2019/05/17 06:15 | 東南アジア | コメント(3)
インドネシア現代史(2):スハルト体制の崩壊
「インドネシア現代史(1):スカルノとスハルト」(5/10)の続きです。
前回は、独立からスカルノの20年にわたる統治、9・30事件、そしてスハルトの30年にわたる統治について概観しました。
今回は、アジア通貨危機、スハルト政権の崩壊、民主化移行期の混乱について解説します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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インドネシア現代史(2):スハルト体制の崩壊
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●アジア通貨危機とスハルト体制の崩壊
●ハビビ政権の自由化(98~99年)
●ワヒド政権の混乱(99~01年)
●メガワティ政権の停滞(01~04年)
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あとがき
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■ 「アベンジャーズ/エンドゲーム」、世界興収20億ドルを突破(5月7日付CNN)
■ マーベル宇宙とは? どこから手をつければいいのか解説、最終章公開で(4月23日付BBC)
アベンジャーズの大ヒットがすごいようです。マーベルコミックの作品はたまに見る程度ですが、色々なヒーローが同じ世界で活躍するシリーズ(「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」と呼ばれているとか)は22作にも上っているとのこと。
こういった異なる作品の主人公が同じ舞台で活躍する作品は、『ウルトラマン』とか『ゴジラ対キングギドラ』とか、やはりヒーローものや特撮ものが向いている感じがしますね。
ただ、個人的に思い出すのは野球漫画の『大甲子園』。作者の水島新司氏は『ドカベン』はじめ数々の野球漫画のヒット作を生み出しましたが、その主人公たちが一堂に会して甲子園の大会をやってしまうという、まさにマンガ的発想の作品です。登場する作品の中には『ダントツ』という主人公が選手ではなく監督という(当時としては)異色作があるのですが、これは最初から『大甲子園』に登場させるために書かれた作品だったそうです。さすが大御所、発想のスケールが違う・・というか、良い意味で狂っているなと思いました(笑)。
素晴らしい天気が続いていますね。良い週末をお過ごしください!
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3 comments on “インドネシア現代史(2):スハルト体制の崩壊”
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ウィラントとプラボウォの動きが、人間臭くて、しぶとくて、興味深かったです。
特に、ウィラントは欧米からも評判が悪いけれど、重要なポストについたようで、現政権でどんな動きをするのか?影響力も大きいのでしょうか?次回も楽しみです。
毎度お恥ずかしながら、スカルノとメガワティ、かろうじてスハルトくらいしか知らずに「インドネシア」とか言っていましたが、間違っていましたね。揺り戻しを繰り返すこの国の歴史を見て、国民は苦労しただろうなと想像します。かつて、医療現場にインドネシアからの実習生が来たニュースを見て皆さんとても優秀でした。当時、このように国が「不安定」な印象をもっていなかったので、考えさせられます。
アメリカの新移民政策の提案についての見解をお願いします
この問題はどうせ
国内メディアはトランプ何やってんだの論調になると思いますが
実際のアメリカの世論が
きわめて重要になると思います
引いては大統領選挙の結果を
大きく左右すると思います
その結果
トランプがスーパーヒーローになる可能性を秘めていると思います。
中国制裁によって
中国没落によって
今まで考えられないようなことが
マーケットで起こっています
トランプのやっていることが
グローバリストにとっては
無茶苦茶でも
世界の成長に確実に寄与する方向で
マーケットは動いています
このエビデンスはあちこちに出ています
個人的には
トランプが再選されようが、されまいが
どーでもいいのですが
現在のやっていることが
トランプの地位を飛躍的に高めることは
たしかです。
日本にとっても
トランプは救世主です
私はマーケットが動けば
どうでもいい
というスタンスです。
すなわち、好きでも嫌いでもありません(笑)
若干、嫌い方向ですけどね(笑)
その比率は52:48くらいです
タイとインドネシアは何が違ったのでしょうね。
先日のタイ現代史でもアジア通貨危機が登場したので、安直ではありますが、両国の危機後の方向性(危機の影響の発現の仕方)が異なって見えることに、とても興味深いものを感じています。
タイもインドネシアもアジア通貨危機で瀕死の傷を負い、IMF支援を受け入れ厳しい条件を突き付けられたはずなのに、タイは憲法改正へ舵が切られタクシン政権が誕生し、インドネシアではスハルト政権が倒れるという。
「タイミング」なのでしょうか。
タイはちょうど憲法改正を用意していたところに危機が来て、その流れをうまく活用できた。インドネシアは交渉や対応が後手に回ってしまい、結果、政権崩壊に繋がってしまった。似たような経済発展を遂げてきたはずなのに、同じ危機をくぐり抜けた後の様子がまるで違っているように感じました。
でも民族も違うし、宗教も違うし、タイには王室があるし、一括りに似たようなといっても決して同じ国ではないので、結果が異なるのは当たり前と言えばそうなのですが、こうやって比較して見てみると、また違った景色が見えてきて面白いなと思いました。
メガワティ政権の不発は少し残念でしたね。女性大統領でしかも英雄スカルノの娘とくれば、きっと華々しく活躍してくれるに違いないと期待していただけにちょっと予想外でした。でもきっと本人が一番残念に思っているでしょうね。英雄として今なお語り継がれる父を持ち、同じ道を選んだということは彼女も父親のことをとても尊敬していたのでしょう。その父と同じ位置に立ち理想の政治を行うことが叶わなかったことは、さぞ悔しかったであろうなと思います。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』これもGWに鑑賞しました。上映時間が3時間超と長いですが、面白かったです。「エンドゲーム」ということで、今作をもってアベンジャーズシリーズは終わってしまうようですね。アイアンマンのトニー・スタークファンとしては寂しいところ。余談ですが、今回この作品で一番驚いたのは、エンドロールで『アリー/スター誕生』のブラッドリー・クーパーの名前を発見したこと。え?彼どこにいた???と思い調べたところ、なんとアライグマの声訳で出演していました。低音ボイスの渋いバンドマンからアライグマの声優まで、ほんと幅広い役者さんだなと感心した次第です。
あとがきの「良い意味で狂っている」・・・良いですね。この間の「クワガタか何か」も私的に結構ツボっており、今なお、牛のごとく反芻しながら一人で笑っております。こういったポップに弾けた言葉遊び、個人的には結構好きです。メルマガの性質上、毎回は無理でしょうが、たまにこうやってあとがきやコメント欄ではっちゃけて頂けると楽しいです。