2020/10/13 05:00 | 米国 | コメント(1)
米大統領選まで3週間
■ トランプ氏、ホワイトハウスのバルコニーから演説 感染リスクなしと主治医(10月11日付BBC)
■ 2020 General Election Early Vote Statistics(United States Elections Project)
米大統領選の投開票日である11月3日まであと3週間になりました。
10月に入ると、トランプ大統領のコロナ感染というオクトーバー・サプライズがあり、その後もトランプ政権と陣営、共和党幹部の感染も続出。しかしトランプは病院には3泊しただけですぐにホワイトハウスに復帰。数日後の週末には数百人の支持者の前で演説し、早くも今週から激戦州で選挙集会を行う予定です。
一方、バイデンも激戦州のペンシルバニアを訪問するなど地上戦を展開しています。テレビ討論会が行われる予定だった15日には、フィラデルフィアでタウンホール形式で集会を開くとしています。
また、先週には副大統領候補の討論会が行われました。今週から上院司法委員会で最高裁判事の承認公聴会が始まります。さらに、郵便投票を含む事前投票が行われる中、各地では投票手続きをめぐり様々な論争が起こっています。
こうした動きを踏まえ、最新の選挙の展望をお伝えします。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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米大統領選まで3週間
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●トランプのコロナ感染の影響
●投票手続きをめぐる攻防
●上院選の状況
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あとがき
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■ テイラー・スウィフトさん、バイデン氏支持を表明 米大統領選(20年10月8日付CNN)
■ 映画『ミス・アメリカーナ』(2020年公開、Netflix)
こちらの記事の「あとがき」でお伝えしたように、テイラー・スウィフトは、18年中間選挙で地元テネシー州の上院議員選の共和党候補マーシャ・ブラックバーンを痛烈に批判し、民主党候補フィル・ブレデセン支持を表明していました。
テイラーの呼びかけも虚しく、上院選ではブラックバーンが勝利。ブラックバーンは共和党大でも登場し、民主党の「キャンセル・カルチャー」を批判するなどハードコアな保守派として見せ場を作りました。
しかしその後もテイラーはトランプを批判し選挙で落選させるとツイートしたり、20年選挙に向けて「投票しよう!」と呼びかけを行っていました。このため、すでに民主党を応援しているイメージが定着していましたが、ここであらためてバイデン支持表明。オクトーバー・サプライズなどを考慮しながら、選挙直前の効果的なタイミングを狙っていたのかもしれません。
それにしても、18年中間選挙のとき、トランプ大統領は、「彼女(テイラー)のことを25%くらい好きじゃなくなった」という名言(?)を残しましたが、今回は120%嫌いになったでしょうね・・。
テイラーといえば、読者の方から、冒頭のドキュメンタリーを紹介してもらい、私も見てみました。テイラーの生身の姿を追った作品ですが、テネシー州上院選をめぐる葛藤もしっかり描かれており、米国の政治や社会を見る上でも参考になります。
それにしてもカニエ・ウェストは本当にとんでもない奴ですね(笑)。そのカニエが今回出馬していることにも、何か因縁を感じずにはいられません。
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One comment on “米大統領選まで3週間”
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仰るように「カオス」ですね。「投票手続きを巡る攻防」を読んで、あり得ないことが沢山で、改めて驚きました。事前投票の妨害もそうですが、裁判所の判断が各地で異なることによる混乱と偏りも相当なものですね。そして、この状況でバイデンに先制ゴールを決められたら・・・トランプも必死ですよね。
ならば、さっさと「陰性」のエビデンス見せて正々堂々戦えばよいのにと思いますが、そうできない何かがあるのでしょうか。
カニエって関わりたくない奴ですね。私も、ミス・アメリカーナ観て思いました(笑)。