2017/08/08 12:00 | 米国 | コメント(3)
ロシアゲートとトランプ弾劾の行方
■ 4つのとんでもない内容 トランプ氏長男が自ら公開(7月12日付BBC)
■ トランプ米大統領の長男ら3人、ロシア疑惑で議会証言へ(7月20日付BBC)
■ クシュナー氏:ロシア人との不適切な接触を否定-大統領選に絡み(7月24日付Bloomberg)
■ 米特別検察官、ロシア疑惑捜査で大陪審を選出(8月4日付BBC)
トランプ政権を揺さぶるロシアゲート問題。その勢いはとどまるところを知りません。この問題がいつまでも話題になるのは、リークによる新事実の暴露が止まらないためですが、その背景にあるのは、(1)政権の内部対立、(2)政権とメディアの対立、(3)政権と情報機関の対立です。
さらに根底にあるのは、米国の政治家、知識人が有するロシアの脅威に対する懸念です。これは、議会では共和党・民主党の党派を超えて広く共有されています。
トランプ政権は、ジョン・ケリー将軍を首席補佐官に任命し、軍隊的規律を実現しようとしていますが、「トランプ政権のパワーポリティクス(政権発足6か月)」で解説したとおり、肝心の大統領の気性が変わらない限り、前途は多難です。おそらくリークはこれからも続き、トランプ政権はその対応に追われることになるでしょう。
そして、政権を支える共和党指導部も、この問題については追求をせざるを得ません。連日のメディアの報道を見ていると、トランプ政権は風前の灯火のように見えるかもしれません。
ロシアゲートは、たしかに政権を吹き飛ばす爆発力を秘めています。しかし、これが近い将来、弾劾の直接の原因になるためには、いくつものハードルを越える必要があります。
今回は、ロシアゲートの注目ポイントとトランプ弾劾の見通しについて解説します。その中で、ロバート・モラー特別検察官とジェフ・セッションズ司法長官の解任の危機、さらにトランプ再選のシナリオについても説明します。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
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ロシアゲートとトランプ弾劾の行方
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●モラー特別検察官の捜査
●セッションズ司法長官の危機
●トランプ弾劾の行方
●トランプ再選のシナリオ
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あとがき
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昨日は、先週は涼しかったと書きましたが、週末は猛暑でしたね。私は、そんな中、葉山でゴルフをしてきました。メンバーである石原伸晃議員の姿が見えました。早く夏休みをとって海に行きたいものですね。
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3 comments on “ロシアゲートとトランプ弾劾の行方”
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やはり・・
弱い処に出るか・・
血の義兄弟・・( ^ω^)・・・(笑
現時点では、中間選挙も弾劾も、過半数を占める共和党の規模で、トランプは乗り切れる、ということなのでしょうか。
でも、腹心を切り捨て、未だに脇が固まらず、思ったような政治ができない状況を、実際のところ、トランプ本人はどう思っているのか?疑問です。引っ掻き回すのが好き、とは言っても、やはり政治をきちんとやって自分の名を後世に残したいと言う想いはありますよね?
取り止めなくなってしまいましたが、トランプ自身の大統領としての目的、目標が分からなくなってきています。
でも、こんなバラバラに見えても、ロシアに対する脅威は皆の共通課題なのであれば、それがアメリカを団結(?)させるキッカケになるのでしょうか?次回も楽しみにしています。
示唆に富むメルマガありがとうございます。
この頻度と内容で、このコストは有り難いです!!