もう11月ですね。早い。しかし東京は快晴が続いていて、日中はTシャツ、短パンで外出できるくらいの暖かさです。さすがにサンダルだと変な人に見えそうなので（苦笑）、ランニングシューズを履いていますが・・。

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先週の動き
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10/30（日）
・米中外相電話会談
・ブラジル大統領選挙決選投票（ルーラ元大統領が勝利）

10/31（月）
・ロシア軍がウクライナのキーウを含む各地のインフラをミサイルとドローンで攻撃
・ロシア、アルメニア、アゼルバイジャン首脳会談（ソチ）
・ウクライナの港から貨物船12隻が出港
・ティンコフ銀行の創業者オレグ・ティンコフがロシアによるウクライナ侵攻を理由にロシア国籍を放棄したと発表
・バイデン大統領が石油会社への課税強化を検討していると発言
・米韓空軍の合同軍事演習（～11/4）
・中国の習近平総書記がベトナムのチョン書記長と会談（北京）
・ユーロ圏の22年7-9月期の実質GDP成長率の発表（前期比＋0.2％）
・ドイツのシュタインマイヤー大統領が日本と韓国を訪問（～11/5）

11/1（火）
・トルコ・ロシア国防相電話会談
・国連、トルコ、ウクライナがウクライナの港からの貨物船の航行を11月2日から停止すると国連が発表
・イランがロシアに短距離弾道ミサイルや戦闘用ドローン200機を含む約1,000点の兵器を提供する準備をしているとCNNが報道
・FOMC（～2日）
・アラブ連盟首脳会議（アルジェ、～2日）
・イスラエル総選挙（リクードが第1党）
・デンマーク総選挙（フレデリクセン首相が率いる左派連合が過半数を維持）

11/2（水）
・ロシア外務省が「核戦争を防止するためのロシア政府の声明」を発表
・ロシア国防省がウクライナ産穀物の輸出合意への復帰を発表
・ロシア・インドネシア首脳電話会談
・ウクライナのザポリージャ原子力発電所が外部電源から切り離されたとエネルゴアトムが発表
・バイデン大統領が民主主義に関する演説（ワシントンDC）
・FOMC最終日（FF金利の誘導目標を0.75％引き上げ（3.75～4％））
・中パ首脳会談（北京）
・カナダの公共放送CBCが北京支局の閉鎖を発表
・北朝鮮が平安北道から黄海に向けて短距離弾道ミサイル4発、江原道・元山から日本海へ短距離弾道ミサイル3発（1発は北方限界線（NLL）の南側に着弾）、咸鏡南道から日本海、平安南道・黄海南道から黄海へ短距離弾道ミサイル10発や地対空ミサイル（SAM）、日本海に砲弾100発、SAM6発等を発射したと韓国軍合同参謀本部が発表（韓国は対抗措置として空対地ミサイル3発を日本海上に発射）
・エチオピア政府とティグレ人勢力が停戦合意に署名（プレトリア）
・自民党の麻生副総裁が韓国の尹錫悦大統領と会談（ソウル）

11/3（木）
・G7外相会合（ミュンスター、～4日）
・ウクライナの港から貨物船7隻が出港
・IAEAがウクライナの原子力関連施設の査察を行い、申告されていない核関連の活動や物質の形跡は見つからなかったと発表
・米韓国防相会談（ペンタゴン）
・北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・パキスタンのカーン前首相が銃撃を受け脚を負傷（ワジラバード）
・日独外務・防衛担当閣僚協議（2＋2）（同）

11/4（金）
・サリバン大統領補佐官がキーウを訪問（ゼレンスキー大統領と会談）
・米国防総省がウクライナへの4億ドルの追加軍事支援を発表
・ロシアのプーチン大統領が部分動員令により31万8,000人が動員されたと表明、ヘルソン州の住民に「退避」を呼びかけ
・中独首脳会談（北京）
・日米外相会談（ミュンスター）

11/5（土）
・イランがロシアのウクライナ侵攻の数か月前にロシアにドローンを供与したとアブドラヒアン外相が発言
・北朝鮮が黄海に向けて短距離弾道ミサイル4発を発射したと韓国軍合同参謀本部が発表
・フランスの右派政党「国民連合（RN）」がジョルダン・バルデラ欧州議会議員の党首選出を発表
・日米空軍の共同訓練

●ロシアのウクライナ侵攻

ロシア軍によるウクライナ侵攻は、本日（11月7日）で259日目を迎えました。

ウクライナ軍は、ハルキウ州とルハンスク州で反攻を続け、要衝のスバトベとクレミンナに迫っていますが、ロシア軍は守備を固めておおむね防衛ラインを維持しています。しかし守勢に立たされ、ロシア軍からの反撃は封じられています。

ヘルソン州でも、ウクライナ軍は攻撃を続けていますが、ロシア軍はドニエプル川沿いに防衛拠点を構築しています。住民の「退避」は毎日5,000人以上行われていると発表し、プーチン大統領も、危険地帯から立ち退かせるべきだと11月4日の「民族統一の日」の式典で発言しました。

一方、ロシア軍はドネツク州でバフムト方面での攻撃を続け、前進を遂げたと主張しています。しかしウクライナ軍はロシア軍の攻撃を受けつつも、各戦線で撃退したと発表しています。

ロシア軍は、ウクライナ各地のインフラに対するミサイルとドローンによる攻撃を続けています。ブリンケン国務長官は、ロシアはウクライナを武力で占領することができないので、「凍えさせて降伏させようとしている」と非難しました。

ドローンについては、イランのアブドラヒアン外相がロシアに供与していたことを一転して認めました。ただしウクライナ侵攻の数か月前に限られた数を提供しただけであり、「ロシアがイラン製ドローンをウクライナで使ったと証明されれば、我が国はこの問題に無関心ではいられない」とも述べました。これに対し、ゼレンスキー大統領は、イラン製のドローンは多数に及ぶとして、イランはまだ嘘をついていると批判しました。

米国はウクライナへの4億ドルの追加軍事支援を発表しました。今回はチェコが保有する旧ソ連製戦車「T-72」を改修したものを供与するとしています。戦車の提供は初めてです。

ロシアはウクライナ産穀物の輸出合意から離脱を表明しましたが、国連、トルコ、ウクライナはその後も輸出を続行。トルコはロシアとウクライナの仲介外交を続けました。そしてロシアは離脱の表明から4日後、ウクライナ政府からウクライナの港や人道回廊を「ロシア連邦への軍事攻撃に使用しない」と保証する文書を得たとして、合意への復帰を表明しました。

ロシアはウクライナによるダーティーボムの使用への懸念を繰り返し表明しましたが、IAEAがウクライナの原子力関連施設の査察を行い、申告されていない核関連の活動や物質の形跡は見つからなかったと発表しました。

こうした最新の状況を踏まえ、現状と展望について解説します（※メルマガで解説）。

●ドイツのショルツ首相の訪中

ドイツのショルツ首相が訪中し、習近平国家主席と会談しました。先月の共産党大会後に習近平が会う初めての西側のリーダーになります。今回の訪中の意義を解説します（※メルマガで解説）。

●ブラジル大統領選挙

ブラジル大統領選挙の決選投票が実施され、ルーラ元大統領が現職のボルソナロ大統領を破って当選しました。得票率はそれぞれ50.9％、49.1％という僅差でした。前回の記事（以下リンク参照）で述べたとおりの結果でした。

・「ブラジル大統領選挙」（10/31）

選挙結果が明らかになると、ボルソナロの支持者が激しい抗議デモを行い、トラック運転手らが道路を封鎖。これに対し、ボルソナロは、敗北宣言はせず、抗議デモは「不満の表れ」として否定はしなかったものの、憲法の規定を尊重すると表明し、過激なデモはやめるように呼びかけました。来年1月の政権移行を事実上認めたことになります。

こうした抗議デモの発生とボルソナロの対応についても、上記記事で指摘したとおりでした。今後の展望について解説します（※メルマガで解説）。

●イスラエル総選挙

イスラエルで総選挙が行われました。結果は以下のとおりでした（括弧内の数字は議席の増減）。

１　リクード（右派）　32（＋2）
２　イェシュ・アティド（中道）　24（＋7）
３　宗教シオニズム（宗教シオニスト党とユダヤの力党）（宗教右派、極右）　14（＋8）
４　国民連合（中道右派）　12（▲2）
５　シャス（ユダヤ教超正統派）　11（＋2）
６　統一トーラー・ユダヤ連合（ユダヤ教超正統派）　7（変化なし）
７　イスラエル我が家　6（▲1）
８　ラーム（アラブ系）　5（＋1）
９　ハダシュ－タール（左派、アラブ系）　5（変化なし）
10　労働党（左派）　4（▲3）

ネタニヤフ元首相率いるリクードが第1党となり、リクードとの連立を表明していた宗教シオニズム、シャス、統一トーラー・ユダヤ連合の議席数を合わせると過半数（64）となるため、ネタニヤフ政権が再び発足する見通しになりました。前回の記事（以下のリンク参照）で述べたとおりの結果でした。

・「イスラエル総選挙」（10/31）
　
今後の展望について解説します（※メルマガで解説）。

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今週の動き
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（※米中間選挙など。メルマガで解説。）

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あとがき
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最近話題になったFoxの人気司会者ローラ・イングラムの番組でのやりとりです。

「『You』のエピソードで見たのだけど、麻疹が出てきて・・」
「え、ちょっと待って、私？麻疹の話なんてしたことないけど」
「それは知らないけど、『You』のことだ」
「（苦笑）何の話をしているの？私は麻疹にかかったことなんてないんだけど」
「いや、『You』のことなんだ」
「私は麻疹にかかったことないって言っているでしょ！」
「わかったよ、これは『You』の話なんだって！」
「何を言っているの！バカげている！」
「『You』というNetflixの番組があるんだ！」
「何という番組だって？」
「You！」
「え、私の名前の番組があるの？」
「ダメだこりゃ」

これは典型的な「Who’s on first?（一塁手は誰だ？）」シチュエーションです（※ここから先はメルマガで説明します）。