2021/03/11 05:00 | 南アジア | コメント(1)
インド現代史(4):国民会議派の統治とネルー・ガンディー王朝
「インド現代史(3):独立への道」(3/4)の続きです。
前回は、インドが英国から独立する過程とその実現(パキスタンとの分離)について説明しました。
今回は、独立初期のネルーによる建国(1945~65年)とその娘であるインディラ・ガンディーの第1次政権における激動(1966~77年)について説明します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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インド現代史(4):国民会議派の支配とネルー・ガンディー王朝
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●ネルーのリーダーシップ
●言語別の州の再編成
●インディラ・ガンディーの栄光と敗北
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あとがき
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■ サウジと日本、共同制作の劇場版アニメ『ジャーニー』トレイラーがベルリン国際映画祭とともに公開(3月1日付PR Times)
サウジの実質的な支配者といわれるムハンマド・ビン・サルマン(MbS)皇太子は日本のアニメ好きで、その財団が関わる会社「マンガプロダクションズ」が東映との合作アニメを作っていることは以下の記事で紹介していました。
・「サウジの映画解禁」(18/4/16)
このときご紹介した第1作『きこりと宝物』は、どちらかといえば、昔ながらの素朴なアニメという雰囲気でした。
それに比べると、冒頭記事で紹介した最新作『ジャーニー』は、絵柄からキャラクター、演出に至るまで、完全に今の時代の日本のアニメ作品のようです。すごい進化(?)ですね。
アラブの人たちがこういう作風を好むのか分かりませんが、MbSの趣味も反映されているのでしょうか。こちらの記事によれば『鬼滅の刃』も放映されるようになっているようですが。
『ジャーニー』は、トレーラーを見た感じでは、どうやら部族の英雄が戦う『ゲーム・オブ・スローンズ』か『キングダム』のような話のようです。ところで、イスラム教の歴史から言えば、アラビア半島を政治的・宗教的に統一した英雄はムハンマドでした。
しかしムハンマドは、偶像崇拝の禁止から、姿を描くことができません。当然ながら、ムハンマドを主人公にしたアニメも作ることはできません。『ジャーニー』の主人公は架空の英雄でしょうが、モデルがいるとすれば、現在のサウジアラビア王国の初代国王アブドゥルアジズ・イブン・サウドなのかな・・と思ったりしました。
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One comment on “インド現代史(4):国民会議派の統治とネルー・ガンディー王朝”
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前回のインド現代史を読んでいて、「インディラカンディーはあのガンディーと親子じゃないの?」と一人赤面していたのですが、・・・。でもツイッターを見ていましたら、同じように感じておられたようで、ホットしました(笑)。
いつまでも学びは大切ですね。
中東諸国もそうですが、単一民族で宗教色の薄い人種からすると、こうしたアイデンティティが多様に混ざり合う国や地域はとても興味深く、またこうして俯瞰できる機会は貴重ですね。次回も楽しみにしています。