2025/03/10 06:30 | メルマガ | コメント(0)
第292号 財政を引き締める米国と財政出動に動くドイツ
今週はもちろん、2月の雇用統計も外せません。それでは、今週のトピックスです。
●先週のマーケット
・注目の春闘ベア要求
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. ISMレポート
・ISM製造業
・ISMサービス業
2. 米雇用関連データ
・米ADP雇用報告
・新規失業保険申請件数
3. 雇用統計 2月
・雇用統計総論
4. トランプリセッション??
5. ドイツは歴史的転換となるか
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
あとがき
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米国では3月9日から夏時間です。米国株式市場は日本時間の23:30~翌6:00でしたが、今日からは22:30~翌5:00となります。このため、米国経済統計の発表も1時間前倒しになり、雇用統計などはこれまで22:30だったのが21:30となります。
さて、先日、FINTECH SUMMIT 2025で知人が登壇するというので、覗きに行ってきました。時間があって覗いたプログラムでは、金融庁担当者と各企業のコンプライアンスの方が登壇されており、ちょうど「特殊詐欺」について取り上げていました。近年、私も、Emailやショートメールなどにおかしなメールが送られてきますが、昨年1年間での被害件数と被害額は・・・。
特殊詐欺(犯人が電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って金品などを奪うこと)
認知件数 20,987件(前年比+1,949件、前年比+10.2%)、被害額 721.5億円(前年比+269億円、前年比+59.4%)
SNS型投資・ロマンス詐欺
認知件数 10,164件(同+6,318件、同+164.3%)、被害額 1,268.0億円(同+812.8億円、同+178.6%)
いずれもものすごい増加です。そして、巧妙に人の心理に漬け込む、ロマンス詐欺の類の1件当たりの被害額の大きさにも驚きます。
今回、こうした事件・事故もテクノロジーで排除する可能性を模索しつつ、企業としては収益機会の喪失や費用負担の増大などとどのように折り合いをつけていくのか、日々葛藤・戦っている様子がうかがえました。
さて、先週は2度ほど東京でも雪に見舞われました。「見舞われました」などと言ったら、東北や日本海側で大雪の被害に逢われた方には怒られてしまうレベルでしたが、雪の予想の前日には、テレワーク推奨のお達しが東京都から来たりして、結果、当日の都内の電車は空いており、絶対外せない予定があり外出しないといけなかった私としては、まぁまぁラッキーではありました。そして、雪が降れば、大船渡の火事もすぐに沈下すると思っていましたが、週末まで沈下宣言に時間がかかったようです。被害に遭われた方々には改めてお見舞い申し上げます。
冒頭にお伝えしたように、今週は春闘の結果が出てくるということでもあり、気になる1週間となりそうです。今週も、よい1週間をお過ごしください。
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