プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2017/08/02 12:00  | 米国 |  コメント(8)

​トランプ政権のパワーポリティクス(政権発足6か月)


​1月20日にトランプ政権が発足し、7月20日に6か月が経過しました。

この6か月がどうだったかといえば、その成果は極めて乏しかったと言わざるを得ません。

最初の6か月というのは、どの政権も苦労するものです。しかし、この政権は特にひどい。それはなぜなのか。

その背景にあるのは、政権の権力構造です。具体的には、トランプ大統領の哲学、チーム・トランプの人々の思惑、政治日程が複雑に絡み合っています。

これについては、政権発足100日の時点で解説しましたが(「トランプ政権のパワーポリティクス」)、半年を経過したところでよりクリアーになり、また、変化が生じたところがあります。

そこで、今回は、まず政権のパワーポリティクスについて、ワシントンDCで直接関係者から聞いた話をふまえつつ、あらためて概観することにします。

・・と書いているうちに、7月21日に任命されたばかりのアンソニー・スカラムーチ・ホワイトハウス広報部長が解任されるという衝撃のニュース。

米大統領、スカラムチ広報部長解任 ケリー首席補佐官の要請か(8月1日付ロイター)

相変わらず毎日のように何かが起こる政権ですが、これについてもあわせて述べます。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

***********
トランプ政権のパワーポリティクス(政権発足6か月)
***********

●トランプ政権の6か月
●トランプ政権の権力構造
●キープレイヤー
●今後の展望

メルマガ「世界情勢ブリーフィング」を購読するためにはご登録のお手続きが必要です。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

8 comments on “​トランプ政権のパワーポリティクス(政権発足6か月)
  1. 牧神の午後 より
    創刊号

    拝読しました。

    私は、スマホで米国メディアの報道は大部分読めます。

    しかし、取り上げられるのは、耳目を集める部分が中心。

    JDさんは、そうではない部分にまで目配りしていただいている点が、嬉しいです。

  2. ino より
    センスの良いフェイクニュースと思った

    7/29から8/1まで北海道の大雪(黒岳)-トムラウシ山往復縦走していたので
    下界の事が全くわからない状態でしたが下山してFaceBook開いたら
    いきなりスカラムッチ氏解任のリンクが...
    センスの良いフェイクだな~と笑っていたけど本当だったのか(笑)

  3. Zucci より
    次号が楽しみです

    メルマガ第1号、待っておりました。

    内容は濃く、充実していて、読み応え十分でした。
    大局的に捉えられているので、とても分かり易く、このように情報発信している媒体やメディアもなかなかないと思うので、こちらの内容はとても貴重です。

    JDさん、次号も楽しみにしております!

  4. JD より
    皆様

    どうもありがとうございます。

    >infoさん
    そうですね、早すぎる・・私も、配信直前に記事の差し替えを余儀なくされました・・

    >牧神の午後さん、Zucciさん
    目の肥えている皆さんからそのようにおっしゃっていだいて、ほっとしました。
    これからもコメント欄でもよろしくお願いします。

  5. 牧神の午後 より
    Fix & Save

    オバマ・ケアの欠陥を修正し、保険料暴騰に苦しむ層を助けようとする動きが出てきました。

    上院で民主共和両党が協力して、H.E.L.P委員会で検討を始めるようです。

    Repeal & Replaceを尚もゴリ推しするトランプ大統領に対する反撥という意味合いもあるようです。

    トランプ大統領が必ずしもNATOにコミットしない態度を見せた結果、かえって欧州諸国の結束が強くなった、とも聞いています。

    「トランプ効果」と呼びましょうか。面白い力学です。

  6. ペルドン より
    第二弾 稲田式火縄銃

    あれ程無能な国防大臣として・・
    内外から評価されても・・
    何故関白殿が首変えしなかったのか・・
    無能な関白殿が・・その烙印を押されるのを嫌った・・
    かも知れない。
    だが・・彼女は弁護士だ。有能ではないにしても・・
    自衛隊を国際紛争下の戦地に送り込むとなれば・・
    当然・・軍法が付いて回る・・
    軍法がある以上・・軍法会議・・軍法務官・・軍事裁判・・軍事裁判官の存在が不可欠になる。
    帝国憲法から新憲法に移行した時点で・・軍事裁判所と行政裁判所が行方不明になった。間引きされた。
    要するに・・今の自衛隊は・・法的には不倫の子的存在で・・歪な存在になる。
    この点を・・
    関白殿は憲法改正で・・自衛隊を嫡男に換えようとする野心があった・・
    弁護士として・・その重要な任務を与えられていた・・
    との解釈が可能でしょうね( ^ω^)・・・(笑

  7. JFKD より
    小池も逃げ出したことがある防衛省

    まずPKO自体が日本国憲法のようなもので身動きが取れない。そしてぺルドンさんが仰るように、本命・日本国憲法により根本的に見動きできない。PKOの派遣成績は中国がダントツトップ。中国軍はどんどん経験を積んでいる。世界に羽ばたいている。国連もますます中国重視。

    自衛隊は憲法上の捕縛の鎖を引きずりながら体力消耗。おまけに軍事情報まで公開せよとの民愚。民は災害救助の組織だと思っている。防衛は建前上、諸国民に期待している。しかし自衛隊と米軍に中露朝から守ってほしいという意識。笑 やってられねーよという気持ちなんだろうな、不倫の子は。日報問題しかり。

    機密保護法を創っても、内部情報漏れ放題。マスゴミは元々反対だったから違法な意識はない。違法だろう。都合の悪いことは編集して報道しない。

    自衛隊にも民愚をおもんぱかる勢力がいて漏洩している。安倍・稲田路線はあくまで憲法改正できないと、こうやって内部で足をすくわれる。安倍首相の敗北は防衛省だ。文科省や財務省ではない。しかしその安倍改正案も不出来でやらない方がよい。米国の圧力だろうな。

    どうも自民党も憲法改正は諦めかけているな。ぬるま湯の方が楽だ。そのうちゆでガエルだ。やはり憲法制定権力である、米国の生かさず殺さずの軛は重い。

    相変らずトランプ・安倍叩きは酷いな。日本の民愚よりラストベルトの衆の方が正常だな。は日本が愚者故に助かったというストーリーに賭けるしかないな。笑 半島は地政学上愚者故にああいう歴史だが、列島はどの程度の愚者なら生き残れるか。それも米中露の芝居次第。それにしても米国の中国優遇、ロシア冷遇は昔からそうだがますます酷いな。トランプ・安倍も逆らえない。

  8. 牧神の午後 より
    ホンマかいな!

    BBCが以下のように報じています。

    Mr Trump admonished Enrique Pena Nieto for publicly denouncing the wall during a 27 January phone call, transcripts obtained by the Washington Post show.

    首脳同士に談話会談の詳細議事録が新聞にリークされたようです。

    こんな事って、あり得ないと思うのですが。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。