2024/02/26 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(2/25~3/2)サウスカロライナ州予備選、トランプの資金と中絶問題、イスラエルのガザ政策、つなぎ予算の期限、長音符の表記
先週から「今週の一冊」「近況報告」という新コーナーを始めました。内容がこれまで以上に盛り沢山になってきたので、あらかじめ目次をお伝えします。
1.先週の動き
●サウスカロライナ州予備選
●トランプの資金状況と中絶問題
●イスラエルのガザ政策
2.今週の動き
●つなぎ予算の期限(+ウクライナ支援)
3.今週の一冊
4.近況報告
5.あとがき
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先週の動き
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2/18(日)
・米中央軍が2月17日にフーシ派の支配地域で移動式対艦巡航ミサイル3発、無人潜水艇1隻、無人艇1隻に対して計5回の攻撃を実施したと発表
・フーシ派がイエメン沖のバブ・エル・マンデブ海峡で英国で登録されたベリーズ船籍の貨物船を攻撃
・イスラエルのネタニヤフ政権がパレスチナ国家の一方的な承認に反対するとの決定を発表
・タイのタクシン元首相が仮釈放
2/19(月)
・米大統領の日(米市場休場)
・米商務省がCHIPS法に基づくグローバルファウンドリーズ社の半導体製造施設への15億ドルの支援を発表
・フーシ派が紅海で米国の船舶2隻を攻撃したと発表
・中国の王毅外相とスペインのサンチェス首相が会談(マドリード)
・中国海警局が金門島付近の海域で台湾の観光船に立ち入り検査
・イスラエルのガンツ前国防相(戦時内閣のメンバー)がハマスが人質全員を3月10日までに解放しなければガザ最南部ラファへの侵攻を開始すると発言
・EU外相理事会(ブリュッセル)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がハリキウ州のクピャンスクを視察
・ウクライナに亡命したロシア軍パイロットがスペインで死亡したとウクライナ国防省が発表
・日・ウクライナ経済復興推進会議(東京)
・岸田首相とウクライナのシュミハリ首相が会談(同)
2/20(火)
・ロシアのショイグ国防相がプーチン大統領にウクライナのアウディーイウカ制圧を報告
・ロシアのプーチン大統領が北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記にロシア製の専用乗用車を贈呈したと朝鮮中央通信が報道
・国連安保理がガザでの人道的停戦を求める決議案を否決(米国が拒否権発動)
2/21(水)
・バイデン政権が15万3,000人の連邦学生ローン(12億ドル)の免除を発表
・バイデン大統領が港湾のサイバー防衛強化に関する大統領令に署名
・米下院監視・司法委員会でジェームズ・バイデンが証言
・G20外相会合(リオデジャネイロ、~22日)
・中国の王毅外相とフランスのマクロン大統領が会談(パリ)
・英国がナワリヌイが収監されていた北極圏の刑務所の所長ら6人への制裁を発表
・イスラエル国会がパレスチナ国家の一方的な承認に反対するとのネタニヤフ政権の決定を支持
2/22(木)
・バイデン大統領がナワリヌイの妻ユリア氏と面会(サンフランシスコ)
・米下院中国特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和党)ら超党派の議員団と台湾の頼清徳次期総統が会談(台北)
・保守政治行動会議(CPAC)(ワシントンDC、~24日)
・英国がロシアへの追加制裁を発表
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザの統治方針をまとめた文書を戦時内閣に提示
・米国の宇宙企業インテュイティブ・マシンズの開発した無人の月着陸船「ノバC(オデュッセウス)」が月に着陸
2/23(金)
・ロシアのウクライナ侵攻から2年
・米国がロシアへの追加制裁を発表
・EUがロシアへの制裁第13弾のパッケージを発表
・国連安保理の外相級会合(ロシアのウクライナ侵攻を非難する共同声明を発出)(NY)
・米民主党のシューマー上院院内総務ら米議員団とウクライナのゼレンスキー大統領が会談(リビウ)
・ブリンケン国務長官がイスラエルによるヨルダン川西岸の入植活動は国際法に違反すると発言(ブエノスアイレス)
・スウェーデン・ハンガリー首脳会談(ブダペスト)
2/24(土)
・G7サミット(オンライン)
・イタリアのメローニ首相、カナダのトルドー首相、ベルギーのドゥクロー首相、EUのフォンデアライエン欧州委員長がキーウを訪問
・米英がフーシ派のイエメンの施設を攻撃
・米大統領選挙・共和党のサウスカロライナ州予備選(トランプ前大統領が勝利)
・IPEFのサプライチェーン協定が発効
・TSMCの熊本県の第1工場の開所式(菊陽町)
●サウスカロライナ州予備選
共和党のサウスカロライナ州予備選が開催されました。開票率98%時点での結果(得票率と獲得した代議員数)は以下のとおりでした。
1 ドナルド・トランプ 59.8% 44
2 ニッキー・ヘイリー 39.5% 6
トランプは20ポイントの差をつけて圧勝しました。以下の記事で予想したとおりの結果でしたが、ホームグラウンドで惨敗したにもかかわらず、ヘイリーは選挙戦を続ける意向を表明しました。
・「ニューハンプシャー州予備選」(1/29)
今回の結果を踏まえ、ヘイリーの思惑を中心に、今後の展望を解説します。大統領選本選に関する最近の注目ポイントについてもコメントします(※メルマガで解説)。
●トランプの資金状況と中絶問題
トランプ前大統領の資金状況が思わしくないことが注目されています。1月末時点のトランプ陣営の手元資金が3,000万ドル(政治資金団体も含めると昨年末時点で7,000万ドル)だったのに対し、バイデン陣営の手元資金は5,600万ドル(政治資金団体も含めると1億3,000万ドル)に上りました。1月もトランプ陣営は支出が収入を上回ったのに対し、バイデン陣営は収入が支出を上回り、両陣営の差はさらに広がる見通しです。
トランプ自身も、先月、作家ジーン・キャロルがトランプに性的暴行を加えられ、その後の言動によって名誉を毀損されたとして損害賠償を請求した裁判で、8,330万ドルの支払いを命じる評決が言い渡されました。さらに今月、トランプ・オーガニゼーションの金融詐欺により3億5,490万ドルの罰金が科され、3年間の企業経営禁止等も命じられました。
また、これまでお伝えしてきたとおり、人工妊娠中絶をめぐる論争は大統領における最重要テーマの一つになっていますが、これについて先週、トランプが妊娠16週以後の中絶を全米で禁止すべきとの意向であることをNYタイムズが報じました。さらに、アラバマ州最高裁が凍結胚を州法上子供とみなされるとする判決を言い渡す(これを受けて州の病院は体外受精治療を停止)という動きがありました。これらの最近の動きが意味するところを解説します(※メルマガで解説)。
●イスラエルのガザ政策
イスラエルのネタニヤフ政権が国際社会による一方的なパレスチナ国家承認を拒否するとの決定を宣言し、これを国会が支持しました(120人中99人が賛成)。また、ネタニヤフ首相はガザの統治方針をまとめた文書を戦時内閣に提示しました。
ガザでの戦闘については、戦時内閣のメンバーであるガンツ前国防相は、ハマスが人質全員を3月10日までに解放しなければ最南部ラファへの侵攻を開始すると発言しました。
こうした動きを踏まえ、イスラエルのガザ政策の展望についてコメントします(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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(※つなぎ予算の期限、ウクライナ支援など。メルマガで解説。)
※ロシアのウクライナ侵攻2年、中国による台湾の観光船への立ち入り検査についてもコメントしたかったのですが、長くなってしまったので、次回以降に見て取り上げます。
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今週の一冊
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お勧めの本、印象に残った本をご紹介します。最近読んだものが多くなると思いますが、昔読んだもので思い出深かったものも適宜取り上げます。ジャンルにはこだわらず、リクエストがあればそれも参考にします。調子が出てきたら映画やドラマなどにも広げたいと思っています(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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あとがき
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少し前に「ハマス」か「ハマース」かという表記のあり方がちょっとした論争になったようでした。これについては私は立ち入る気はないのですが、ただ日本のメディアが長音符を省く傾向があることは気になっていました。たとえば、「マコーネル」を「マコネル」、「ペローシ」を「ペロシ」と書いたりすることです。これについては、私はずっと違和感をおぼえていました・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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