2025/07/28 06:30 | メルマガ | コメント(0)
第314号 参院選の余韻も冷めやらぬ中、合意した日米通商交渉
先週は比較的統計発表が少なく、さらに、今週は雇用統計からFOMC、日銀金融政策決定会合までイベント目白押しなので、今回のメルマガは少しライトにお届けしようと思っていました。しかし、政治界隈、関税にトランプ・・・と話題に事欠かない1週間、今週も変わらずお付き合いください。
●先週のマーケット
●プロローグ
・参院選通過
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 減速する米住宅市場
・住宅着工 6月
・改善しない建設業者の景況感
・中古住宅販売件数 6月
・新築住宅販売件数 6月
2. 新規失業保険申請件数
3. 日米通商交渉合意
4. トランプのFRB本部視察
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
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あとがき
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先週の日曜日に行われた参院選挙の投開票、子どもたちの夏休みが始まった3連休の中日という投票率にはネガティブな影響が出そうな日程で行われたにも関わらず、過去最多の期日前投票数で、全体の投票率も58.52%と前回の参院選(52.05%)から上昇、全ての都道府県で投票率が前回を上回ったとのこと。6割に満たなかったとはいえ、この日程で行われた選挙としては凄いことだと思います。
そんな参院選の高投票率に対し、メディアでは某コメンテーターが、(今回の選挙において)政治や選挙の基礎知識ない人がたまたまSNSやショート動画を見て感化され、選挙に行ったことで投票率が上がった、だから投票率が上がることが必ずしも良いとは言えない、といった趣旨ことを言ったのだとか。
「知識がない奴は選挙に行くな」と言うこと自体終わってるわけですが、そもそも、これまでの選挙が政治の基本知識を持った人たちによる、素晴らしい選挙結果だったのか?また、そうして選ばれた政治家による素晴らしい政策運営だったかといえば、必ずしもそうだったわけでもないでしょうね。
そう考えると、まずは投票することが大事であって投票した党が思うような成果を出せなければ、自分の選択に疑問を覚える。支持した政党の演説や公約を信じて投票に行って、選挙結果に興味を持ち、その後の政治を評価する。また選挙がやって来て誰に入れるか悩む、そうして、政治の基本知識を持っていなかった人が政治経済の話をして、そんな人が増えていったら良いのではないでしょうか。
SNSを見て感化されたとは言いますが、SNSの力で情報が広がりやすくなって、選挙がぐっと身近になっただろうし、若い世代が自分ごととして考える時間ができたことは、本当に素晴らしいと思いますね。
話は変わりますが、日銀金融政策決定会合まで一週間を切っていますが、毎度おなじみ日銀会合リーク記事をまだ見ていないような・・・。政策変更の可能性がある時ほどリークが遅くなる傾向にあるとかないとか?筆者としては現状維持を予想しておりますがどうなるでしょう?
さて、先週金曜日で終了した三陸の瓶ウニ、ご購入いただいた皆様ありがとうございました。海水温が年々高くなり、ちゃんとご提供できるか毎年心配をしています。
実際、日本近海ではこの10年間にスルメイカは9割、サケは7割、サバは5割水揚げが減っていて、ブリなどは、水温上昇などで魚が北上し、それまで島根、石川、千葉が上位を占めていたにも関わらず、24年は北海道が5位から1位に浮上、漁獲量の2割を占めるまでになっているとか。それだけ海の環境が変わっている、水温の上昇が激しいということで、来年もまた美味しくいただけるように願っています。
いよいよ8月に入ります。連日うだるような暑さですが、みなさまくれぐれも体調にはご留意いただき、今週もよい1週間をお過ごしください。
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