ブログ記者によるオンライン新聞 グッチーポスト

The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2016/06/03 06:05  | 英語 |  コメント(3)

英語のスピーキング⑥:アクセントとイントネーション

米大統領選は、民主党の方で、ヒラリー・クリントンのメール問題、バーニー・サンダースとの対立の深刻化、民主党全国委員会への不信感といった不穏な動きが目立っています。

とはいえヒラリーが起訴されることは考えられません。指名されることはほぼ確実です。それでも本選でヒラリーに不利に働く話が非常に多く、その意味で注目に値します。このへんはまた次回詳しく述べます。

そういうわけで、本選を見る上でのポイントも来週ということにして、今日は軽い話題、延び延びになっていた英語の話を再開したいと思います。

「英語のスピーキング⑤」の続きです。

日本語はアクセントに重きを置かない言語です。これに対し、英語の単語は、複数の音節がある場合、必ずどこかの母音にアクセントが置かれます。

例えば、「ヤマダ」さんを米国人が呼ぶとき、『ドカベン』の岩鬼のように、「ヤーマダ!」とやけに「ヤ」を強調します。それは、そこにアクセントがあると考えるからです。

中には、「あなたは「ヤーマダ」さんですか?それとも「ヤマーダ」(「マ」にアクセント)さんですか?」とバカ丁寧(失礼)に聞いてくる米国人もいます。そう聞かれた場合、私は、「どちらでもありません。できるだけフラットに、退屈に聞こえるように読んで下さい。そうすれば日本語らしい正しい発音になります。」と答えることにしています。

逆に日本人が英語を話すとき、アクセントの位置を間違えたり、どこにも置かないでフラットにしゃべりすぎると、ネイティブが理解してくれないことがしばしばあります。

また、アクセントの位置によって、同じように見える単語の音がまったく異なることにも注意が必要です。

例えば、「economy」という単語は「c」の後の「o」にアクセントがあります。この場合、米国英語では、アクセントがない母音(この場合「n」の後の「o」)は全て「ウ」に近い発音(phoneticsではこれを「schwa」(弱母音)と呼ぶ)になるので、「イカーヌミー」という感じの発音になります(発音記号は「iˈkɑː.nə.mi」)。

一方、「economics」という単語では、「n」の後の「o」にアクセントがあるので、「c」の後の「o」が弱母音になり、「イクナーミクス」という感じになります(発音記号は「iː.kəˈnɑː.mɪks」)。

同じように見える「o」の発音が、アクセントの位置によって変わってくるわけです。

さらに、単語のイントネーションのみならず、文章の中でどこにアクセントを置くか、というのも非常に重要です。

例えば、相手から「Thank you.」と言われたときに、「いえ、こちらこそありがとう」と答えるときは、「Thank YOU.」と「you」を強く言うとナチュラルに聞こえます。「あなた」にこそ感謝しているんですよ、と客体を明確にする意味があるわけです。

アクセントは非常に重要なので、単語を覚えるときには、必ず一つ一つアクセントを正確に確認する必要があります。そうしないと、読むときには理解できても、実際に日常でその言葉を使えないし、聞き取ることすらできないかもしれません。

また、ネイティブスピーカーはリズミカルに話しますが、それは、一つにはアクセントの重視という言語的特徴があるからです。彼らは、イントネーションが分かればある程度文脈の当たりをつけることができるので、一つ一つの単語をはっきり聞き取れなくても、何を言ってるか理解ができるのです。

私の留学時代のクラスメートにはものすごい早口の女の子がいて、単語の一つ一つをちゃんと言えてなかったり、実は間違えたりもしていたのですが、皆ちゃんと理解していました。

単語の勉強法についてはまた別途詳しく書きますが、一例を述べると、ニュースの原稿を見て、どこにアクセントがあるのかを確認し、その箇所にマーカーを引いて、原稿を読むという練習をすると、自ずと感触をつかめると思います。

次回以降、具体的な勉強法を述べたいと思います。

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3 comments on “英語のスピーキング⑥:アクセントとイントネーション
  1. 下北のねこ より:
    アクセントの魅力

    高校時代の英語の時間、キング牧師の”I have a dream”を聴いて、最初みんなアクセントで笑っていたのが、終盤、テープからでも伝わる異様な迫力に押されてクラス全体が凄え~って感じになってたこととか、バリー・レヴィンソン監督の”Good Morning, Vietnam”でのロビン・ウィリアムズのDJとか、アクセントが魅力的なスピーカーはいいなあって思います。

    ただ私にとって、例えばABBAの歌のような英語が母国語じゃない人の英語の方が聴き取りやすいんですが。
    アメリカの人にとってはどう聞こえるんだろうなあ。

  2. JD より:
    下北のねこさん

    そうですね、英語はアクセントによってリズムが生まれ、歌のような勢いを生むんですよね。

    日本語は抑揚がないので、この点でも英語は難しく感じられます。私も英語を話すときはできるだけアクセントを大げさにして、歌っている感じをイメージします(笑)。

  3. 下北のねこ より:
    Sing Like Talking

    おお!正しく、Sing Like Talkingですね。
    ん?逆かな?
    Talk like singingかな?
    歌うように話せたら素敵ですね。
    きっとJDさんは、ミュージカルの何幕もの場面演じてるんでしょうね。

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