ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2019/06/10 00:00  | 今週の動き |  コメント(6)

今週の動き(6/9~15)

ぐっちーさんもブログに書かれていましたが、大谷翔平と菊池雄星の先輩後輩対決。エース級と3番打者、大リーグでこのような日本人対決が見られるとは。素晴らしいことですね。大谷の本塁打も見事でした。

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先週の動き
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6/2(日)
・トランプ大統領が大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長の退任を発表
・トランプ大統領がCNNを批判し親会社のAT&Tの解約を呼び掛けるツイート
・ポンペオ国務長官がイランとの対話には前提条件をつけずに応じる用意があると発言(スイス)
・シャナハン国防長官代行が米韓合同軍事演習は現時点では再開する必要性はないと発言(ソウル)
・日米韓防衛相会談(シンガポール)
・北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官が北朝鮮に核・ミサイル開発放棄を求めた河野外相の発言を非難し、前提条件なしに金正恩朝鮮労働党委員長との会談を目指すとする安倍首相の方針を「厚かましい」と発言
・ドイツの連立与党の社会民主党(SPD)のナーレス党首が党首を辞任する考えを表明

6/3(月)
・トランプ大統領が英国、アイルランド、フランスを訪問(~6日)
・ベネズエラの民主化を求める米州諸国の「リマ・グループ」が欧州・中南米諸国の「コンタクト・グループ」と外相級会議

6/4(火)
・米英首脳会談(ロンドン)
・トランプ大統領と英国のBREXIT党のファラージ党首が会談(同)
・シャナハン国防長官代行が岩屋防衛相と会談(東京)
・マイケル・ウォルフの新著『Siege: Trump Under Fire』が発売
・天安門事件30周年
・北朝鮮外務省の報道官が北朝鮮は18年6月12日の米朝首脳会談の共同声明を履行する意思があるが米国は履行する意思がないと批判する談話を発表
・北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が金与正党第1副部長と金英哲党副委員長と共にマスゲーム・芸術公演「人民の国」を鑑賞し、マスゲーム終了後に制作陣を批判したと北朝鮮国営の朝鮮中央通信が報道
・銃殺刑に処されたと朝鮮日報が報じていた北朝鮮の金革哲米国担当特別代表は生存しており拘束下で取り調べを受けているとCNNが報道
・ウクライナのゼレンスキー大統領がベルギーを訪問、ユンケル欧州委員長、トゥスク欧州理事会議長らと会談(ブリュッセル、~5日)

6/5(水)
・ノルマンディー上陸作戦の75周年記念式典(トランプ大統領が出席)(英国・ポーツマス)
・米・アイルランド首脳会談(アイルランド・シャノン)
・米国がインドに対する一般特恵関税制度(GSP)の適用を除外
・中ロ首脳会談(習近平国家主席)(モスクワ)
・ウランバートル対話(モンゴル、~6日)
・北朝鮮専門の旅行会社がマスゲーム・芸術公演「人民の国」が6月10日から休演されると発表
・タイの国会がプラユット暫定首相を新首相に選出
・欧州委員会がイタリアの債務増大のEU財政規律違反を認定し「過剰財政赤字是正手続き(EDP)」の開始を勧告
・デンマーク総選挙(野党の社会民主党が第1党)
・フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)がルノーに対する経営統合の提案を撤回したと発表

6/6(木)
・ノルマンディー上陸作戦の75周年記念式典(トランプ大統領が出席)(フランス・ノルマンディー地方コルビルシュルメール)
・米仏首脳会談(フランス・ノルマンディー地方カン)
・トランプ大統領が対中追加関税の第4弾の発動は6月28日のG20サミット後に判断する考えを表明(同)
・シャナハン国防長官代行がトルコがロシアから地対空ミサイル「S400」の購入をやめなければ最新鋭戦闘機「F35」を売却しないと書簡で警告
・メキシコのエブラルド外相が不法移民対策としてグアテマラとの国境付近に6000人の治安部隊の配置を米側に提案したと表明
・民主党大統領候補のバイデン前副大統領が人工妊娠中絶への公的資金支援を容認する姿勢を表明
・ECB理事会(20年前半までの政策金利の据え置きを決定)(リトアニア)
・英国の下院補選(労働党が勝利、BREXIT党は国政進出失敗)
・サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(習近平国家主席が出席)(サンクトペテルブルク、~8日)

6/7(金)
・トランプ大統領が6月10日に予定していたメキシコからの全輸入品に対する5%の関税発動を「無期限」で見送るとツイート
・米財務省がイランの石油化学最大手ペルシャン・ガルフ石油化学工業(PGPIC)と関連会社39社をイラン革命防衛隊への支援を理由に制裁対象に指定
・米ロの海軍艦船がフィリピン海で異常接近、米ロは双方を非難
・英国のメイ首相が保守党党首を辞任
・国連総会が19年末に任期を終える安保理非常任理事国の後任5か国(ベトナム、エストニア、ニジェール、チュニジア、セントビンセント・グレナディーン)を選出

6/8(土)
・G20財務相・中銀総裁会議(福岡、〜9日)
・インドのモディ首相がモルディブとスリランカを訪問(〜9日)

●トランプの欧州訪問

トランプ大統領は英国訪問中、BREXIT党のナイジェル・ファラージ党首とは会談しましたが、ボリス・ジョンソン前外相とは会談しませんでした。トランプは会うことを熱望していたが、ジョンソンが断ったと伝えられています。

ジョンソンは、後述する保守党党首選で優位に立つ中で、あえてリスクになる行動を避けたのでしょう。「トランプ・ベイビー」を浮かべて反トランプデモで盛り上がるロンドン市民にも配慮したのかもしれません。

それにしても次期首相に決まったわけでもない人物や本国の議会に議席をもたない野党の党首に露骨に秋波を送ったり、合意なき離脱を推奨したり、「内政干渉」と言われても仕方ない異常な行動ですが、もはや「トランプのすることだから」と誰も気にしなくなりました(笑)。なお、安倍首相が16年米大統領選の直前にヒラリー・クリントン候補に会ったことも議論を呼びましたが、異例であることは十分に意識された上、トランプが当選すると大統領就任前に会いに行ったのを見ても分かるとおり、それなりの戦術的配慮がありました。同列には論じえないでしょう。

サブスタンス面で特筆すべき点はなかった英国、アイルランド、フランス訪問ですが、今の米国と欧州との溝を考えれば、大きなトラブルやサプライズがなかっただけで御の字だったと考えられます。

ノルマンディー上陸作戦の記念式典は、米英仏の歴史的な連帯を想起させる機会になりました。トランプ、メイ首相、マクロン大統領は、それぞれの関係の強固さをアピールすることができました。17年には映画『ダンケルク』『ウィンストン・チャーチル(Darkest Hour)』が公開されましたが、民主主義を守るために自由主義陣営が団結して戦ったという物語は、今なお大西洋を越えた同盟関係の基盤を提供しています。

ただ、トランプが式典が始まる前にFOXのインタビューを受け、米戦没者墓地を背景にしてペローシ下院議長やモラー特別検察官を攻撃したのは何とも寒い光景でした。米国人にとって、第二次世界大戦に殉じた人々はナショナル・ヒーローです。1929年の世界恐慌を経験し、第2次世界大戦に参加した世代(1901~1927年頃生まれ)は「Greatest Generation」と呼ばれています。これは、NBCの看板キャスターだった著名ジャーナリストのトム・ブロコウの著作『The Greatest Generation』(98年)によって定着した表現です。

その戦没者たちが眠る「聖地」で、大統領が自分の政敵とはいえ同じ米国人を罵るのは、保守・リベラル問わず、良識ある米国人にとって耐えがたいものがあったようです。ただトランプの岩盤支持層にとってはおそらく意に介するところではなく、そうだとすれば欧米のみならず米国内の分断を象徴する場面ともいえそうです。

なお、第1次世界大戦のときに成人を迎えた世代(1880~1900年頃生まれ)は「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれます。元々は1920年代にパリに滞在していたアーネスト・ヘミングウェイに対して当時パリで芸術家たちが交流するサロンを開いていたガートルード・スタインが評した言葉で、後にヘミングウェイが『日はまた昇る』のエピグラフに用いて有名になったものです。このため特にヘミングウェイら1920年代にパリに活躍した米国人作家たちを指す言葉でもあります。

「Greatest Generation」のあとは、「ビート・ジェネレーション」(1914~29年頃生まれ)、「サイレント・ジェネレーション」(1928~45年頃生まれ)、「ベビー・ブーマーズ」(46~64年頃生まれ)、「ジェネレーションX」(65~80年頃生まれ)、「ジェネレーションY」「ミレニアル世代」(80~95年頃生まれ)、「ジェネレーションZ」(95年以降生まれ)と呼ばれます。もうポスト・ミレニアル世代が成人に達している時代ですね。皆さんはどこにあてはまるでしょうか。

●米国の対メキシコ追加関税の発動中止

トランプ大統領が6月10日に予定していたメキシコからの全輸入品に対する5%の関税発動を「無期限」で見送るとツイートしました。米国とメキシコの共同声明によれば、メキシコは不法移民対策としてグアテマラ国境に治安部隊を配置し、米国に入国した難民申請者はメキシコに送還し、審査が行われる間はメキシコに待機させることを約束しました。

以下の記事で述べたとおり、今回の追加関税はトランプにとって選挙キャンペーンの一環でした。メキシコが何らかの譲歩を示せば、トランプとしては十分に成果を得ることができるので、関税を発動しない可能性は十分にあると述べましたが、その通りの展開になりました。説明を補足します(※メルマガに限定)。

「トランプ政権の対メキシコ追加関税の発表」(6/4)

●メイ首相の保守党党首辞任

メイ首相がついに保守党党首を辞任。保守党党首選は6月13日に最初の投票が行われ、7月22日の週までに新党首が決まる予定です。

党首選の候補者と展望は以下の記事で述べたとおりですが、先週、有力候補であるマイケル・ゴーブ環境相が合意なき離脱はできるだけ回避すべきであり、BREXITの交渉期限も延長すべきと発言しました。ゴーブは国民投票の時点からの離脱派ですが、メイ政権の路線を支持し、強硬派とは一線を画するスタンスをとってきました。圧倒的なトップランナーであるボリス・ジョンソン前外相に対抗すべく差別化を図っているようです。

「メイ首相の保守党党首辞任」(6/3)

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今週の動き
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6/9(日)
・カザフスタン大統領選挙
・韓国の文在寅大統領がフィンランド、ノルウェー、スウェーデンを訪問(~16日)
・香港の民主派団体が中国本土に刑事事件の容疑者を引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」の改正案に反対する大規模なデモを実施

6/10(月)
・米下院の司法委員会がモラー特別検察官のロシア疑惑捜査報告書に関する公聴会を開催

6/12(水)
・安倍首相がイランを訪問(~14日)

6/13(木)
・上海協力機構(SCO)首脳会議(キルギス・ビシュケク、~14日)
・ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)

6/14(金)
・EU財務相理事会(ルクセンブルク)

6/15(土)
・パプアニューギニアのブーゲンビル自治州の独立を問う住民投票

●安倍首相のイラン訪問

日本の現職首相がイランを訪問するのは78年の福田首相以来41年ぶりで、しかも79年のイラン革命後は初めて。さらに特筆すべきはハメネイ最高指導者との会談が調整されていることです。

なお83年には安倍晋太郎外相(当時)がイラン・イラク戦争の仲介を試みるため両国を訪問し、このとき安倍首相は秘書官として同行したとのこと。浅からぬ因縁を感じさせるエピソードです。

日・イラン関係にとっては歴史的な訪問になり、米・イラン関係の危機的状況に対しても相当の影響を与える可能性があります。この点を解説します(※メルマガに限定)。

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あとがき
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米中TVアンカーがFOX生番組で直接対決、通商問題で論戦(5月30日ブルームバーグ)

美人キャスター同士の華やかな「論戦」ですね。こういうと語弊があるかもしれませんが、CNNやFOXなど、ケーブルテレビのニュース番組は、地上波の3大ネットワークよりもビジュアルを重視している印象があります。3大ネットワークが、古き良き穏健な雰囲気、言い換えれば地味な印象が漂うのに対して、CNNとFOXは映画のような演出が多く、キャスターも現代風で俳優のような容貌をしています。

特にFOXは、映像、効果音から女性キャスターのスタイルまでとても派手です。トランプ政権にはFOX出身者が多く参加していますが、たとえば国務省報道官になったヘザー・ナウアートモーガン・オルタガスは芸能モデルのようです(学歴やキャリアも一流ですが)。英語でいえば「hot」といわれる(セクシー系の)人が多く、保守派のオジサン(トランプ含む)に好まれるタイプが多いのかなあと思うことがあります。これもまた語弊がありそうですが・・(苦笑)。

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6 comments on “今週の動き(6/9~15)
  1. KB より:
    ジェネレーションXです(笑)

    メキシコ関税に絡む一連の動きから、学ぶことは多いです。しかし、大統領権限は魔法の杖、というわけではないでしょうから、議論にならないのでしょうか?トランプが「学んだ」ということは今後も発動することがあるかもしれず、リスクとなること等あればご教示ください。

    安倍首相のイラン訪問、全く報道されていないですよね。でも、やはりメルマガではフォローされていました。過度な楽観や期待は禁物、でもこの歴史的瞬間をしっかり見ておきます。また、色々解説してください!

    最後に。以前の記事で真珠湾攻撃についての米国人の捉え方、を論じられているところがあり、とても興味深く拝読しましたが、今日の「ノルマンディー上陸作戦の記念式典」に関する記事の内容もとても有意義な視点でした。国民性やメンタリティに関わる部分は実際にその国の人としっかりと関わらないと感じ取れない部分ですので、間接的にでも、こうして触れる機会があるというのはありがたいですね。

  2. china より:
    カント入門

    イランはハメネイ最高指導者がキーなのですね。
    イラン側もハメネイ師との会談をセッティングしたということは、何かしらの進展を望んでいるということですよね。この会談のために水面下でたくさんの人が動き、色んな努力がなされているのでしょうから、是非とも安倍首相には頑張ってほしいです。
    (ちなみにニュースなどに出てくるロウハニ政権の意向は、ほぼハメネイ師の意向と思っても良いものでしょうか。)

    北朝鮮と言えば、先の朝鮮日報の粛清報道は何だったのでしょうね・・。朝鮮中央通信が写真付きで健在報告をしていたので、誤報確定、というところでしょうか。やはりニュースを読み解くのは一筋縄ではいきませんね。冷静に読み解かないと、うっかりトラップにハマってしまいそうになります。

    金曜にご紹介されていた『カント入門』、Kindle版があったので読んでいるのですが、面白いですね。懸賞論文のくだりも興味深いのですが、全体的に私が色々知らなさ過ぎて面白いです。本来であれば、これまで哲学の素養を全く身に着けてこなかった己を恥じ入る場面なのかもしれませんが、やはり知的好奇心を呼び覚ましてくれるような良書やコンテンツに出会うと、それよりも先に「幸せ」を感じてしまいます。短絡的と思われるかもしれませんが、まだこんなに学ぶべき楽しい世界があるのだ、という喜びを感じるわけです。だから「知らない」って、ある意味幸せなことだなと思います。これからまだまだ学べるチャンスがてんこ盛り、なわけですから。
    久しぶりに知的興奮を覚える書物に出会えてラッキーです。ご紹介に感謝です。

    あとがき・・JDさんから「hot」なんて言葉を聞ける日が来るとは・・・。
    不思議な感動に包まれております。

  3. JD より:
    ジェネレーションX

    私もです(笑)。
    ジェネレーションXと聞くと私はビリー・アイドルを思い出すんですよね。
    「ガラスのジェネレーション」という歌もありましたね。

  4. JD より:
    ハメネイ

    記事に書こうと思っていたところでした。ありがとうございます。次回の記事で書きます。
    『カント入門』まで・・『GOT』に続いてお付き合いいただいて(笑)、恐れ多いですが、うれしいですね。
    私のイメージがどうなっているのか、むしろ不思議です・・とても俗っぽい人間です(笑)。

  5. KB より:
    密かに

    JDさんは、知識の広さや見識の深さから、ジェネレーションXの皮をかぶった、ベビ・ブーマーじゃないかと思っておりましたが、ジェネレーションXでしたか、良かったです!(笑)
    ビリー・アイドルはそのまんまですね。なんでこう言うネーミングにしたんでしょう?
    佐野元春、懐かしいですね。「ガラスのジェネレーション、さよならレボリューション。見せかけの恋ならいらない」私たちはつまらない大人になっていないと信じたいものです!(笑)

  6. china より:
    イメージ

    JDさんのイメージ・・・じっくり考えてみたら2種類存在していました。
    (あくまでも一個人の見解です。なにとぞ寛容な心でお読みくださいませ。)

    1つ目はメルマガやブログ、コメント等の文章から受けとるイメージ。
    これは結構頻繁に上書きされておりまして、今現在の最新バージョンは「多趣味で健康志向のちょっとぶっ飛んだお人」であります。
    2つ目は講演会などでお見かけした際、外見から受け取ったイメージ。
    こちらは「下ネタ的いやらしさが皆無の好青年」でありました。ちなみにこれは初見時から変わっておらず、未だ健在です。

    そして、「hot」という単語から、まさかあのJDさんが?という、ちょっとした感動を引き起こしたのは後者。
    でも、この後者のイメージ・・なぜそう感じたのだろうと今となっては不思議です。少し考えてみたのですが、おそらく、時折ぐっちーさんのブログに登場されるお仲間の方々は、結構イケイケな感じの方が多い気がしており、JDさんも例にもれずそうであろうと思っていたら、実物は爽やかオーラ100%の人だった・・というギャップが抱かせたイメージだったのかな・・と思います。ただこのイメージ、もしかしたら思い込みとギャップが生み出した蜃気楼だったかもしれないので、もう一度、よく考えて、軌道修正を試みたいと思います。
    (以上、お見苦しい駄文を失礼致しました。)

    『カント入門』は「ルソー体験」の部分がとても衝撃的でした。知識欲の行きつく先はやはりこの部分で、カントですらこの壁にぶつかっていたのかという衝撃です。考えさせられました。あと「経験の類推」の部分で三つの類推の原則が、力学における「質量保存の法則」「慣性の法則」「作用反作用の法則」を哲学的に基礎づけている、という部分。科学と哲学がその垣根を越えて関係し合うとは考えもしなかったので、これも衝撃でした。

    この次はどうしようかなと迷っています。初心者なので広く浅く興味を広げていってみようかなと思っているのですが、おススメ(本・学び方・人)は何かありますか?

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