2020/05/05 05:00 | 米国 | コメント(2)
コロナをめぐる米中対立の先鋭化
■ 米国の新型コロナ死者数、ベトナム戦争を上回る(5月1日付ナショナルジオグラフィック)
■ Tracking Covid-19 cases in the US(CNN)
■ 米国務長官、中国の「隠ぺい」非難 研究所起源説には「大量の証拠」 新型コロナ(5月4日付CNN)
米国での新型コロナウイルスの死者数は5月4日時点で6万8000人。ベトナム戦争の死者(5万8000人)を超えました。感染者数は116万人に達しています。
一方、以下の記事で述べたとおり、各州はそれぞれの判断で経済活動の再開の検討・実施を進めています。すでに30州以上が何らかの活動制限の緩和に踏み切っています。
・「米国のロックダウンの段階的解除」(4/28)
また、トランプ大統領はコロナをめぐって中国に対する挑発的な言動を強めています。コロナの発生源が武漢の研究所である可能性があると発言しました。ポンペオ国務長官は「多くの証拠(enormous evidence)」があるとも発言しています。
トランプは中国に損害賠償を請求する可能性も示唆しました。政権内では、中国が保有する米国債の償還の拒否を含め、報復措置を検討する動きがあるとの報道もあります。中国への損害賠償請求については、先々週、ミズーリ州がセントルイスの連邦地裁に提訴しています。
これら米国内の最新の動きについて解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。目次は以下のとおりです。
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コロナをめぐる米中対立の先鋭化
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●州の経済活動の再開
●トランプの中国叩き
●中国への損害賠償請求
●コロナの発生源論争
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あとがき
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■ バンクシーも「在宅勤務」、自宅に描いた作品披露(4月17日付CNN)
■ バンクシーの壁画少女、巨大マスクでしっかりと感染予防(4月24日付ロイター)
バンクシーもステイ・ホームの様子だったので、マスクのアートを自分でやるのは難しそうですね。
しかしバンクシーの精神を汲んだアートのように見えますから、本人も喜んでくれたのではと思います。
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2 comments on “コロナをめぐる米中対立の先鋭化”
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「国債償還の拒否」「外国主権免除法」「コロナの発生源」など、びっくりするようなキーワードが出てきますが、その可能性や、裏側のロジックを伺うと、なるほど納得です。
そして、米国は色々なネタをもっているなぁ・・・、と改めて。
中国は表向き一足先に、コロナ禍から脱出したとみられていますが、まだまだ経済活動が本格化していない米国(トランプ)はどういうスタンスで向き合うのか、興味深いです。日本はそこに絡んでいくだけの体力があるのでしょうか(涙目)
いつもお世話になります
最近、ようやく日本のユニークな取り組みとJDさんが
言われる意味が理解できるようになりました
日米はこのコロナ騒動前から
経済は好調でしたが
日本が世界で活躍できる経済になれる日は
近いよね、と思うようになりました。
その割には
トランプも安倍さんも支持率は低いよね
とは思いますが
私の基本姿勢は
誰が代表であっても関係ない
というのが方針ですので
どーでもいいんですけどね(笑)