネとポパスナから西、ドネツク市から北と三方から進出を図っていますが依然として大きな前進はみられません(地図はこちらのリンク参照)。
しかし、モルドバ東部のロシアの傀儡政権「沿ドニエストル共和国」の治安当局本部で複数の爆発が発生。モルドバのサンドゥ大統領は、沿ドニエストル内の好戦派が地域の不安定化をたくらんで攻撃を仕掛けたと発言。ウクライナ国防省はロシアによる計画的な挑発行為と主張しました。また、ウクライナに隣接するロシアのブリャンスク、ベルゴロド、クルスク、ボロネジの4州で爆発が起きたと報じられています。
米国は引き続きウクライナ支援を強化しており、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官が初めてキーウを訪問。オースティンは、「ロシアを弱体化させたい」「ウクライナは勝利する、そのために我々は貢献する」と表明。これまでになく踏み込んだ発言を行い、戦争に主体的にコミットする姿勢を強調しました。
さらに米国はドイツのラムシュタイン空軍基地でウクライナへの軍事支援に関する会合を開催しますが、ここでドイツがゲパルト対空戦車の供与を発表。ついに従来の方針を転換して重火器支援に踏み切りました。榴弾砲などの使用のためにウクライナ軍に訓練の協力を行うとも表明しています。以下の記事で予想した展開でした。
・「ロシアのウクライナ侵攻」(4/18)
また、バイデン大統領はウクライナ支援のため22会計年度(21年10月~22年9月)に330億ドル(200億ドルの軍事支援、85億ドルの経済支援、30億ドルの人道支援を含む)の追加予算を計上するよう議会に要請。3月11日に成立した22会計年度の歳出法にすでに136億ドルの支援が含まれていましたが、さらに増額するものです。また下院はレンドリース(武器貸与)法案を可決しました(バイデンの署名によって成立する見込み)。
さらに、米国は米政府が凍結したロシアの資産を没収し、ウクライナ支援にあてる方針を発表。米下院も、ロシアのオリガルヒの押収された資産を売却し、その資金をウクライナへの支援にあてるようバイデンに求める法案を可決しました。
ロシアは、ガスプロムがルーブルで支払いが行われなかったことを理由にポーランドとブルガリアへの天然ガスの供給を停止しました。一方、ロシア財務省は5月4日に期限を迎えるドル建て国債2本の元利金計6億4920万ドルの支払いをドルで実施したと発表しました。
以上の最新の動きを踏まえ、現状と展望について解説します(※メルマガで解説)。
●フランス大統領選挙
フランス大統領選挙の決選投票は、マクロン大統領が58.5%、マリーヌ・ルペン候補が41.5%の票を獲得し、マクロンが17ポイントの大差をつけて圧勝しました。以下の記事で述べたとおりの結果でした。
・「フランス大統領選挙」(4/25)
今後の展望については、今回の結果を見越して、すでに上記記事で詳しく述べましたが、あらためてコメントします(※メルマガで解説)。
●イーロン・マスクのツイッター買収
ツイッターがテスラのイーロン・マスクCEOによる買収提案を受け入れることで合意したと発表しました。これは、今後の米国政治や世界情勢に大きなインパクトを与える動きになる可能性があります。その意義についてコメントします(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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(※メルマガで解説。)
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あとがき
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■ 佐々木朗希投手、今度は8回までパーフェクト 完全試合に続き(4月19日付CNN)
ロッテの佐々木朗希投手の活躍、CNNも報道していました。大谷翔平選手と同じ岩手県の出身。ぐっちーさんもお喜びになっていたことだろうと思います。
佐々木投手の次の登板は5月6日からのソフトバンク戦とのこと。GW中の一つの楽しみになりますね。
それにしても、パ・リーグは、オリックスの山本由伸、田中将大という不敗のレジェンド投手も絶好調。すごいなあと思って投手ランキングを見ると、ロメロ、千賀、石川と3人もの投手がなんと防御率零点台。さらに山本、佐々木、早川、高橋、田中が1点台。まだ始まったばかりとはいえ、エースたちが大活躍のシーズンですね。
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