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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2024/02/05 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(2/4~10)米国の親イラン武装勢力への報復、イスラエルとハマスの停戦交渉、EUのロシア凍結資産活用、パキスタン選挙、テイラー・スウィフト


もう2月になりました。早いですね。新年早々から、国内外でも自分の仕事でも色々なことがありすぎて、あっというまに時間が過ぎてしまった気がします。先日、オンラインサロンの新年懇親会があり、そこでも話したのですが、これから新たなプロジェクトを色々始める予定なので、どんどん動いていきたいと思っています。

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先週の動き
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1/28(日)
・ヨルダンのシリアとの国境地帯にある米軍基地がドローンによる攻撃を受け、米兵3人が死亡、41人が負傷
・米国のバーンズCIA長官、イスラエルのモサドのバルネア長官、エジプト総合情報庁のカメル長官、カタールのムハンマド首相がガザの戦闘休止案について協議(パリ)
・北朝鮮が日本海に向けて巡航ミサイルを発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・ロシア・ベラルーシ首脳会談(サンクトペテルブルク)
・フィンランド大統領選挙(1位ストゥブ元首相、2位ハービスト前外相、2/11に決選投票)
・ASEAN外相会議(ラオス・ルアンパバーン、~29日)
・ブータンでトブゲイ首相が就任

1/29(火)
・中国の孫衛東外務次官とウクライナのリャビキン駐中国大使が会談(北京)

1/30(火)
・サリバン大統領補佐官とカタールのムハンマド首相が会談(ワシントンDC)
・米中のフェンタニル対策に関する作業部会(北京)
・FOMC(~31日)
・香港の高等法院が中国恒大集団(エバーグランデ・グループ)に清算命令
・北朝鮮が日本海に向けて巡航ミサイルを発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・イラクの親イランの武装勢力「カタイブ・ヒズボラ」が米軍への軍事活動を停止するとの声明を発表
・ハマスが米国、イスラエル、エジプト、カタールの4か国から提案された戦闘休止案を受け取っており、検討しているとの声明を発表
・ウクライナのゼレンスキー大統領がザルジニー総司令官の交代を準備しているとの報道
・金杉駐中国大使が反スパイ法違反容疑で23年3月に拘束されたアステラス製薬の日本人男性社員と面会(北京)

1/31(水)
・ケリー気候変動問題担当特使の退任とジョン・ポデスタ大統領上級顧問(クリーンエネルギー担当)の就任が発表
・米下院が減税法案を可決
・トランプ前大統領と全米トラック運転手組合(チームスターズ)執行部が会談(ワシントンDC)
・FOMC最終日(FF金利の誘導目標を据え置き(5.25~5.5%))
・中ロ国防相会談(オンライン)
・台湾の立法院が国民党の韓国瑜・前高雄市長を立法院長に選出
・ロシアとウクライナが195人の捕虜交換を実施
・タイ憲法裁が前進党の不敬罪改正の公約は国家転覆を意図しており違憲との判決
・ミャンマー国軍が非常事態宣言を延長
・マレーシア新国王の即位式

2/1(木)
・バイデン大統領がヨルダン川西岸でパレスチナ人住民への暴力に関与したユダヤ人入植者らに制裁を科すための大統領令に署名(国務省が入植者4人への制裁を発表)
・バイデン大統領がミシガン州で全米自動車労組(UAW)の集会に出席
・EU臨時首脳会議(500億ユーロのウクライナ支援、制裁で凍結しているロシア中銀の資産をウクライナ支援に活用する方針で一致)(ブリュッセル)
・ウクライナ軍がクリミア半島でロシア黒海艦隊のミサイル艇イワノベツを撃沈したと発表
・OPECプラス合同閣僚監視委員会(JMMC)(オンライン)

2/2(金)
・米国がイラクとシリアでイランの革命防衛隊のコッズ・フォース、カタイブ・ヒズボラ等の施設への空爆を始めたと発表
・北朝鮮が黄海に向けて巡航ミサイルを発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・ドイツで24年度予算が成立
・トルコ中銀のエルカン総裁が辞任

2/3(土)
・米英軍がイエメンのフーシ派の関連施設を攻撃
・米大統領選挙・民主党サウスカロライナ州予備選(バイデン大統領が勝利)
・英領北アイルランドの議会がシン・フェイン党のミシェル・オニール副党首を自治政府首相に選出

●米国の親イラン武装勢力への報復攻撃

ヨルダン北東部のシリアとの国境に近い米軍基地「タワー22」がドローンによる攻撃を受け、米兵3人が死亡、41人が負傷しました。イラクの親イラン武装勢力を統括する「イラクのイスラム抵抗運動」(「カタイブ・ヒズボラ」はその中で最も有力な勢力)が実行声明を発表しましたが、イランは関与を否定しました。

これを受け、米国はイラクとシリアで活動するイランのイスラム革命防衛隊コッズ・フォースやカタイブ・ヒズボラをはじめとする親イラン武装勢力への空爆を始めたと発表しました。イラクとシリアの7か所にある85以上の標的に対して攻撃を加えたとしています。

ガザ戦争以降、シリアとイラクの親イラン武装勢力がイラクとヨルダンにある米軍施設への攻撃を強め、米軍が報復攻撃を行ってきたことはこれまでもお伝えしてきましたが、米兵の死者が発生し、米国が革命防衛隊をターゲットにしたことは新たな動きでした。

今回の米国の報復攻撃の意義と今後の展望を解説します。米国の国内政治に与える影響についてもコメントします(※メルマガで解説)。

●イスラエルとハマスの停戦交渉

イスラエルとハマスのガザにおける戦闘の休止と人質解放に向けた動きが活発化してきました。米国のバーンズCIA長官、イスラエルのモサドのバルネア長官、エジプト総合情報庁のカメル長官、カタールのムハンマド首相がパリで協議を行い、戦闘休止案を作成。これをハマスに提示し、ハマスが検討を行っていることが明らかになりました。

4か国の提案は3段階に分かれているとされています。第1段階では6週間の戦闘休止と高齢者、民間人女性、子ども、負傷者の解放、ガザへの食料・医薬品の提供再開の実施、第2段階では女性イスラエル兵や男性新兵の解放、ガザへの支援物資の提供拡大、公共サービスの再開、第3段階ではパレスチナ人囚人の解放と引き換えにイスラエル軍兵士の遺体が移送されるというものです。

一方、バイデン大統領は、ヨルダン川西岸でパレスチナ人住民への暴力に関与したユダヤ人入植者らに制裁を科すための大統領令に署名し、国務省が入植者4人への制裁を発表しました。今週、ブリンケン国務長官はガザ戦争が始まってから5回目となる中東(イスラエル、パレスチナ自治区、サウジ、エジプト、カタール)訪問を行います。

これらの最新の動きを踏まえ、ガザ戦争の今後の展望を解説します。ネタニヤフ政権の今後や米国政治に与える影響についてもコメントします(※メルマガで解説)。

●EUのロシア凍結資産の活用

EU臨時首脳会議が開催され、ウクライナに対する今後4年間で500億ユーロの資金支援について27すべての加盟国が合意しました。昨年12月の首脳会議ではハンガリーの反対によって見送られたものですが、今回合意に至りました。以下の記事で述べたとおりの展開でした。

「ウクライナのEU加盟交渉開始と欧州のウクライナ支援」(23/12/18)

さらに、制裁によって凍結されたロシア中銀の資産から得た収益をウクライナ支援に活用する方針が合意されました。米欧は約3,000億ユーロのロシアの外貨準備を凍結していますが、その3分の2はEU域内にあり、その多くを保管する決済機関「ユーロクリア」は凍結されたロシア資産からの利子収入は約52億ユーロに上ると発表していました。

これとは別に、バイデン政権はロシア資産の全面的な差し押さえに向けて動こうとしています。今回のEUの合意の意義と米国との関係を含めた今後の展望についてコメントします(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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(※パキスタン総選挙など。メルマガで解説。)

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あとがき
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「テイラーさんは恋人の応援に間に合う」 在米大使館が異例の声明(2月3日付毎日新聞)

私も昔勤務していた在米国日本大使館の異例の声明。これはおそらく大使の考えが強く反映したものでしょうね。というのも・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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