2011/05/02 00:00 | by Konan | コメント(2)
Vol.86 : 大震災と行政
各省庁の設置法の間に曖昧な重複部分があると(ある仕事がA省、B省2つの設置法それぞれで読み込めてしまう場合)、「縄張り争い」が生じます。他方、ある新たな仕事がどの設置法でもカバーされない「ポテンヒット」の状況が生じると、誰も手を出しません。内閣官房がそうしたポテンヒットを処理するスイーパー機能を果たせば良いのでしょうが、人的資源が余りに不足しています。
なお、原発の監督のように、本来設置法で求められていた仕事を怠っていたような例は論外であり、所管していた経済産業省の解体は真面目に議論されるべき論点と思います。
以上2つの問題は極めて根深く、大震災のような問題への対応を難しくします。ただ、前者の問題については、枠組みを変えることは出来なくとも、「気配り」や「勇気」により少しであっても状況を改善することは出来ます。それが今官に求められることと思います。後者について最低限言えることは、実務能力に優れた人を大臣等政務三役に据えるべきということでしょうか。政治家として国会論戦で実績を上げる人が、必ずしも実務に長けていないことは、例えばかつて「ミスター○○」と持て囃された方の例をみても明らかです。
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2 comments on “Vol.86 : 大震災と行政”
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要するに・・
ソフトがなかった・・考えてなかった・・
これは・・
行政よりも・・政治家の怠慢・・
こんな場合・・
行政を知悉している・・実力者が・・あるべき場にあれば・・
あるべき場にあって・・拒否したのは・・
あるべき場に・・あってはいけない・・御お方・・
我等が勤勉というのは・・・???
総理の言葉がよくわからないです。
浜岡原発を止める理由が、理由になっておらず、何を検討して決定したか見えません。
予想され準備してきた地震に対し、突然耐えられませんとは。
脳内地震予知連絡会でも開かれて、答申を受けたため決まったの?って感じでしょうか。
もしかして、地震ノイローゼ?