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2021/09/06 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(9/5~11)米国のアフガン戦争終結、中国共産党政治局会議


9月になりました。このところすっかり涼しくなりましたね。もう秋の気配が感じられるようです。

菅総理の総裁選不出馬には驚きましたが、永田町ディープスロートさんがその直前に菅総理の迷走と孤立を解説してくれていたので、なるほどと腑に落ちました(その後にも詳細な解説がありました)。今後の総裁選と総選挙の展望も楽しみです。

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先週の動き
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8/29(日)
・米中央軍がカブールの国際空港周辺でテロを計画していたという車両をドローンで空爆したと発表
・米中外相電話会談
・日米欧の90以上の国・国際機関がタリバンは外国人の安全な出国を確約したとの共同声明を発出
・大型ハリケーン「アイダ」がルイジアナ州に上陸
・イエメンのフーシ派がハディ暫定政権軍の基地をドローンやミサイルで攻撃

8/30(月)
・バイデン大統領が20年にわたる米軍のアフガン駐留の終了を宣言する声明を発出(米中央軍も撤収完了を発表)
・カブールの国際空港に5発のロケット弾が発射されたが米軍が撃墜(「イスラム国」が犯行声明)
・米・ウクライナ首脳会談(ワシントンDC)
・中国共産党中央全面深化改革委員会(北京)
・中国の国家新聞出版署が未成年者によるネットゲームの利用を制限する方針を発表

8/31(火)
・バイデン大統領がアフガンでの戦争終結に関する演説
・ケリー気候変動問題担当大統領特使が訪日、訪中(~3日)
・米連邦最高裁がテキサス州の人工妊娠中絶の大半を禁止する法律の差止請求を却下(同法が発効、バイデン大統領は最高裁の判断を批判)
・中国共産党中央委員会政治局会議(北京)

9/1(水)
・ケリー気候変動問題担当大統領特使と王毅外相が会談(オンライン)
・OPECプラス閣僚会議(オンライン)

9/2(木)
・ケリー気候変動問題担当大統領特使と韓正副首相、楊潔チ政治局委員、解振華気候変動問題特使が会談(オンライン、解振華は天津)
・中国の呉江浩外務次官補とタリバンの幹部が電話会談
・北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会の政治局拡大会議(平壌)
・東方経済フォーラム(プーチン大統領が北方領土に関税免除区域を導入すると発言)(ウラジオストク、~4日)

9/3(金)
・バイデン大統領が01年9月11日の同時多発テロに関する資料の機密指定を広範に解除するよう指示する大統領令に署名
・タリバンがパンジシール州を制圧しアフガン全土を掌握したとタリバン幹部が表明したとの報道
・中国・イラン外相電話会談
・中国の抗日戦勝記念日
・EU外相会議(アフガンについて協議)(スロベニア・クラーニ)
・NZのオークランドで「イスラム国」に影響を受けた男がスーパーマーケットで6人に刃物で傷害(犯人は射殺)
・国際捕鯨委員会(IWC)総会(スロベニア・ポルトロシュ、~10日)

9/4(土)
・バイデン大統領がルイジアナ州のハリケーン「アイダ」の被災地を訪問

●米国のアフガン戦争の終結

アフガン駐留米軍は予定どおり8月31日の期限前に撤退を完了。バイデン大統領は20年にわたるアフガンでの戦争の終結を宣言し、演説を行いました。

バイデンは撤退は正しい決断であり、撤退ミッションは「比類ない成功(extraordinary success)」だったと強調。5,500人の米国人と数千人の他国の市民を退避させたと述べました。ただ、100~200人の米国人が残っているので、退避オペレーションは続けるとしています。

ABC/WPが発表した最新の世論調査によれば、米国民の77%が撤退を支持(17%が反対)。ただし撤退のやり方を支持したのはわずか26%(52%が不支持)。またバイデン自身の支持は44%、不支持は51%となり、不支持が支持を初めて上回りました

タリバンは近いうちに新政権の発足を発表するとしています。また、パンジシール渓谷を制圧してアフガン全土を掌握したと発表しましたが、実際にはサーレハ第1副大統領(暫定大統領)とアフマド・マスードの勢力との戦闘は継続しているようです。

米軍撤退の意義と今後の展望については以下の記事で解説しましたが、バイデンの演説のポイントを含め、最新の状況に基づいてあらためてコメントします。また、タリバンをめぐる関係各国の思惑について説明します(※メルマガで解説)。

「アフガンでのテロ攻撃」(8/30)
 
●中国共産党政治局会議と中央全面深化改革委員会

中国共産党中央委員会政治局会議が開催され、11月に第19期党中央委員会第6回全体会議(6中全会)を開催することが決定されました。

また、中国共産党中央全面深化改革委員会の第21回会議も開催されました。同委員会は習近平総書記がトップを務める重要な機関の一つであり、その会議の開催は、中央財経委員会の会議に続く北戴河会議以来の2つ目の党委員会の会議の開催になります(以下の記事参照)。

「中国共産党中央財経委員会」(8/23)
 
これら2つの会議は、来年の党大会を見据えた習近平体制の強化、共同富裕という新たな重要テーマの意味を見る上で示唆に富むものでした。最近の中国国内の動きを含め、明日、そのポイントを解説します。

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今週の動き
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(※メルマガで解説。)

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あとがき
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A Shabbat to remember with Prime Minister Bennett – reporter’s notebook(8/30 The Jerusalem Post)

イスラエルのベネット首相がワシントンDCを訪問し、バイデン大統領との初会談に臨みました。会談は当初木曜に予定されていましたが、アフガン情勢の混乱を受け、金曜に延期されました。極めて異例なことですが、会談自体は無事に終わりました(バイデンが居眠りしているように見える切り取り動画が流布しましたが・・)。

しかし、会談が延期されたことで、ベネットは日曜までイスラエルに帰ることができなくなってしまいました。その経緯とその後どうなったかについてはメルマガで解説しましたので、ご確認下さい。

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