2020/08/04 05:00 | 米国 | コメント(1)
トランプの大統領選延期発言と郵便投票、バイデンの副大統領候補
■ トランプ氏、米大統領選の延期を提案 それはできないと与党・共和党(7月31日付BBC)
先週(7月28日)、大統領選まであと100日を切りました。今月には共和党と民主党の党大会があります。長きにわたる戦いもいよいよ佳境に入ってきました。
そうしたタイミングで、トランプ大統領は、郵便投票の拡大によって選挙が不正になると主張して「適切に安全に投票できるようになるまで、選挙を延期する???」とツイートしました。選挙の延期を公然と提案(示唆)するのは初めてのことです。
しかし、選挙の日程を決めるのは大統領ではなく議会です。当然ながら民主党の理解が得られる見込みはなく、また共和党指導部も、選挙は予定どおり11月3日に行うと明言。トランプの提案は一蹴された格好です。
一方、郵便投票については、これまで何度か取り上げていますが、今回の選挙では、様々な点において、極めて重要な意味をもちます。トランプが執拗に取り上げることには理由があり、それ自体が選挙とその後に大きな影響を与える可能性があります。
また、近いうちにバイデンが副大統領候補を発表します。バイデンは8月第1週(つまり今週)に副大統領候補を発表すると述べました。しかし、その後、バイデンのアドバイザーが第2週(党大会(8月17日~19日)の前の週)になると述べています。したがって来週になるかもしれませんが、いずれにしても間もなくです。
これらのポイント(郵便投票の意義とバイデンの副大統領候補の選択)を中心に、最新の大統領選の展望について解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
***********
トランプの大統領選延期発言と郵便投票、バイデンの副大統領候補
***********
●選挙の延期提案
●郵便投票の意義
●バイデンの副大統領候補
***********
あとがき
***********
■ 英国、肥満対策計画を発表へ コロナ感染の首相の経験踏まえ(7月27日付AFP)
ボリス・ジョンソン首相は、新型コロナウイルスに感染した際、症状が重篤化しましたが、その一因は肥満にあったと考え、1000万ポンドの肥満対策計画を公表しました。
ボリスといえば、元々は国家のパターナリスティクな(過保護な)介入を批判する急先鋒でしたが、国家がダイエットを支援するとは、パターナリズムそのものですね(笑)。コロナで生死の境をさまよった経験のインパクトがよほどのものだったのでしょう。
個人的には、「スモール・チェンジ」で良いのなら、自分の努力で何とかなるのでは・・と思います。しかし、犬を散歩するさわやかな姿を見ると、何となく応援したくなりますね(笑)。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “トランプの大統領選延期発言と郵便投票、バイデンの副大統領候補”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
大変奥深く、郵便投票からのどんでん返しの可能性とか、副大統領候補の人選の見方とか、ドラマのシナリオのようにワクワクしながら読みました。
有権者のマインドについても、とても役立つ情報が多く、今後を見ていくうえでも大変参考になりますね。