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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2023/11/13 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(11/12~18)イスラエルのガザでの軍事作戦、オフ・イヤー選挙、マンチンとスタイン、共和党大統領候補の第3回討論会、米中首脳会談、政府閉鎖の危機


平日は暖かかったのに、週末からいきなり寒くなり、外出するときはしっかりした上着が必要になりました。もう11月ですから、本来こんなものなのでしょうが、それにしても急でしたね。

一気に冬らしくなり、だんだんとクリスマス・年末の雰囲気も漂ってきました。グッチーポストも年末恒例のイベントの準備をしています。間もなく案内があると思いますので、ご期待下さい。

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先週の動き
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11/5(日)
・ブリンケン国務長官とイラクのスダニ首相が会談(バグダッド)
・イランのハメネイ最高指導者とハマスのハニーヤ指導者が会談(テヘラン)
・中国国際輸入博覧会(李強首相が演説)(上海)
・日・マレーシア首脳会談(クアラルンプール)

11/6(月)
・米・イスラエル首脳電話会談
・米・トルコ外相会談(アンカラ)
・米中の核軍備に関する高官級協議(ワシントンDC)
・NY州の裁判所でトランプ・オーガニゼーションの金融詐欺に基づく損害賠償請求の裁判の口頭弁論(トランプ前大統領が出廷)
・イスラエルのネタニヤフ首相がABCテレビのインタビューで紛争終結後のガザの安全保障についてイスラエルが無期限で責任を負うと発言
・ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ演説で24年大統領選の延期を示唆
・中豪首脳会談(北京)
・中・キューバ首脳会談(同)
・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会合(クック諸島、~10日)

11/7(火)
・G7外相会合(東京、~8日)
・米財務省が半期為替報告書を公表
・米下院が民主党のラシダ・タリーブ議員に対するイスラエル批判を理由とする問責決議を可決
・バージニア州議会選挙(民主党が上下両院で勝利)、ケンタッキー州知事選挙(民主党現職のビシアが再選)、オハイオ州で州憲法への中絶の権利の明記の是非を問う住民投票(賛成多数で可決)
・イスラエルのガラント国防相がイスラエル軍はガザ市の中心部で作戦を展開していると表明
・ポルトガルのコスタ首相が辞意を表明

11/8(水)
・米軍がシリアのイランの革命防衛隊の関連施設を空爆
・イエメンの武装勢力フーシ派がイエメン沖の紅海で米軍の無人偵察機MQ9リーパーを撃墜
・ブリンケン国務長官がイスラエルはガザの管理を続けることはできないが、紛争終結後に移行期間が必要になるかもしれないと発言(東京)
・米韓外相会談(ソウル)
・米共和党の大統領候補者の第3回討論会(フロリダ州マイアミ)
・トランプ前大統領がフロリダ州ハイアリアで支持者集会を開催
・ミネソタ州最高裁がトランプ前大統領の24年大統領選出馬資格の剥奪請求を棄却
・米テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)と全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)が労働条件や生成AIに関して暫定合意(7月14日からのストが終結)
・ロシアのプーチン大統領と中国の張又キョウ・中央軍事委員会副主席が会談(モスクワ郊外)
・欧州委員会がEU拡大に関する報告書を公表(ウクライナ、モルドバ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの加盟交渉の開始を勧告)
・台湾が英国との「貿易強化パートナーシップ(ETP)協議」の署名を発表

11/9(木)
・米NSCのカービー戦略広報調整官がイスラエルはガザ北部で毎日4時間の戦闘の一時停止を始めると発言
・バーンズCIA長官、モサドのバルネア長官、カタールのムハンマド首相兼外相が会合(ドーハ)
・ハマスのハニーヤ指導者とエジプトのカメル情報局長官が会談(カイロ)
・イスラエル軍がエイラートで正体不明のドローンによる攻撃を受けたと発表(その後、シリアのヒズボラ等の軍事拠点を空爆)
・フランス主催のガザへの人道支援に関する国際会議(パリ)
・イエレン財務長官と中国の何立峰副首相が会談(サンフランシスコ)
・緑の党のジル・スタインが24年大統領選への出馬を表明
・中国の空母「山東」の艦隊が台湾海峡を通過したと台湾国防部が発表
・ロシア・カザフスタン首脳会談(アスタナ)
・経済協力機構(ECO)首脳会議(タシケント)
・秋葉NSS局長と中国の王毅共産党政治局委員兼外相が会談(北京)

11/10(金)
・米印外務・防衛担当閣僚協議(2+2)(デリー)
・米テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)の全国理事会が全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)との暫定合意を承認
・サウジ・アフリカ首脳会議(リヤド)
・中国海警局の艦船が南シナ海のアユンギン礁でフィリピン軍の補給活動を放水砲を使って妨害したとフィリピン政府が発表

11/11(土)
・ジョンソン下院議長がつなぎ予算案を発表
・イスラエル軍がジャバリア難民キャンプへの攻撃を4時間停止すると発表
・アラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)の臨時合同首脳会議(イランからライーシ大統領が出席)(リヤド)
・サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とイランのライーシ大統領が会談(同)
・ヒズボラのナスラッラー指導者がテレビ演説
・ロンドンでイスラエル軍のガザ侵攻への抗議デモ
・中国の「独身の日」ネット通販セール
・中国の裁判所が2月に日本人男性に言い渡した反スパイ法違反による懲役12年の実刑判決が11月3日に確定したことが判明
・ウクライナ軍特殊部隊に所属していた大佐がノルドストリーム破壊に関与していたとシュピーゲルが報道

●イスラエルのガザでの軍事作戦

イスラエル軍はガザへの空爆を続けながら、地上部隊によるガザ市中心部での作戦を本格化させています。特にガザ最大の医療機関であるシファ病院の地下にハマスの軍事拠点があると主張し、その付近での攻勢を強め、戦闘が激化しています。

ガザの保健当局はイスラエル軍の攻撃によってこれまで1万1,078人が死亡したと発表しました。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)も10月7日の衝突以降、職員101人が死亡したと発表。一方、イスラエルはハマスに殺害された死者数を1,400人から1,200人に修正しました。

イスラエル軍は攻勢を強めながら、同時に、ガザ北部の住民が南部に避難するための「回廊」を1日に数時間設置していますが、週末には、回廊が設置されている7時間のうち4時間はジャバリア難民キャンプへの攻撃を停止すると発表しました。これに先立ち、米NSCのカービー戦略広報調整官がイスラエルはガザ北部で毎日4時間の戦闘の一時停止を始めると理解していると述べていました。ただしネタニヤフ首相は、短時間の攻撃の停止はこれまでも行ってきたとも述べています。

ネタニヤフは、ABCテレビのインタビューで、紛争終結後のガザの安全保障についてイスラエルが無期限で責任を負うことになると発言しました。これに対し、ブリンケン国務長官は、イスラエルはガザの管理を続けることはできないが、紛争終結後に移行期間が必要になるかもしれないと述べ、一時的な駐留であれば認めるが、長期間に及ぶことは容認できないとの立場を示しました。

サウジアラビアは、週後半から、サウジ・アフリカ首脳会議、アラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)の臨時合同首脳会議、OIC臨時首脳会議という3つの首脳会議を立て続けに開催し、イスラエルの攻撃への非難と即時停戦を呼びかけるメッセージの発出を主導しました。イランのライーシ大統領もアラブ連盟とOICの合同首脳会議に出席しましたが、イランの大統領のサウジ訪問は16年3月の国交正常化の合意以来初めてのことでした。

こうした最新の情勢を踏まえ、これらの動きのポイントと今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。

●バージニア州議会選、ケンタッキー州知事選、オハイオ住民投票

米国では、大統領選と中間選挙のいずれも行われない年(奇数年)にも選挙があり、「オフ・イヤー選挙」と言われます。今年も地方レベルで様々な公職の選挙や住民投票が行われました。

その中でも特に、バージニア州議会選(民主党が上下両院で勝利)、ケンタッキー州知事選(民主党現職のアンディ・ビシアが再選)、オハイオ州の中絶の権利の明記の是非を問う住民投票(賛成多数で可決)は、24年の大統領選・議会選の展望に大きな示唆を与えるものとして注目されました。

これらの選挙・住民投票の意義について、大統領選の最新の展望とともに解説します(※メルマガで解説)。

●マンチンの上院選不出馬とスタインの大統領選出馬

民主党のジョー・マンチン上院議員が24年上院選への不出馬を表明しました。マンチンについては、24年大統領選に出馬する可能性があることを以下の記事などでお伝えしてきましたが、これについては言及がありませんでした。

「米大統領選の独立候補」(7/24)
 
一方、緑の党のジル・スタインは大統領選への出馬を表明しました。12年、16年に続く3回目の出馬となります。

すでに独立候補としてコーネル・ウェストロバート・F・ケネディ(RFK)ジュニアが大統領選への出馬を表明していますが、彼らとスタイン、そしてマンチンは参加すれば、上記記事で述べたとおり、大統領選の見通しに大きな影響を与える可能性があります。またマンチンの上院選不出馬は、当然ながら上院選に直接影響します。これらのポイントについてあらためて解説します(※メルマガで解説)。

●共和党大統領候補の第3回TV討論会

共和党大統領候補の第3回TV討論会がフロリダ州マイアミで行われました。

参加者は、ロン・デサンティスフロリダ州知事、ヴィヴェク・ラマスワミ(起業家)、ティム・スコット上院議員、ニッキー・ヘイリー元国連大使、クリス・クリスティ元ニュージャージー州知事の5人でした。

トランプ前大統領は今回の討論会も欠席し、代わりにマイアミ近郊のハイアリア(キューバ系はじめヒスパニックが多い地域)で支持者集会を行いました。

今回の討論会の意義と今後の展望について述べます(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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(※米中首脳会談、政府閉鎖の危機など。メルマガで解説。)

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あとがき
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マシュー・ペリーさん死去、「フレンズ」共演者が共同で追悼 「計り知れない喪失」(11月1日付CNN)

これはショックなニュースでした。まだ54歳、浴槽の事故で亡くなってしまうとは・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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