2021/05/18 05:00 | 中東 | コメント(0)
イスラエルとハマスの戦闘
■ ネタニヤフ首相、「ガザ地区への攻撃続ける」 バイデン米大統領は電話で懸念伝達(5月16日付BBC)
エルサレム旧市街のアル=アクサ・モスク近辺では、4月中旬からパレスチナ人とイスラエル警察の衝突が続いていましたが、5月10日に第3次中東戦争でヨルダンから東エルサレムを「奪還」したことを祝う「エルサレムの日」を迎えると、大規模な衝突に至り、300人以上の負傷者が発生しました。これを受け、ガザを実行支配するパレスチナ人武装勢力のハマスがエルサレムと周辺地域にロケット弾攻撃を行いました。
イスラエルはミサイル防衛システム「アイアンドーム」で対抗し、ガザに空爆と地上部隊の砲撃を実行。空爆は武器工場やハマス幹部の住居の他、高層ビルを標的としていますが、15日にはAP通信とアルジャジーラが入居しているビルにも空爆を行いました(ただし事前警告により死傷者は出なかった)。
5月16日時点でイスラエル人の死者8名、負傷者523名、ガザのパレスチナ人の死者192名、負傷者900名以上に上っています。
バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談を行い、双方に暴力の停止を呼びかけました。また、エジプト代表団がガザでハマス、テルアビブでイスラエルと停戦仲介の協議を行っています。
今後の展望について、米国と中東の国際関係も含め、解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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イスラエルとハマスの衝突
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●衝突の背景と見通し
●イスラエルの政局
●イラン核合意と中東の国際関係
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あとがき
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■ 同性愛の象徴が、LGBT抑圧の与党議員に? ロシアのお騒がせデュオ元「tATu」の出馬意向にファンは「失望」(4月30日付東京新聞)
t.A.T.u.の元メンバーが9月のロシア議会選挙へ出馬するとのこと。こちらは本人の出馬表明の動画です。
ずいぶん印象が変わった感じがしますが、こちらの記事によると、解散してから色々なことがあったようです。
t.A.T.u.といえばレズビアンのイメージが印象的でしたが、当時のロシアはLGBTへの偏見が強かったので、かなりインパクトがあったようです。その後も、社会は変化したとはいえ、なお保守的な価値観は根強く、プーチン大統領もしばしばLGBTに対して差別的な発言をしています。
それにもかかわらず、よりによってプーチンを支持する与党「統一ロシア」の公認候補として出馬するということで、議論を呼んでいるようです。しかし、実は本人たちにLGBTの性的志向はなく、ある意味でポーズだったことは本人たちも語っていました。上記記事では、どちらかというと伝統的な価値観を示唆する発言もしています。
しかし、t.A.T.u.といえば、当時この曲など日本でもずいぶん流行ったなとなつかしく思い出したのですが、Youtubeを見ていたら、「Gomenasai」という日本語のタイトルの歌がありました。
PVを見ると、80年代の日本のアニメ(『AKIRA』や『DAICON 3』)へのオマージュを詰め込んだ趣きで、なかなか面白いですが、このPVにはプーチンそっくりな悪役が登場しています(1:47~)。これはプーチンとの関係で大丈夫なのか、心配になりますね(苦笑)。
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