2021/04/29 05:00 | 米国 | コメント(0)
米国の中国対抗法案
■ 米上院外交委、中国対抗法案を可決 対中戦略の動き加速(4月22日付ロイター)
これまで本メルマガで言及してきたとおり、米議会では中国への対抗策を具体化する様々な法案が検討されています。
そのうち主要な法案として、先週、上院外交委員会が「21年の戦略的競争法案」を21対1で可決しました。この法案は外交委員長のボブ・メネンデス上院議員(民主党)と共和党の筆頭理事であるジム・リッシュ上院議員が連名で提出したものです。
また、民主党のチャック・シューマー上院院内総務と共和党のトッド・ヤング上院議員は、戦略的な競争が行われている分野での研究開発や、人工知能や半導体などの重要な先端技術のためのイノベーション・ハブなど、米国の産業政策のための取り組みに資金を提供する「エンドレス・フロンティア法案」を上院に提出しました。
これらの法案の意義と展望について、米中関係の最新情勢含めて解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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米国の中国対抗法案
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●戦略的競争法案
●エンドレス・フロンティア法案
●習近平のボアオ演説
●米中の新大使
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あとがき
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■ 米アカデミー賞、「ノマドランド」が3冠 アジア系女性が初の監督賞(4月26日付BBC)
■ 2021年アカデミー賞(オスカーウォッチ)
アカデミー監督賞は中国人のクロエ・ジャオ氏。昨年の韓国人のポン・ジュノ氏に続いて2年連続のアジア系の受賞となりました。なお助演女優賞も韓国人女優。日本人がいなかったのはちょっと残念ですが、まあそんなことは問題にならないくらい、日本含め、アジアの映画が評価されるのも当たり前になってきたということでしょう。
ジャオ氏は、その監督作品『ノマドランド』が高い評価を得たとき、中国本土でも英雄として称えられたのですが、その後、上記記事にもあるとおり、反体制的な発言が問題視され、今回のアカデミー賞受賞は国内で報道されなかったとのこと。まあ、中国らしいエピソードではありますね・・。
私も早速、(オンラインサロンでメンバーの方に勧められ)短編アニメ賞受賞作の『愛してるって言っておくね(If Anything Happens I Love You)』を見ました。Netflixで見られます。わずか12分、ほとんど言葉もない作品ですが、ラストに胸が締め付けられます。状況は違いますが、9・11で残されたメッセージも思い出しました。
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