2020/11/16 06:30 | メルマガ | コメント(1)
第51号 米国経済にのしかかる感染拡大と財政の遅れ
今回のメルマガでは何度か言及した、米国の「新型コロナ感染者」の再拡大。ジョンズ・ホプキンズ大学の調べによると、全米の一日あたりの新規感染者数は、13日に18万人を超えており、11日連続で10万人を上回っています。一方、日本のこれまでの累計感染者数は11.7万人ですから、総人口の違いを加味しても米国の再拡大のすさまじさが分かります。
さらに、欧州を中心に行われているロックダウンは頭の痛い問題ですが、そんな中、今週19日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です。
実はこの夏、フランスでは干ばつが心配されるほどの猛暑で、ブドウには良好な気候だったわけですが、そうなると新酒もさぞかし美味しいのでは?と期待が高まっています。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、サプライチェーンの機能低下が懸念されており、ワインが生産者から出荷される日を例年より1週間早め、輸出は前年より18日前倒しして実施したとのこと。
さらに、国内に到着しても、今年は、飲食店だけでなく、ネットショップで購入し自宅でヌーヴォーを楽しむ人も多いため、少なくとも前日には宅配で出荷しなくてはならない。そのため、今年は早めの出荷を可能にし、航空便の手配に余裕を持たせたようです。
新型コロナの影響で、長年のヌーヴォーのしきたりも変更を余儀なくされたということですね。今年は、親しいソムリエから若き期待のドメーヌが造るヌーヴォーを紹介されたので、当日こじんまり楽しんでみる予定です。
最後に、先週「世界情勢ブリーフィング・経済ZAP!! オンラインサロン」に参加をさせていただきました。JDさんの白熱した「大統領選挙の現状と今後の見通し」を伺ったり、自由な質疑応答にも参加したり(むしろ、JDさんに大統領選以外のテーマでも色々伺って勉強になりました)と、楽しいオンラインでのコミュニケーションでした。
オンラインサロンにご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしています。
※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。
●先週のマーケット
・相場雑感
●先週の米国経済統計(結果)
●今週の米国経済統計(予想)
●経済統計分析
・消費者物価指数 10月
・ミシガンサーベイ 11月
・新規失業保険申請件数
・期限が迫る政策サポート
・米第4四半期GDPの予測に変調
・景気回復期待によるセクターローテーション
●あとがき
・ボジョレー・ヌーヴォーと新型コロナ、オンラインサロンのご紹介
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One comment on “第51号 米国経済にのしかかる感染拡大と財政の遅れ”
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株式市場がもともと堅調なところに、さらにワクチンのニュース(まだ暫定なのに大盛り上がりですね)で先走り感がすごいですが、足元結構危ういというか、ヒヤヒヤしてメルマガ読みました。
悲観的になるばかりが良いことではないですが、俯瞰的にもの事を見ておきたいものです。
JDさんの「米経済対策」の記事とともに併せて読んで大変参考になりました。政策面・実体経済・マーケット全体を見ることができて、とてもありがたいです。