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2024/02/19 06:30  | メルマガ |  コメント(0)

第234号 米CPIは予想上振れ、利下げ見通しは後退


先週は、証券会社のデイーリングルームが盛り上がるシーンや、街を歩いていると株価ボードの前にテレビカメラやマイクを持った人がうろうろするなど、国内市場にとってはややお祭りのような様相を呈していました。34年ぶりに日経平均株価の高値を更新するかもしれないとなれば当然です。

そういうわけで、今週も米国経済(統計)と言いながら、日本株についても触れていきますので、どうぞお付き合いください。

それでは、さっそく今週のアウトラインです。

●先週のマーケット
・日本はリセッション!?
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析

1. CPI 1月
2. PPI 1月
3. CPIはFEDを動かす!?
4. 小売売上高 1月
5. 新規失業保険申請件数
6. 日経平均最高値に接近
●あとがき

それでは、さっそくまいりましょう。

●あとがき

今週も、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。

日経平均や、S&P500が最高値付近で推移し、為替は円安が進んでおり、金融市場の変化が顕著になる中、連日メディアなどで「資産運用」や「投資」というワードを目にする機会が増えているのではないでしょうか?

新NISAの効果もあるので当然ではありますが、金融サービスの面でも新たな展開を目にします。先週も、資産運用を自動化したロボットアドバイザーサービス大手が国内赤いメガバンクと資本業務提携を結んだことがニュースになりました。

私Saltも、長く金融、特にウェルスマネジメントの分野に携わっていますと、こうした企業からのアライアンスなどのお話をいただきます。実際、渦中の代表とも以前何度もお話をしたことがありましたが、ロボアドのメリットとデメリット(投信やインデックスとの違い、投資家の費用負担など)についても大変自覚されていて、非常に面白い議論になったことを思い出します。結局、単純なインデックス積立に比べ、コストなどを考えると大きなアドバンテージが感じられずアライアンスの判断にはいたりませんでしたが、今やここまで大きなサービスに成長させたのは流石の一言です。貯蓄から投資への変化の一翼を担ったといえるでしょう。

一方で、資産運用や投資が賑わってくると毎度のことですが、首を傾げざるをえない金融サービスや、怪しいセミナーなども増えてきますので、皆様、どうか正しいリテラシーを身に着けて資産防衛にあたってください。

さて、発災から1カ月半が経った、能登半島地震ですが、能登地方を中心に活発な地震が続いており、該当地域は震度5以上の地震が平時と比べて起きやすい環境にあるとのことで、気象庁も警戒を高めています。

そんななか、週末、H3ロケットの打ち上げ成功のニュースは大きな希望を感じさせてくれました。思い返せば1年前に、1号機が発射直前に打ち上げ中止となり、それを某記者が「失敗ではないのか?」などとしつこく食い下がり、部外者の私ですら怒りがこみ上げました。

しかし、週末17日に2号機が飛行実証や超小型衛星2基、模擬衛星の軌道投入すべてに成功し、打ち上げは大成功を収めました。

日本の科学技術、あきらめない力、そしてJAXAだけでなく、日本のモノづくりの力が結集した今回の大プロジェクトの成功からは、希望と元気をもらいました。能登半島の復旧はまだまだ長い道のりになると思いますが、私もあきらめずに、微力ながら応援していきたいと、決意を新たにしました。

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について
 
さて、今週は週末3連休の方も多いかもしれませんが、今年は3連休が11回もあるのだとか(多すぎ)。三寒四温の季節ですので、皆様くれぐれも体に気を付けてお過ごしください!

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