2024/04/22 06:30 | メルマガ | コメント(2)
第243号 強い米国経済にパウエルピボット再び
それでは、今週のアウトラインです。
●先週のマーケット
・目指したインフレとは?
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 小売売上高 3月
2. 米3月住宅関連統計
・住宅着工 3月
・住宅建設業者の景況感
・中古住宅販売件数 3月
3. 新規失業保険申請件数
4. パウエルピボット再び
5. 燻る中東リスク
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
今週も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
先週、大阪に出張しましたが、特に新大阪駅のサラリーマンが多さにビックリ。おそらく、東京は東京、品川、新横浜など、ビジネスマンの利用駅が分散するのに比べて、大阪は新大阪に一極集中。旅行者もいるにはいるのですが、観光客と訪日外国人とビジネスマンが入り乱れる東京駅とは違い、皆スーツにネクタイで先を急ぐ人の存在感が強く、なんとなく活気がある感じがしました。
さて、早くも4月も後半ですが、新卒新入社員の中には退職を決意した人もいるとか、早い人では入社1日で退職してしまう人もいるようです。
退職希望者に代わり、会社との退職交渉を代行している「退職代行会社」によれば、先週末までですでに135人の新人の退職代行依頼が来ているとか。理由はまちまちですが、当初の説明と労働環境が異なる、あるいは給与面での説明の相違があったといったものから、「自分の希望が全く考慮されていない配属先だった」「人間関係が悪い」「尊敬できる人がいない」といったものまで多岐にわたります。
まあ、社会人になったのですから転職や退職は、自分の責任と判断においてすればいいと思いますし、当初と説明が違うなど明らかにどうしようもないブラックな会社もあると言いますから、そいうところはさっさと辞めればいいと私も思います。ただ、新卒社会人1年目として、その判断は早すぎないでしょうか?という思いもあります。今年の新卒は、大学4年間のうちほとんどがリモート授業だったということもあり、特殊な環境に長期間置かれていたため、人間関係構築に難しさを覚える人も多いという分析もあるようですが・・・。
学生から社会人となった新人は、溢れんばかりの可能性に満ちていますが、ビジネスマンとしての視野はまだまだ狭い。その狭い視野で、数週間みた景色から今後の進退を判断するのは非常にもったいないと、私は思ってしまうのです。働き方や価値観も変わってきているようですから、色々な考え方があるのでしょうが、その辞め方で、はたして先に進んでいけるのか?
そんなこと言いながら、私も5社経験したあと現在の会社を立ち上げたので、当時はまわりの大人たちから勿体ないと言われていた方なのですが、それぞれのポジションで全力を尽くし、結果として自分の中で納得しながら転職を選んだ人間ですので偉そうなことは言えません。ただ、全力を尽くした結果なので、どの転職も先に進んでいる感覚があったのです。
偉そうなことを言うつもりはありませんし、転職するなというつもりはありませんが、せっかく始まった社会人生活、全力を尽くし、先に進んでいってほしいものです。って書いていたら、自分がずいぶん歳をとったように感じてしまいました・・・。
さて、先週は愛媛と高知で震度6弱を観測する地震がありました。日ごろ地震の少ない地域とのことですが、被害にあわれた方々に、お見舞い申し上げます。それにしても、能登半島の復旧の遅れは目に余るものがあり、多くのボランティアや地元で発信力のある方々のSNSなどを見ると、大変な憤りや国や自治体への不信感で溢れています。
通常は発災から約1カ月以内に、補正予算が組まれ、災害対策費に充てられますが、今回は予備費から充当した2700億円強を支出したのみ。国や自治体の対応と現場との間に大きな温度差があるのには、こうした財政面で迅速な対応がされていないこともあるでしょう。今年はすでに10回も震度5以上の地震が発生しています。こうした防災対策についても、もっと迅速な対応を求めたいところです。
最後に、今週末で、ご紹介しておりました鯛めしの販売が終了だそうです。
【グッチーポスト推薦】天然真鯛の炊き込みご飯(3合炊き)
桜鯛が美味しい季節もそろそろ終了、これからは初夏に向かって、暑い日も増えてくるでしょう。皆様くれぐれもご自愛ください。
今週末くらいからゴールデンウイークの方もいらっしゃるのでしょうか?皆様よい1週間をお過ごしください!
The Gucci Post(Copyright 2024 グッチーポスト株式会社)
■ 編集部お問合せ
■ メール
■ ブログ
■ X(旧Twitter)
■ Facebook
※本メルマガの内容は、筆者の個人的な見解であり、他のいかなる個人の見解を代表ないし代理するものではなく、他の個人または組織がその内容に対して責任を負うことはありません。
※本メルマガは投資を推奨するものではありません。
ログインしてご確認ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
2 comments on “第243号 強い米国経済にパウエルピボット再び”
コメントを書く
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
個人的には、なかなか難しい情勢が続いていると思うのですが。ファンダメンタルズと統計データ、そして金利動向は比較的リンクしていると思う一方、国内の株式市場の動きが???です。
以前からSaltさんが警鐘を鳴らしていたように、投資主体を見ていくと、海外投資家と国内投資家が明らかに反対の動きをしているとのことで、あまり目先の株価に動揺しないようにしていました。
最近では、メディアでも少しずつ誰が売買しているかについての発信がわずかに増えてきたようにも思いますが、こうした実情を以前から正しく発信してくれているメルマガには感謝です。
にしても、円安が日本にとって良かった時代はおしまいでしょうか。悪い円安が確定してしまうのではないかと心配ですが、今日の日銀総裁会見などでは何か動きがあるのでしょうか。引き続き、楽しみにしています。
ありがとうございます。
ここ数日の株式市場の動きは悪い円安を意識しているようにも見えますね。
今後も出来るだけ解像度の高い発信をしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。