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2019/12/20 05:00  | 中東 |  コメント(1)

イスラエル現代史(15):米国とイスラエル(2)


「イスラエル現代史(14):米国とイスラエル(1)」(11/15)の続きです。

前回は、米国とイスラエルの「特別な関係」、米国のイスラエル支援、在米ユダヤ人の政治的影響力について解説しました。

今回は、米国政治において支配的な影響力を行使しているともいわれる「イスラエル・ロビー」の実像について解説します。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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イスラエル現代史(15):米国とイスラエル(2)
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●イスラエル・ロビー
●大統領選挙への影響力
●キリスト教シオニズム

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あとがき
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2019ユーキャン新語・流行語大賞(12月2日付ユーキャン)
Oxford Dictionaries declares ‘climate emergency’ the word of 2019(11月21日付The Guardian)

年間大賞は「ONE TEAM」、TOP10は「タピる」「闇営業」「令和」・・いまいちピンときませんね・・笑

ちなみに英国のOxford University PressのWord of the Year 2019は「climate emergency」でした。Collins English Dictionaryは「climate strike」。温度差を感じますね。こういうところでグレタ・トゥンベリさんの印象の違いなど出るのでしょうか。

グレタさんといえば、マドリードでのCOP25で演説し、無事に帰国したことが話題になりましたが、こんなニュースもありました。

ドイツ鉄道、グレタさんにツイッターで応酬 「混雑し過ぎ」と形容され(12月16日付CNN)

ドイツ鉄道も強烈なパンチで、大人げないとの批判もあったようですが、抗議も受けたということで仕方ない面もあったのかもしれません。それにしてもグレタさんのアピールもドイツ鉄道のツッコミも、ツイッター時代をあらためて実感させます。

また、グレタさんより若い環境活動家も現れているようです。

Meet the Climbing Kids: 8- & 11-Year-Old Siblings Who Rappel from Bridge Demanding Climate Action(12月9日付Democracy Now)
Indian 8-year-old challenges world leaders to act on climate change at COP25 in Madrid(12月11日付The Hindu)

8歳、11歳・・ここまで来るとどうなんだろう、という気持ちもあります。ただ、私が最近北欧の人から聞いて興味深いと思ったのは、教育のあり方です。

北欧では、初等教育から「何かアイデアがあれば人を動かすことが大事」「デモはそのための一手段」として教えられるそうです。社会が子どもに対して「インフルエンサーになれ!」と促しているのですね。そういうコンセンサスができているので、グレタさんの活動も自然と好意的に評価されるようです。

あと、インドについては、大気汚染はとんでもないレベルなので、切迫感が違うこともあるのでしょう。このへんは冒頭の流行語大賞の温度差ともつながる部分ですね。

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One comment on “イスラエル現代史(15):米国とイスラエル(2)
  1. KB より
    AIPAC

    成り立ちや影響力、”正確”に理解すると面白いですね。「ユダヤの影響」と一括りにせず、丁寧に紐解いているところも、特に「キリスト教シオニズム」は大変興味深かったです。(なぜ以前ここを丁寧に取り上げていたのかも、納得です。)
    あとは、JDさんの実体験に基づく、リアルな現地情報、あとがきにも通じますが、やはり面白いですね。こうした、丁寧な理解や読み解きが、先を見通す糧となっていくんだな、と感じます。イスラエルロスになりそうです(涙)

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