2025/06/01 10:00 | 先週のマーケット | コメント(0)
先週のマーケット(5月26日~30日)
2025年5月最終週、米国株式市場は堅調に推移し、S&P500は週間で1.88%上昇し、2月の最高値まであと約3.6%のところまで迫りました。
月末に向けて株売り債券買いのリバランスフローも入っていましたが、トランプ大統領によるEUへの50%関税の延期や、エヌビディアの決算では中国向けの減収を織り込んでもなお強い売上見通しが示されたことを市場は好感、投資家心理を支えた格好です。ただし、トランプ政権による不確実性は顕在。
また、先週の日経平均株価は米国市場の好調や半導体株の上昇を背景に堅調に推移しました。5月の日本株は海外投資家の買いに支えられ力強く上昇しましたが、バンクオブアメリカによると日本株から1週間で116億ドルが流出したとのことで、足元では海外投資家の買い圧力が弱まっていることが感じられます。一方で、企業の株買い越しは記録的な水準となっており、自社株買いが日本株を支える格好となっています。
6月は、妥結しそうにない日米貿易交渉、不安定な超長期金利、国内インフレの高止まり、日銀の利上げ観測、さらにさらに迫る参院選と、米国だけでなく日本も不確実性が高そうですね。
それではまずは、先週のマーケットから。
●東証の定点観測(日経平均株価終値 前日比 プライム売買代金)
●先週の米国経済統計(結果)
先週(5月26日~30日)の統計振り返り
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