大谷翔平選手が52-52を達成。しかも6打数6安打3本塁打10打点2盗塁、さらに翌日にも本塁打。もう何でもありですね（笑）。二刀流をやればエースでホームラン王、打者に専念すれば歴史を塗り替える。どこまでいくのでしょうか。日本人として心から誇りに思います。

さて、今週も米大統領選です。トランプ暗殺未遂事件が再び起こり、州によって期日前投票が始まりました。FRBの大幅利下げは政治面の影響も見逃せません。さらにヒズボラの通信機器の同時爆発と中東情勢も取り上げます。

【目次】

１．先週の動き
（１）米大統領選の投票開始、トランプ暗殺未遂
（２）チームスターズの大統領候補支持見送り
（３）FRBの利下げの政治的影響
（４）ヒズボラの通信機器の爆発
２．今週の動き
●　自民党総裁選
３．近況報告
４．あとがき

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先週の動き
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9/15（日）
・トランプ前大統領がフロリダ州ウェストパームビーチのトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブでゴルフのプレー中に同ゴルフ場近くで銃を持っていた男をFBIが拘束
・イエメンの武装勢力フーシ派がイスラエル中部をミサイルで攻撃
・ASEAN経済相会合（ビエンチャン、～22日）

9/16（月）
・ハリス副大統領と全米トラック運転手組合（チームスターズ）のオブライエン会長が会談（ワシントンDC）
・ペンシルベニア州での郵便投票用紙の発送が延期
・ロシアのプーチン大統領が兵士の最大数を18万人増やす（150万人とする）大統領令に署名
・IAEA総会（ウィーン、～20日）

9/17（火）
・ハリス副大統領が全米黒人ジャーナリスト協会との対話イベントに参加（フィラデルフィア）
・トランプ前大統領がミシガン州フリントでのタウンホール集会に参加
・米上院が体外受精の権利を保障する法案の採決のための動議を否決
・FOMC（～18日）
・レバノン各地でヒズボラの戦闘員らが所持するポケベルが爆発

9/18（水）
・ブリンケン国務長官とエジプトのシシ大統領が会談（カイロ）
・米海軍が戦略的指針「航海計画2024」を発表
・全米トラック運転手組合（チームスターズ）が大統領候補への支持の見送りを発表
・ゼーリック元USTR代表ら共和党政権の元高官100人超がハリス副大統領への支持を表明する書簡を公表
・トランプ前大統領がNY州ユニオンデールで選挙集会
・米下院がつなぎ予算案を否決
・FOMC最終日（FF金利の誘導目標を0.5％引き下げ（4.75～5％））
・中国国務院の関税税則委員会が台湾から輸入する農産品への関税免除措置を9月25日から停止すると発表
・北朝鮮が平安南道の价川付近から北東方向に短距離弾道ミサイル数発を発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・レバノン各地でヒズボラの戦闘員らが所持するトランシーバーが爆発
・中国海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計3隻が日本領海に隣接する沖縄県沖の接続水域に一時入ったと防衛省が発表
・中国の深センで日本人学校に通う男児が殺害

9/19（木）
・ハリス副大統領がミシガン州ファーミントンヒルズで選挙集会（オプラ・ウィンフリーとライブ配信）
・中国の王文濤商務相と欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長（通商政策担当）が会談（ブリュッセル）
・ヒズボラのナスラッラー指導者がテレビ演説（通信機器の爆発についてイスラエルを非難）
・イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの拠点を空爆

9/20（金）
・ハリス副大統領がジョージア州アトランタとウィスコンシン州マディソンで選挙集会
・ミネソタ州、バージニア州、サウスダコタ州で期日前投票が開始
・イスラエル軍がベイルート郊外のヒズボラの拠点を空爆（ヒズボラのイブラヒム・アキル司令官らを殺害）
・ヒズボラがイスラエル北部をロケット弾で攻撃
・EUのフォンデアライエン欧州委員長とウクライナのゼレンスキー大統領が会談（キーウ）

9/21（土）
・日米豪印（クアッド）首脳会合（デラウェア州ウィルミントン）
・トランプ前大統領がノースカロライナ州ウィルミントンで選挙集会
・バーモント州で期日前投票が開始
・スリランカ大統領選挙

●米大統領選の期日前投票開始、トランプ暗殺未遂

米大統領選の投票日は11月5日ですが、先週から期日前投票が始まりました。ミネソタ州、サウスダコタ州、バージニア州で投票用紙の郵便での発送が開始され、投票用紙を受け取った有権者はいつでも投票ができるようになりました（これら3州は「不在者投票」と呼んでいますが、「郵便投票」と呼ぶ州もあります）。

ノースカロライナ州とペンシルベニア州でも投票用紙の発送が始まる予定でしたが、ノースカロライナ州ではロバート・F・ケネディ・ジュニアの選挙戦からの撤退（以下の記事参照）、ペンシルベニア州では手続きへの異議があったため、いずれも延期されています。しかしこれらの州でも問題が解決され次第、手続きが始まるでしょう。

・「ハリスとトランプの経済政策」（9/9）

また先週は、トランプ前大統領の2度目の暗殺未遂事件、全米トラック運転手組合（チームスターズ）の大統領候補支持表明の見送り、そしてFRBの利下げがありました。いずれも大統領選への影響が気になるイベントです。

これらの最新の動きの意義を解説します。その上で、最新の世論調査を踏まえ、あと1か月半後に迫る大統領選の展望をお伝えします（※メルマガで解説）。

●チームスターズの大統領候補支持見送り

全米トラック運転手組合（チームスターズ）が大統領選で支持候補を表明しない方針を明らかにしました。

チームスターズが特定の候補を応援しないのは96年以来初めてのことです（00年から6回の大統領選ではいずれも民主党候補を支持）。今回の動きが大統領選に与える影響について解説します（※メルマガで解説）。

●FRBの利下げの政治的影響

FRBが政策金利を0.5ポイント引き下げ、4.75～5％としました。利下げは20年3月以来4年半ぶり、しかもその幅は通常の2倍という積極的なものでした。

経済的な影響については、経済ZAP!!のSaltさんにお任せするとして、私からは政治的な影響についてコメントします。また米国の経済動向が大統領選に与える影響についても述べます（※メルマガで解説）。

●ヒズボラの通信機器の爆発

9月17日、18日と2日間続けてレバノン各地でヒズボラ戦闘員らが所持するポケベルとトランシーバーが爆発し、少なくとも37人が死亡、3,000人が負傷しました。

ヒズボラのナスラッラー指導者はテレビ演説を行い、「イスラエルによるレバノンへの宣戦布告」と呼んで非難しました。ヒズボラはイスラエルに対して、イスラエルが予想していないような形で激しく正当な報復を行うと述べました。

イスラエルは、今回の爆発の前日に、ヒズボラによる攻撃のためにイスラエル北部から避難を余儀なくされている約6万人を帰還させることを新たな目標として掲げ、ヒズボラへの攻撃を本格化させる方針を示していました。そして爆発後、レバノンのヒズボラの拠点を空爆し、イブラヒム・アキル司令官らを殺害したと発表しました。

今回の爆発事件の背景と意義、今後の展望について解説します。あわせてガザ戦争の見通しについてもコメントします（※メルマガで解説）。

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今週の動き
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※自民党総裁選など。メルマガで解説します。

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

※メルマガをご覧下さい。

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あとがき
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■ エミー賞作品賞に「ＳＨＯＧＵＮ　将軍」、非英語の作品として初（9月17日付CNN）

メジャーリーグのみならず、エンタメ界でも「日本」が大きな存在感を示した一週間でした。真田広之さんのスピーチ、感極まった様子が胸を打ちました･･･（※ここから先はメルマガをご覧下さい）。